【実践推奨】日常におけるモチベーションの上げ方
この記事の対象:モチベーションに波があったり、勉強のやる気が出ない受験生の方
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モチベーションの重要性
モチベーションという言葉はよく聞かれるものですがこれは「やる気」というよりかは「動機付け」という意味を持っている単語です。
要するに、何か行動を起こすためには動機が必要ということです。
「医学部に合格したいから」勉強する
「大学受験に失敗したくないから」勉強する
どれも立派な動機付けだと思いますが、長期戦である大学受験勉強においてモチベーションを常に高いレベルで維持するのは簡単なことではありません。
モチベーションが下がり、勉強を疎かにしてしまうと目標への道のりが遠くなってしまい精神的にキツくなってきてしまうという悪循環に陥る可能性すらあります。
ですので、モチベーションを高いレベルで維持し、ハイパフォーマンスを日々出し続けることは大学受験において死活問題だと言っても過言ではありません。
今回は一人でもできるモチベーションの上げ方のついてくつかご紹介していきます。
ハードルの低い勉強から始める
なんとなく勉強のやる気が出ないときは、簡単にこなすことができる勉強から始めてみるというのがおすすめの方法の一つです。
ここでの簡単な勉強というのは、読むだけで完了するようなもので、単語帳を読んだり、前に演習をしたノートを見たり、ミスノートを見返したりなどです。
人間の脳には「作業興奮」という「一度何かをやり始めると、どんどんやる気が出てきたり、なんとなくだが続けてしまう」作用が働くと言われています。
この作用はドイツの心理学者エミール・クレペリンが発見したとされており、作業興奮には何らかの行動で脳の側坐核が刺激を受けることでやる気ホルモンが分泌されという仕組みがあるとされています。
この現象はこの記事を読んでいるあなたも感じたことがあるのではないでしょうか?
部屋の掃除を何気に始め、いつの間にかやる気になってしまい、少しのつもりが1時間も2時間も掃除や断捨離をしてしまっていたり、
筋トレを始めたら、下半身だけのつもりが上半身までやってしまい結局全身の筋トレをしたいたり…
これらは実は「作業興奮」の仕業なのです。
この作用を勉強にも利用することで最初には気分が乗らなかったとしても、より負荷の強い勉強へとつなげていくことができます。是非試してみましょう!
やることが多いときは優先順位をつける
やることが多いと漠然と心理的に負担を感じ、どれにも手を付ける気になれないということはないでしょうか?
このようなときにはまずやるべきことを実際に紙に書くなどして整理し、どれが一番大事なのかを考えてみましょう。
ここでは緊急性や重要性が高いものに高い優先順位をつけるのが普通です。同じぐらい重要なものは同率で順位をつけても構いません。
さて、順位をつけたところで一番上のものから片付けていくことになりますが、ここで意識してほしいのが「これを終わらせるだけで今日はOK」というようにハードルを下げて心理的な負担を少なくすることです。複数個の事項をその日のうちにこなさなければいけないときは「これが終わったら休憩や自分の好きなことをして、その後に他のやらなければいけないことを片付けよう」というようにしましょう。とにかく、一つずつ着実にこなしていくということを意識するようにしましょう。
また、やるべきことが漠然としていてどうしていいかわからないときは、その内容を細かく分けてみて、その中でまた優先順位付けをして一つずつ着実に終わらせていくようにしていきましょう。
他人を巻き込む
他人を巻き込むと、自分がやるべきことに強制力を加えることができます。
人を巻き込む具体的な方法は「約束をする」というものです。
たとえば、仲のいい友達を「定期テストでいい点数を取りたいから一緒に勉強する計画たてて集合時間と場所を決めて巻き込む」といった感じです。
自分から計画して「やろう!」と誘ったのだから、やらないわけにはいきませんよね。時間も決めて、実際に会う約束もすれば確実に巻き込むことになります。
この約束をすっぽかしてしまうと友達からの信頼が失われてしまうのでここに強制力が働き嫌でも勉強する環境が整います。
ほかには「人に自分が何かをやるのを宣言する」というのも有効です。これがうまく働くかどうかは「誰に宣言するか?」が非常に重要になってきます。
仲がいい人だったり、家族だったり、要するに「絶対に嫌われたくない人に宣言する」というのが重要になってきます。
この「嫌われたくない」という心理的作用の他にも、友達と約束した時に「達成できなかったら罰ゲームをする」というように決めておくと、「罰ゲームは嫌だ」という心理が働いて行動を起こせるようになります。