• 勉強法

【私立大学対策シリーズ②】早稲田大学分文化構想学部【英語】

この記事の対象:早稲田大学文化構想学部志望の受験生

この記事を読むのにかかる時間:3分

 

早稲田大学文化構想学部英語試験の傾向

 

早稲田大学の学部の中でも募集人数がかなり多い文化構想学部の英語試験の傾向と対策のついてです。

早速ですが、文化構想学部の英語試験の傾向は以下の通りです。

 

第一問 【A】と【B】に分かれており、それぞれ別の内容の英文の中に空欄が設定されており、その中に単語を穴埋めする問題

 

第二問 【A】【B】【C】の三つに分かれており、それぞれ異なった内容の読解問題。選択肢形式

 

第三問 一つの英文の中に空欄が設定されており、その中に選択肢で与えられた文章を補充していく問題

 

第四問 一連の会話文の中に空欄が設定されており、その中に選択肢で与えられた語句を補充していく問題

 

第五問 英文が与えらており、その要約を英文で答える問題。要約の最初の書き出しは与えられており、その続きから答案を作成する方式

 

第一問から第四問は選択肢問題であるものの、解答する手順は単純ではなく骨が折れる問題が多いです。私立文系学部特有のやや専門性の高い文章も出てくるので特別な対策が必要になってきます。

それでは大問ごとの対策を見ていきましょう。

 

第一問の対策

 

文中の空欄に単語を補充する問題です。与えられた英文のレベルもやや高く、また、選択肢に登場する単語のレベルも一筋縄ではいかないものが多いです。

 

解き方の手順ですが、まずその空欄がある一文を把握し、前後をみてどのような関係になっているのかも把握しましょう。文の意味がある程度推測できたら次は空欄の前後に注目します。語法的に絞れるのであればそこで解答を絞っても構いませんが、ほとんどは意味で絞ることになります。ここで意味を知らない単語が出てきてしまうとかなり厳しくなってしまいますが、その時は文脈と消去法で解答を選ばざるを得ません。(そうなった場合はいい意味であきらめて他の問題に時間を使いましょう)

 

そうならないためにもこの大問対策として、より高度な英単語対策を行っておく必要があります。

おススメとしては鉄緑会の「鉄壁」とZ会の「話題別英単語リンガメタリカ」があります。

 

「鉄壁」は全般的にレベルの高い単語力をつけるのにはもってこいで収録されている単語数で右に出る単語帳はありません。

「リンガメタリカ」はより専門性の高い単語が話題のジャンル別に掲載されているので、文化構想学部志望の受験生は社会系の章を中心に修得しておきましょう。余裕があれば全てのジャンルに目を通しても損はないです。

 

 

 

第二問の対策

 

選択肢形式の読解問題です。問が、正しいのはどれかというものが比較的多く含まれるため、先に問題の内容を把握する作戦は有効でない場合が多いです。

 

また、 選択肢を先に読んでしまうと間違ったものも含めて読むことになるので、時間の無駄が発生しますし、それを読んだことで間違った情報が刷り込まれた状態で本文を読むことになりかねないので選択肢まで先に読むことはお勧めいたしません。

 

年度によっては、設問が「正しいのはどれか」という形式ではなく、より絞られた範囲についての問題が多く出題されることもあるのでそのような時には先に設問の内容だけ把握しておいて「どのようなことが聞かれていて、どのような情報を本文から探せばいいのか」を意識しながら読み進めましょう。目的を明らかにしておくだけで、設問に対する回答スピードは格段に上がります。

 

第三問の対策

 

文中の空欄に与えられている選択肢の文章を補充していく問題です。本文の文脈は読むまでわかりませんが、選択肢の内容は一つ一つ把握できるので、先に選択肢の文章を読んでいき、簡単に日本語訳のメモをとっておきましょう。

 

中にはダミーの選択肢が一つありますが、それについても訳してメモを書いて構いません。(どれがダミーかは最後までわかないので)

 

選択肢を把握し終わったら、本文を読んでいき、空欄がきたらその前後の文脈に注意して選択肢の文章を当てはめていきましょう。ここで先ほどとっておいた日本語のメモがあることでより素早く当てはめを行うことができます。

 

第四問の対策

 

会話文の空欄に語句を補充する問題です。第一問と比べて文の内容自体は平易ですし、選択肢にある単語もそこまで難しくありません。しかし、空欄から次の空欄が短めになっているのでそれぞれの文章を空欄を含めて詳細に訳していき、意味を類推していくほかないです。

 

最初は文法や語法的に選択肢を絞っていき、最後に意味で絞るようにしましょう。

この大問の対策にはNext StageやVintageなどの文法語法問題集が有効なのでこういった文法問題集を何回も周回して頭に入れておくことが重要です。入試当日までに何回もインプットとアウトプットを繰り返して一つでも多くのことを覚えた状態で試験に臨みましょう。

 

 

第五問の対策

 

第五問のみ選択肢形式ではなく要約を英文で書く問題になっています。文中の表現をそのまま使用してはいけないので、解き方としては、与えらえた本文を読みつつ本文の言っていることが変わらないように「自分が正しく英語表現に直せる日本語」に変換してやるのが鉄則です。(しかし、どうしても言い換えが思いつかない場合は苦肉の策ではありますが本文の表現を使わせてもらうしかないですね。できるだけないようにしましょう。)

こちらの英語表現力の高め方については和文英訳の勉強法の記事にて掲載していますので是非そちらの記事を参考にしてください!