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【お悩み解決コーナー②】勉強計画の立て方【前編】

この記事の対象:勉強計画の立て方がわからない受験生

この記事を読むのにかかる時間:3分

 

正しい勉強計画の重要性

 

「志望校に合格したい!」

「次の定期テストでいい点数を取りたい!」

 

そう思って勉強をしてみたものの、なかなかうまくいかないことありませんか?

勉強計画を自分なりに立ててみたけど、破綻してしまったという経験をしたことがある受験生の方は数多くいらっしゃると思います。筆者自身もそうでした。

 

自分に合っていて目標達成のために必要十分な勉強計画、進めやすい勉強計画でなければいくら時間をかけて計画を立てたとしてもうまくいきません。うまく計画を立てることができなければ勉強も思ったように進みませんし、当然いい結果も得られません。定期テストはおろか、大学受験でも成功できず満足のいく人生を送ることができないかもしれません。

 

正しい方法で勉強計画を立てられるかどうかは大学受験における勉強だけでなく、大学合格後の勉強にも影響してきます。すなわち、人生全体での学習のクオリティを左右するのです。

 

今回の記事を通して、正しい勉強計画の立て方を学び勉強の質を向上させていきましょう!

 

①目標から逆算する

 

計画を立てる最初の手順は、自分の今の目標から逆算して今すべきことを把握するということです。

 

ここで重要なのが目標の細分化です。たとえば「京都大学に合格する」というのが目標だったとすると、それ一つだけを目標に掲げても漠然として過ぎていて計画の立てようがありません。

京都大学に合格するためには実際に各科目でどれくらいの点数が必要で、その点数を取るにはどれぐらいの学力が必要なのか?というところまでまずは落とし込む必要があります。

 

さらに、ここの求められている学力についても細分化が必要で、例えば英語だと京都大学は和訳問題、説明問題、和文英訳問題を解くための高いレベルの能力が必要になります。ここからさらに、和訳をできるようになるためには英文解釈のための構文把握力と単語力が必要だ(それ以前に英文法を完璧にしていないと構文把握力は向上しません)・説明問題をできるようになるためには長文の論理展開を把握し、指示語の内容なども抑えられるようにならないといけない・和文英訳をできるようになるためには正しい英語表現のストックを増やしていかなければいけない、というように目標に対して行っていかなければいけないアプローチを具体化していくことが必要です。

 

ここまで細かく逆算していかなければ結局今やるべきことが見えてきませんし、うまく計画を立てることができません。

定期テストにおいても、先生ごとに出題の傾向や範囲がありますので、そこから逆算してどのような勉強をしていけばいいのかを考えていきましょう。ここの「どのような勉強をすればいいのかの逆算ができない」という方はポラリスアカデミアの無料受験相談を是非受けてみてください!

 

②優先順位を設定する

 

さて、今やるべきことが各科目ごとに把握した後はいよいよそれを計画に入れていくことになりますが、ここで重要なのが「タスクに優先順位をつける」ということです。

やるべきことをいたずらに列挙してまっては「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」というようにマルチタスクの状態になってしまって能率が格段に落ちてしまいます。

 

やるべきことを把握した後は、今の学習状況や自分の弱点、(あれば)勉強の期限の観点から優先順位をつけていくようにしましょう。同じぐらいの優先順位だったとしても二つを同率にするのは避けましょう。重要なのは「マルチタスク状態を避けること」です。優先順位をつける目的は「一つのタスクに集中できるようにして効率を最大限にする」ことなのでそこを見失わないようにしましょう。

 

③タスクを細かく分けてより具体的にする

 

やるべきことが決まったらそのタスクの量を見てみましょう。例えば「英語長文ハイパートレーニングを3題進める」とか「青チャートの練習問題を20題解く」というように具体化していることは当然ですが、このタスクを見た時に「ちょっとこれは重いな」と感じたらそのタスクをより細かく区切ってやりましょう。

「青チャートの練習問題を5題解く」というのを4つにすることで、一つずつのタスクの重さが軽くなり、心理的負担も軽減されます。さらに、タスクを軽くしたことによって、一つずつのタスクを完了するのが速くなりますし、早いタイミングで達成感を感じることができます。そうなれば勉強自体にリズムがついて次のタスクにも手をつけやすくなります。

 

人間は行動を継続することよりも、行動を起こす最初にハードルを感じがちなのでそこの心理的負担を減らしてやるのはかなり有効というわけです。

この心理的負担に関するアプローチとしてもう一つ重要なのが、「勉強の開幕にハードルの低い勉強をもってくる」という工夫です。計画を立てたものの、勉強のやる気が出ないという時は「英単語帳を見るだけ」とか「自分が前に演習した問題のノートを見返してみる」とかいうすぐに取り掛かれる勉強を最初にやってみましょう。

 

一度行動を起こすをその後は行動を継続しやすくなるので、他のタスクにも手をつけることができるようになります。

 

今回はここまでにして、次回の記事で勉強計画を立てる上でより重要なことについて述べていきます!そちらの記事も是非ご覧ください!