• 勉強法

【鉄板】自由英作文の勉強法

この記事の対象:志望校の問題に自由英作文がある受験生

この記事を読むのにかかる時間:4分

英作文問題の種類

 

入試で出題される英作文問題には大きく分けて二つあります。

①もともと日本語が与えられていて、それを英語に直す問題。

②日本語から自分で考えて、それを英語に直して解答する問題。

 

一般的に、①は和文英訳問題、②は自由英作文問題と呼ばれています。

 

①は日本語を作問者側が指定してきているので英語にするには工夫が必要な単語や、そもそもの文意をしっかり解釈しなければいけないような複雑な文章が出題されることが多いです。

②は日本語自体は自分で選べますが、その分論理の展開に注意して日本語を構成していかなければいけないという問題が発生するのが特徴です。

 

このようにそれぞれで特徴がありますが、今回は②自由英作文問題で得点を積み上げるための勉強方法を紹介いていきます。(「英作文の鉄則」についての記事を読んでいない方は先にそちらの記事を読んでから戻ってくるようにしましょう。)

 

自由英作文の書き方の手順を知る

 

自由英作文の問題はほとんど受験生の意見をまとめさせる問題になっています。しかし、意見をまとめると言っても自由英作文初心者の方だとどのようにまとめていいのかがわからないと思います。

ずばり言ってしまうと、自由英作文での意見の述べ方の手順は一つに決まっています。

まず最初に結論となる自分の意見→その意見を支える理由や具体例→意見のまとめ

という手順で固定されているのです。

そして、この手順を踏んでいくのに必要な英語表現もある程度固定化されているので紹介いたします。以下のような表現を覚えておけば、意見の述べていくためのひな型を作ることができます。

 

◎最初に意見を述べるときに有効な表現

I think that ~ (私は~だと思う)

I believe that ~ (私は~だと信じている)

I agree with ~ (私は~に賛成だ)

I disagree with ~ (私は~に反対だ)など

◎意見を支える理由や具体例を述べるときに有効な表現

For example, For instance,(例えば)

A reason is that とAnother reason is that (理由の一つは~で、もう一つの理由は~です)

The reason why I don’t agree with ~ (反対する理由は)

Firstly〜.Secondly〜.Thirdly〜. (理由が三つあるときに有効)

In addition to ~(これに加え)

On the other hand, (一方では)など

◎最後にまとめを書くときに有効な表現

That is why, やTherefore, (それ故)

In conclusion, (結論として)など

 

演習を積むときの注意点

 

自由英作文では自分の意見を考えなければいけないのでやはり慣れが重要にはなってきます。また、自由英作文問題では語数が指定されていることが多く、語数を稼ぐための表現などを参考書で学ぶ必要があります。そのため普段から参考書で演習を積んでいくことは欠かせません。

 

ここで注意してほしいのが、一つの問題に対して複数個の意見を考えて、別々のパターンで解答を作成することを普段からしておくということです。

 

試験中に一つの意見だけ考えて途中で解答しにくくなってしまうということが起きてしまわないように普段から複数個の意見を考えるクセをつけることが必要なのです。

 

意見といっても本当に自分が思う意見である必要はなく、嘘でもいいのでどんどん創作していきましょう。「自分の体験」を踏まえて~というような指定があったり「具体例を用いて~」といった指定がある問題でも創作をしていきましょう。自由英作文問題で嘘をついてもだれにも害は及びません。(ただし、論理が破綻しないようには気を付けてくださいね!)

一つの問題に対して複数個の意見を考えるというのは手間ですし、時間もかかってしまうとは思いますが、一つ一つの問題を最大限活用していくことが試験での自由英作文の得点力UPにつながってくるのでここは面倒がらずにやってください!

さて、自由英作文では演習を積むことが必須であることまでは述べました。次にその演習をするのにおすすめの参考書について紹介していきます。

 

自由英作文でおすすめの参考書

 

英作文ハイパートレーニング 自由英作文編

この参考書は第一部がこの記事で紹介した自由英作文のひな型の修得に適しているだけでなく、第二部では実際の入試問題の自由英作文の問題演習、第三部では難関大学の要約自由英作文、第四部では手紙やメールに関する英作文が収録されており、様々なタイプの自由英作文問題の演習を積むことができます。また一つの題に対して複数個の意見の解答を収録している点もおすすめです。自由英作文が出題される大学を志望する受験生は必ずやるようにしましょう!

 

英作文のトレーニング 自由英作文編

先ほどと名前がほぼ同じですが、こちらの参考書は様々なパターンの自由英作文を「発想力」というところに焦点を当てて解説している参考書なので「解答作成力」をさらに伸ばすことが目的になります。また、ほかの問題でも活用できる表現や間違いやすい表現を掲載してくれているので表現力を伸ばすことも可能になっています。ハイパートレーニングで自由英作文の基礎を作り上げたら、こちらの参考書で演習を積んでさらなる実力UPをはかりましょう!