• 勉強法

【自己分析】京大医学部合格を近づけた勉強【浪人生編②】

この記事の対象:医学部合格までの勉強の道のりを知りたい受験生・難関大学理系学を目指す受験生

この記事を読むのにかかる時間:2.5分

 

現役時代にやらなかったこと

 

私は現役時代の京大模試の判定は散々でしたが、その割にその模試から「今自分になにが足りていないのか」ということを分析せずにいました。これは大変まずいことで、自分を客観的に観ることができる数少ない機会を私は無駄にしていたのでした。

 

あまり良くない判定だからといって現実逃避せずに、しっかりと弱点を分析しそれを克服するにはどうすればいいのかを考えていれば浪人せずに済んだかもしれません。

この記事を読んでいる方に不合格という経験はさせたくありませんので、落ちたくなければ模試結果の分析と復習を絶対にしてください。模試を受けたままにしておくと、ほぼ受けた意味がありません。

 

さて、現役時代は模試の復習をしていなかった私でしたが、浪人をし始めてからは改心し、しっかりと模試と向き合うことになります。

どの科目においても間違えた部分とその理由を分析し、ノートにまとめていました。ケアレスミスをしていたり、解法が頭から抜け落ちていたりした場合は前回の記事でご紹介した「ミスノート」にストックしていました。

 

模試の復習をしてみると自分の弱点というものははっきりとわかるもので、勉強の方針も立ちやすくなります。英文の内容があまり頭に入ってこなかった、といった漠然とした現象についても単語がわからなかったのか、熟語がわからなかったのか、文構造を読み取れていなかったのか、それとも何か思い違いをしていたのか、という具合にその原因は何パターンでもあります。

 

こういった分析から自分に足りていなかったものを明らかにし、そこを補う勉強をすることで糧としていきましょう。

 

模試の分析と復習が終わったら、いったんは寝かせてもいいですが、2か月ほど経過したらもう一度解いてみましょう。ここでは間違えた問題のみで構いません。模試の解説には採点基準が掲載されているのでもう一度解き直した時でも採点はしやすいです。正解なのかどうかわからない答案を作成した場合が、先生などに頼んで添削指導を受けましょう。

 

もう一度解く理由は、自分が本当に当時の弱点を克服することができたのか、勉強の方針を間違えていなかどうがを確認するためです。ここで勉強の方針が正しくないことが明らかになればただちに直す必要があります。自分で修正することができるなら問題ありませんが、一人で考えるのは難しいという方は是非ポラリスアカデミアの無料受験相談を受けてみてください。いつでもお待ちしております。

 

さて、模試について復習することの他にもう一つ大事なポイントがあります。それは「試験中の自分の思考を後で見てもわかるようにしておく」ということです。以前の記事で「問題用紙の余白をノートのように丁寧に使い、整然と途中式や考え方を記入してほしい」ということを述べたことがありますが、この話はここにも通じてきます。

 

普段のノートにやる勉強は丁寧なはずですが(丁寧に答案を作成することが普段からできていない方はまずそこが課題ですので直ちに修正するようにしましょう!)、試験中でも同じことをすることによって後で見ても試験中に自分が何を考えていたのかを想起しやすくなります。

 

ここも分析の材料にすることでより自分の思考の傾向というものが見えてくるようになります。また、丁寧に書いていくことで試験中での見直しや後で戻ってきたときに考えを再開させることもやりやすくなるので一石二鳥です。

 

 

 

すぐに戻っていい

 

時間がない状況で前に進みたいという気持ちはわかりますが、基礎が確立されていない分野において標準レベルや入試問題レベルの問題演習を解いてもしっくりきませんし、学習効果は薄まってしまいます。

 

どれだけ時間が限られていても弱点が発見されたらまずは基礎に立ち返って地に足の着いた学習を心がけてください。「最短ルートは基礎に戻ること」、これは以前の記事でも述べてきたことですがしっかりと肝に銘じておいてください。