学校の勉強は役に立たない
こんにちは、ポラリスアカデミア代表の吉村です!
今回は、まことしやかに囁かれている「学校の勉強は役に立たない」説について私なりの見解をお話させていただこうと思っています。
結論から言うと、「学校の勉強は役に立たない」は真っ赤な嘘です。
「英語はまだ分かるとして、世界史とかどこで使うんだよ~」
「学校の勉強なんて将来役に立たないぞ!」
色んな事が言われてますよね。アンチ学校の勉強の大人って多いです。
なんで嘘かって言うと簡単な話で、その人たちは勉強を全力でやってきていなかったからです。何事も全力でやらないと身に付かないじゃないですか?それと同じです。
ある程度の努力である程度の成績を出していた人たちにとって、学校の勉強は義務教育だからやらないといけないもの、大学に行くためにやらないと行けないものでしか無い場合があるんです。
もちろんみんながそうだという訳じゃなく、子供の頃は勉強していなかったけど大人になって勉強の大切さに気づいて勉強し直す人もいます。
逆にたくさん勉強したけど、結局それはやらされる勉強でしかなく、良い大学に行ったものの勉強の楽しさや大切さに気づかぬまま社会人になる人もいます。
別にそれは人の勝手なのでとやかく言うつもりはないんですが、今勉強を必死に頑張っている受験生の皆さんのモチベーションを下げるようなことは言わないで欲しい。それだけですね。
「じゃあ一体勉強って何の役に立つの?」
こういう声が聞こえてきそうなので僕なりの意見を話しますね。
勉強が役に立つ理由、それは昔の人たちを超えるためです。
知ってますか?昔の人って地球が回ってることを知らなかったんですよ!
日本以外に国があることも知らなかったし、電球が発明されただけで大盛り上がり!
それが令和の今はどうですか?天動説なんて唱える人もいないし、地球が回ってることなんて小学生でも知ってます。海外とSNSで繋がることもできるし、海外スターの熱烈なファンになってる人もいるでしょう。
電球どころか蛍光灯だってあるし、人が入ったら自動で明かりがつくようなセンサーもある。
昔じゃあり得なかった事が現代の常識になっている。そんな知の積み重ねに置いていかれないため、そして超えていくために学校の勉強(学校の勉強以外もですけど)は役に立つと思っています。
昔の偉い偉い学者さんたちが人生をかけて導き出した定理や法則を、僕たちは教科書の1ページで学べてしまう。
ここに勉強の面白さが詰まっていると思ってます。先人たちの知の結晶をいとも簡単に自分の頭にインストールできるんですから。
でも、させてくれるのはインストールだけです。入れた知識をどう使うのか?他の分野にどう活かすのか?
この脳の使い方を身に付けさせてくれるのが受験勉強なんですよね。ただの暗記だけじゃダメ、その知識をどう組み合わせ、どう視点を変えて答えを導くのか?
この過程で考える力は育まれ、脳が成長して行きます。
人間が他の動物に比べて大きく優れているものは脳です。記憶を保持する力です。考える力です。
このわずか1kgちょっとのパーツのおかげで世界はこんなに豊かになってるんですから。
だから僕は、学校の勉強を役に立たないという人は学びに対して頭が高いなぁと思ってます。役に立つか立たないかは死ぬまで分かりません。
勉強は贅沢だ、とも言われますがその通りだと思います。
どうせやらないといけない、今やるべきことは勉強なんだと分かっているのであれば、一度一心不乱に学校の勉強に取り組んではいかがでしょうか?
今回のコラムはこれで終わりです!
次回もお楽しみに!