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【私立大学対策コーナー⑦】立命館大学全学部方式【英語】

この記事の対象:立命館大学の全学統一方式での受験を考えている受験生の方

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立命館大学全学部方式英語試験の傾向

 

立命館大学の全学統一方式における英語の配点は他の科目よりも高くなっており、英語で高得点を取ることが合格へのカギとなっています。こちらの記事で傾向と対策方法をつかみ英語で安定した点数を取れるようにしていきますしょう。

 

立命館大学全学部方式英語試験の傾向は文系・理系で変わらず、大問5つの構成で以下のようになっています。

 

第一問 長文が与えられ、その内容に関する問題を選択肢形式で問われる。内容一致問題、正誤問題が多く出題され、最後には本文の内容を総括させる問題が出題される。

 

第二問 第一問と同様長文が与えられるが、空欄補充問題と指示語の内容説明問題が選択肢形式で問われる。

 

第三問 会話文が与えられ、ところどころにある空欄に適切な文章を入れる問題が選択肢形式で問われる。

 

第四問 四択の文法問題・語法問題が出題される。

 

第五問 適切な単語を空所に補充する問題が出題される。

 

それでは、各大問の対策方法についてみていきましょう。

 

第一問の対策

 

内容に関する問題と正誤問題、本文のまとめに関する問題が出題されます。

まず、内容に関する問題は、本文を読む前に必ず設問の内容を把握しておきましょう。できれば日本語に簡単に訳してメモを残しておくのがよいです。本文中に下線が引かれているわけではないのでここで内容を把握しておかないと後で設問をみてもう一回本文に戻って該当箇所を探すのでは非効率になってしまいます。必ず設問の内容を事前にチェックしましょう。

 

正誤問題に関しては本文の内容と一致するものと一致しないものと本文だけでは判断できないものに分けさせる問題が出題されますが、このような形式にしている以上、はっきりと合っているか間違っているかがわかるようなものでないと問題として破綻するので、選択肢の正誤ははっきりしているはずです。

共通テストの対策の記事では先に選択肢まで読むことを推奨していませんでしたが、今回は本文の内容からはっきりとわかる選択肢だと考えらえるので先に選択肢の内容まで把握しておいて、該当箇所が来るたびに解答していくのが効率的です。最後まで読んだうえで、その内容について全く出てこなかったら「本文の内容だけでは正誤が判断できない選択肢」になります。

 

本文の内容に即した問題の選択肢もはっきりしておかないと選べなくなってしまいますので、先に選択肢の内容を把握しておいてから本文を読み、該当するものを正解として選ぶという方針が有効でしょう。ただあくまで選択肢ですので、その内容につられて本文の内容をねじまげることがないように注意してください。

第一問の対策用教材としては、センター試験や共通テストの長文問題が有用ですので、過去問に取り組む前にはそちらの教材で練習をしておきましょう。

 

第二問の対策

 

単語を補充する問題と、本文中の指示語の内容を答える問題で出題されます。

単語補充問題の方は選択肢の単語の難易度は高くなく、意味もはっきりとわかれているのでしっかりと文脈をふまれて判断すれば難しくはありません。4つの選択肢の意味をしっかり把握したうえで解答しましょう。焦って選ぶことがなけれべば正解できるはずです。単語のレベルとしては「ターゲット1900」や「システム英単語」を完全にマスターしていれば問題ありません。

 

さて、本文中の指示語の内容を答ええる問題に関しては直前ものが該当しているものが多いので、下線部の直前の段落を中心に解答にあたるものを探していきましょう。普段の長文演習においても指示語が登場したらその具体的内容がなんであるかを明らかにしておくクセをつけておきましょう。

 

第三問の対策

 

会話文に空欄があり、そこに与えられた選択肢の文章を補充する問題が出題されますが、これも難しくはありません。空欄の前後の内容を把握したうえで会話が成立するようにな文章を選べば問題ありません。選択肢は多いですが、内容はひとつひとつ異なっていて似通ったものがないため選びやすいかと思われます。

 

必要な単語レベルも第二問と同様に「ターゲット1900」や「システム英単語」レベルです。レベルはそこまで高くないため、会話文を特別に取り扱った参考書を別でやる必要はありません。

 

 

第四問の対策

 

文法問題語法問題が空欄補充形式で出題されます。「Next Stage」や「Vintage」といった文法語法問題集を一冊完璧にしておくだけで対策は十分でしょう。試験日の一年ぐらい前から一冊を購入し、何周もさせることでコツコツ覚えておきましょう。

 

ただ問題を解くだけでなく、解説の載せられているまとめなどの周辺知識までしっかり把握し覚えるようにしておきましょう。

 

第五問の対策

 

第四問と似た形式になりますが、こちらは単語の意味を問われているタイプの空欄補充になります。

選択肢で与えらている単語のレベルはやはり「ターゲット1900」や「システム英単語」レベルなのでそれらの単語帳を一冊完全に覚えておくだけで十分な対策になります。試験日まで何周もして覚えておきましょう。

 

まとめますと、「ターゲット1900」「システム英単語」レベルの単語帳と「Next Stage」などの文法語法問題集を何周もしつつ、文法事項に関して穴がなくなった後はセンター試験や共通テストの過去問を用いた英語長文を行っていくというのが立命館大学全学統一方式英語試験の対策になります。これ以上の対策は特に行う必要がありませんので、英語で余裕ができた方は他の科目の対策に時間をあてましょう。