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【私立大学対策シリーズ④】青山学院大学経済学部【英語】

この記事の対象:青山学院大学経済学部志望の受験生

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青山学院大学経済学部英語の傾向

 

今回は私立大学対策シリーズの第四弾として、青山学院大学経済学部の英語試験対策について述べていきます。どの方式で試験を受けたとしても、個別試験における英語の配点は半分以上を占めており、英語で点数を稼いでおくことは必須といえます。今回の記事でしっかりと対策の方法をおさえておきましょう!

 

青山学院大学経済学部英語試験の傾向は以下の通りです。

 

問題1 長文問題。空欄補充問題・和訳問題・本文中で使われている単語を意味が近い単語を選ばせる問題・内容正誤問題が主に出題されています。

 

問題2 スペリングがでたらめになった単語を正しいスペルに直した後に、空欄に補充するというかなりの特殊問題。クイズ的要素が強いです。

 

問題3 会話文問題。空欄に単語を補充させる問題や会話の内容について問う問題、和訳問題が出題される。

 

問題4~問題6 日常的なことがらに関する題材が与えられ、それについて問われる問題。

 

こちらの傾向は2020年度の試験から判断したものですが、それ以前の試験では問題4~6のような日常的題材に関する問題ではなく、問題1と同様の長文問題や自由英作文が出題されている年度もあります。特に自由英作文はノーマークの状態で試験に臨んで本番で出題されるとかなり痛手になるので一応の対策はしておく必要がありそうです。

 

それでは、各大問の対策についてみていきましょう。

 

問題1の対策

 

全体を通して:標準的な英語長文が出題されるので、しっかりと英文解釈系統の参考書で基礎を作り上げてから、英語長文演習を行っておく必要があります。青山学院大学のレベルにあった参考書としては、「入門英文解釈の技術70」をやり終えた後に、「ポレポレ英文読解プロセス50」をこなし、英語長文の演習用として「やっておきたい英語長文500」や「合格へ導く英語長文Rise読解演習2と3」を使用するのがおススメです。これらの英文解釈系統の参考書や英語長文の参考書をこなした暁には和訳力もかなりついています。これらをやり終えたあとは過去問演習のみでいいでしょう。

空欄補充問題対策は出題されたとしても数問程度ですが、対策を行ったり解答のセオリーを学んでおくに越したことはありません。

 

空欄があいている箇所はなにも突拍子もない部分が空いているわけではないので、必ず本文の要旨や、空欄の前後の文脈、単語の関係、語法といった知識から解けるようになっています。タイトルの空欄を補充する問題に関しては、本文の要旨がわかっていないと解けないので、各段落ごとに何が書かれているのかを簡単にメモをとることを普段の演習から心がけましょう。この作業をすることで内容正誤問題での解答時間短縮と正答率アップにもつながるので是非やっておきましょう。

 

段落全体で何を言おうとしているのかを考えることによって文脈判断力も養われていきます。この勉強方法は慣れないうちはかなり時間をかけてしまうと思いますが、粘り強く取り組みましょう。千里の道も一歩からです。

 

語法から解く問題に関しては普段から「Next Stage」などの文法語法問題集で演習できているかが重要になります。入試の日まで何度も周回して覚えていくようにしましょう。

 

本文中で使われている単語を意味が近い単語を選ばせる問題に関しても文脈判断で難しい単語の意味を類推することになるのがほとんどです。その単語の意味を知っていればアドバンテージになりますが、難しい単語帳を周回するのはしっかりと英文が読めるようになり単語の意味をある程度文脈から判断できるようになってからにしましょう。ここでの難しい単語帳としては英検準一級レベルの単語帳や「鉄壁」がおすすめです。他の科目の勉強時間とも相談してやるかどうかは決めましょう。

 

問題2の対策

 

かなり独特な問題です。まずはでたらめになった単語を正しいスペルに変換する必要がありますが、基本的な単語が扱われているのでここはそこまで難しくないと思われます。子音と母音の組み合わせから攻めていきましょう。

 

さて、空欄に補充する段階については別々の文に同じ単語を当てはめるというパターンもあるので、普段から簡単な単語ではあるけれど意味が複数あるものに注目しておくことが対策につながります。そのような単語をまとめてノートにストックしておくのがいいですね。

 

問題3の対策

 

会話文でない年度もありますが、形式は変わらず単語の空欄補充です。空欄がかなりの頻度で登場するので、文脈で判断するのが難しくなっています。より空欄前後の単語の意味や語法から推測してかなければならないので、普段から語彙力と語法の知識はつけておかなければいけないことは言うまでもありません。

このようなやっかいな空欄補充問題は最初の空欄から無理に当てはめていこうとせずに、わかる空欄から埋めていきましょう。選択肢を削っていくことでわかりにくい空欄に対する解答も絞り込めます。

 

 

問題4~6または自由英作文の対策

 

2020年の問題4~6のような日常的なことがらに関する問題であれば、特に恐れる必要はなく比較的容易に解くことができると思います。しいて言えば、学校で行われているようなコミュニケーションを中心とした英語の授業に登場する表現を覚えておくことが対策になります。

自由英作文が出題された場合はやっかいです。

自由英作文の対策については別の記事である【鉄板】自由英作文の勉強法を参照してください。

 

http://polaris-academia.co.jp/cms/blog/study/post_4614/