【私立大学対策シリーズ③】法政大学法学部・文学部・経営学部【英語】
この記事の対象:法政大学法学部・文学部・経営学部志望の受験生
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法政大学法学部・文学部・経営学部の英語の傾向
法政大学のこれらの学部を目指すうえで必ず受験しなければいけない英語。必須科目を得点源にすることで合格は限りなく近づきます。今回はこれらの学部の英語の傾向と対策方法について述べていきます。
法政大学法学部・文学部・経営学部の英語の傾向は以下の通りです。
第一問~第三問 空欄補充問題・類語選択問題・並べ替え問題・指示語内容把握問題・内容一致問題・正誤問題
第四問 問題文が英語になっているが問題の傾向は第一問~第三問と同様
空欄補充問題の対策
空欄補充問題といっても種類は様々で、接続詞を入れる問題、動詞や前置詞を入れる問題、修飾語を入れる問題、文章の一部を入れる問題など多岐にわたります。
まず、接続詞を入れる問題に関しては前後の文脈が最重要になってきます。このタイプの問題はしっかりと空欄の前後の文章の関係を読み取って解答するようにしましょう。文章の一部を空欄に補充する問題も、その空欄の前後の文章の関係が重要になってきます。話の流れから最も最適だと思われるものを推測して解答しましょう。
次に、動詞や前置詞、修飾語を入れる問題ですが、このタイプの空欄補充は文法的要素が強いのでこれに特化した問題集で対策をする必要があります。おすすめの参考書として、河合出版の「英文法・語法良問500+4技能 空欄補充編」があります。こちらの参考書は解説がとても詳しく、扱われた英文の構造や文法事項、語法についてまとめられているので、問題数としてはそこまで多くないながらも学習効果の高いものになっています。是非取り組みましょう。
類語選択問題の対策
見慣れない単語や熟語の意味を類推させる問題です。単語や熟語のそのままの意味を知っていなくとも、前後の文脈から推測することが可能です。最初から推測通りの選択肢があれば理想ですが、そうでない場合は一つ一つ選択肢を当てはめることでしらみつぶし的に解答を選択することも可能です。
残念ながら、このタイプの問題に特化した問題集はなく過去問演習を重ねることで類推する力を養っていくほかありません。T進衛星予備校さんが運営されている過去問データベースというものがありますのでそこから過去問を大量に入手することができます。ぜひ活用しましょう。
並べ替え問題の対策
こちらの問題も文法や語法の力を問うてくる要素が強いです。このタイプの問題に特化した問題集としては河合出版の「英文法・語法良問500+4技能 整序英作文編」や同じく河合出版の「英語整序問題精選600」があります。前者の方が解説は詳しいので時間がなくて一冊しかできないという方は前者のみでも十分だと思われます。
問題演習を重ねても本番でわからない問題に直面することはあります。その時は「この単語の次にはこの単語が来るはずだ」というセットを見つけ出してそれを軸に単語の並びを考えていく方針が有効です。この方針で重要なのがやはり文法力や語法力なのでこちらも日ごろから鍛えておくようにしましょう。
指示語内容把握問題の対策
指示語の内容を把握するためにはやはり文脈を把握していなければなりません。このタイプの問題に特化した参考書はなく、普段の演習でそれだけ指示語の内容を意識して英文を読んでいるかにかかってきます。過去問演習でも問題集演習でも常に指示語がでてきたらそれが指す内容もちゃんと理解して読み進める習慣をつけましょう。
内容一致問題・正誤問題の対策
選択肢の内容が本文と矛盾しているかしていないかを問う問題です。本文の表現がそのまま書かれていれば楽ですがそこまで甘くはありません。このタイプの問題は消去法で選択肢を消していく方針が有効です。本文の内容と明らかに矛盾していたり、本文に載っていない内容から消していきましょう。
微妙な選択肢が出てきたらいったん保留にして、さきほどのように明らかに間違いである選択肢を除いたあとにもう一度吟味しましょう。
さて、吟味するときは当然本文に戻って内容を確認するわけですが、どこにほしい情報が載っているかをしらみつぶしに探しているようでは時間を溶かしてしまいます。ですので、本文を一回目に読むときには段落ごとに内容を簡単にメモしておくことをおすすめします。かといって、本番でいきなり段落ごとにまとめを書こうとしても時間を多く使ってしまう可能性があるので、普段の過去問演習から段落ごとに内容を簡単にメモする習慣をつけておきましょう。