【パフォーマンス向上】共通テストに向けての最終調整をしよう
この記事の対象:共通テストで最大のパフォーマンスを発揮したい人
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共通テストに向けた最終調整
共通テストで最大のパフォーマンスを発揮するためにコンディションを整えることの重要性は前回の記事で述べましたが、今回はそこで紹介した「慣れ」に関するものの続きです。(まだ前回の記事を読んでいない方は、そちらを読んでからこの記事に戻ってきてください!)
前回紹介した「慣れ」は「試験会場まで行くことに対する慣れ」でしたが、今回は「試験そのものに対する慣れ」に焦点を当てていきます。頭と体両方を試験本番に適応させていきましょう。
①一週間前に本番形式の演習を
本番での緊張感というのは実際の本番でしか味わえませんが、それを模擬的に作り出し体感しておくことは重要です。
本番と同じ時間割で一週間前の土曜日と日曜日にパック問題集を活用して本番さながらの模擬試験を行いましょう。場所は自分の家でやるより、学校や自習室などで行いましょう。自分の家だとどうしても緊張感が出ません。
実際の時間割は以下の通りです。
一週間前の演習の前には本番でどのような動きをするのかの作戦を立てておき、それ実行しましょう。試験そのものにおける時間配分も大事ですが、休憩時間には何をするのかということまで決めておきましょう。後程述べますが、休憩時間中は次の科目の「ミスノート」の最終チェックするのがおススメです。
また、かなり細かい話になりますが、起床時間や朝食・昼食のメニューも本番と一致させるのが望ましいです。体のコンディション自体も本番に限りなく近い状態にして模擬試験演習を行いましょう。(食事についての注意点を後程述べさせていただきます。)
加えて、模擬試験演習を行う前日の金曜日は、本番の前日の金曜日と同じことをしましょう。この金曜日にやってほしいのがあらかじめ決めておいたことの最終チェックをするということです。
前日にやることを決めておかなければ「あれもやらなければ」「これもやらなければ」と精神があたふたして、結局満足にやりたかったことを終わらせられないまま不安を抱え本番になってしまいます。
そうならないためにも「これだけははずせない」というものをあらかじめ決めておき、それのチェックだけをするということを前日は心がけましょう。「これだけははずせない」というものの取捨選択は人によって異なりますので、そこで迷ってしまった受験生は無料受験相談にでご相談ください。
②時間帯ごとに科目を分ける
次に、一週間前の模擬演習が終わったあとの最後の一週間の過ごし方についてです。本番に体と脳を適応させていくためにできることは一週間前の模擬演習だけではありません。
時間割を見るとわかると思いますが
午前:社会、理科基礎、数学1A
午後:数学2B、国語、英語、理科
というように振り分けられています。
普段の勉強においてもこのようなスケジュールを組んで勉強するようにしましょう。
起きたらまずは社会や理科基礎の演習→知識の確認。昼食の前に必ず数学1Aの演習
昼食の後に国語や数学2Bの演習。(ここは個人の好みで順番を固定させたり、隔日で順番を変えたりなどしてください。自分が苦手だと感じるものを昼食の後にやるのがおススメです。その方がより本番に近い状態で演習できるからです。)
その語に英語、理科の演習。
というようなスケジュールがスタンダードです。
起きる時間、朝食昼食を本番当日と同じにして生活そのものをルーティン化させましょう。そうすれば、いつも通りという感覚で本番に臨むことができます。
昼食のメニューによっては午後に頭がぼーっとしてしまうことがあります。
これは昼食に糖質をたくさんとってしまい急激に上がった血糖値が、その後反動で下がってしまい低血糖状態になってしまうからです。このような事態はうどんやそば、ラーメン、牛丼などのごはんものといったそのほとんどが糖質を占めているものを昼食に食べた時に起こります。
このように糖質が大きなウエイトを占める一品ものを食べると、一品ものであるがゆえに食べるのも速めになってしまい急激な血糖値上昇を引き起こしやすくなります。糖質ばかりのメニューではなく野菜や肉・魚を中心としたおかずも取り入れるようにしましょう。
また、午後の紅茶やコーラなどの糖質の多い清涼飲料水を飲むことによっても血糖値の急上昇は起こってしまいます。休憩で飲む飲料は水やお茶にしておきましょう。(野菜ジュースもかなり糖質が多めですので、おススメいたしません。)
③最後の一週間は復習メインで
最後の一週間の過ごし方についての続きです。最後の一週間は新しいものをどんどん演習するより、これまでやってきたことを復習し、頭を整理することに努めましょう。
最後の一週間も新しいものに手をつけてしまい、知らないことや解けない問題が出てきては「あれもやらないと、これもやらないと」という状態になり、かなりの不安を感じてしまうことになります。精神が落ち着かない状態で本番に臨むことほど怖いことはありません。
いままでやった実戦形式の演習問題やその他の問題集でやったことを無駄にしないためにも、それらの復習を確実に行い知識を固めるようにしましょう。
ここで有効なのがやはり「ミスノート」を用いた勉強です。
演習を行うことでわかった「自分に足りていなかった知識」「自分がよくやりがちなミス」を細かく記入し、残しておくことで復習の効率が格段に向上します。
ひとつひとつを面倒がらずに残すようにしていきましょう。ミスノートは教科ごとに分けた方が、より後で見返しやすくなるのでできるだけ分けるようにしましょう。