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【英語の試験対策】時間内に解ききる!リスニング・長文・文法別の最短攻略法

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【英語の試験対策】時間内に解ききる!リスニング・長文・文法別の最短攻略法

はじめに:英語試験、時間内に解ききる重要性

英語の試験では、時間内にすべての問題を
解ききることが非常に重要です。
特に大学入試などの試験では、
解答時間の短さが大きな課題となることがよくあります。

特徴

影響

・文量が多い
・解答時間が短い

・焦りが生じやすい
・正確な読解や解答が難しくなる

学校の定期テストでは良い点が取れても、
模試などで結果が出せないという方もいるかもしれません。
これは、知識だけでなく
「時間内に効率よく解く技術」が求められるためです。

限られた時間の中で、

  • 長文読解で確実に点を取り

  • 文法などの知識問題は素早く処理する

といった戦略的なアプローチが不可欠です。
時間内に解ききる力をつけることは、
点数アップに直結します。

共通戦略:時間配分と問題対処

英語の試験において、時間内にすべての問題を
解ききることは非常に重要です。
特に、大学入学共通テストのような
時間制限が厳しい試験では、
効率的な時間配分と問題への対処法が鍵となります。

共通テストのリーディングは80分で行われますが、
大問数が8問に増え、時間配分がより複雑になりました
スタディサプリ英語講師の肘井先生によると、
各大問に目安時間を設定し、
それに沿って解き進めることが推奨されています。

例えば、比較的簡単な第1問や第3問には時間をかけすぎず、
難易度の高い第7問や第8問に時間を確保する戦略が有効です。

大問

目安時間

第1問

5分

第2問

6分

第3問

5分

第4問

6分

第5問

12分

第6問

16分

第7問

14分

第8問

16分

目安時間を2分過ぎたら、
その問題に時間をかけすぎず、
一旦最善の選択肢を選んで次に進む勇気も必要です。
時間切れを防ぐためには、漫然と
読むのではなく、スキャニング
(設問のキーワードから本文の該当箇所を探す)
などの技術も活用しましょう。これにより、
効率的に情報を探し出し、
解答時間の短縮につながります。

リスニング攻略:先読みと要点把握

リスニング問題では、時間内に正確に
聞き取る力が求められます。
効率的に解答を進めるためには、
「先読み」と「要点把握」が非常に重要です。

特に、放送が始まる前に設問や
選択肢を素早く確認する「先読み」は、
内容を予測し、聞き取るべきポイントを
絞るのに役立ちます。これにより、
闇雲に聞くのではなく、目的に沿って
情報を探し出すことができます。

パートごとの先読みのポイントは以下の通りです。

パート

チェックポイント

Part 1,2

選択肢(どんなシチュエーションか、何が解答のポイントか)

Part 3

Situation(シチュエーション)とQuestion(問い)

Part 4

選択肢(解答に関係ありそうな内容)

特にPart 1や2では、筆記試験の時間を
使って事前に選択肢を読んでおくと有利です

Part 3は放送前に先読み時間が設けられています
Part 4のような長い放送では、事前に選択肢を
見ておくことで、必要な情報を聞き分ける準備ができます。

放送中は、先読みした情報と照らし合わせながら、
要点を集中して聞き取りましょう。
不必要な情報に惑わされず、解答に直結する部分に
意識を集中させることが、時間内に
解ききるための鍵となります。

長文読解攻略:効率的な読み方

英語の長文を時間内に読み解くためには、
効率的な読み方を身につけることが重要です。
単語や文法の知識はもちろん大切ですが、
それだけでは時間が足りなくなることがあります。

効率的な読解のためのポイントは以下の通りです。

  • 知らない単語にこだわりすぎない:
    分からない単語が出てきても立ち止まらず、
    文脈から意味を推測するか、
    まずは読み進めましょう。
    後で全体の意味が掴めることも多いです。

  • 主語を意識する: 誰が(何が)行動しているのか、
    常に主語を意識して読むことで、
    文の構造を正確に把握できます。
    特に複雑な文や主語が変わる箇所に注意が必要です。

  • 文脈を把握する: 一文だけでなく、段落ごと、
    あるいは文章全体の流れを捉えるようにしましょう。
    論理展開や結論を意識すると、内容理解が深まります。

  • 接続詞に注目する: ButTherefore などの
    接続詞は、文と文、段落と段落の関係性を
    示すヒントになります。文章の展開を
    予測しながら読むのに役立ちます。

これらの点を意識することで、返り読みを減らし、
より速く正確に長文の内容を理解できるようになります。

文法・語彙攻略:迅速な解答

英語の試験では、長文読解やリスニングだけでなく、
文法・語彙問題も出題されます。
これらの問題は、知識があれば
比較的短時間で解答できるため、
ここで確実に得点することが、試験全体を
時間内に解ききる上で非常に重要になります。

迅速に解答するためのポイントは以下の通りです。

  • 基礎力の徹底: 最低限必要な単語と
    文法知識は事前にしっかりとインプット
    しておくことが必須です。曖昧な知識では、
    本番で迷ってしまい時間を浪費してしまいます。

  • 問題形式の把握: 文法・語彙問題にも
    様々な形式があります。よく出るパターンを
    知っておくことで、問題を見た瞬間に解法を
    判断できるようになります。例えば、
    空所補充問題、同意表現を選ぶ問題など、
    それぞれの解き方のコツを掴んでおきましょう。

  • 選択肢の活用: 問題文を読む前に選択肢に
    目を通すことで、問われている内容を
    推測できる場合があります。
    特に文法問題では、選択肢を見ることで
    どの文法事項が問われているかが明確になり、
    効率的に解答できます。

  • 迷ったら一旦飛ばす: 難しい問題に時間を
    かけすぎないことも重要です。
    どうしても分からない場合は、
    一旦飛ばして他の解ける問題から取り組み、
    最後に残った時間で見直しましょう。

文法・語彙問題で素早く正確に
解答できるようになることは、
他のパートに時間を割くためにも
非常に有効な戦略と言えます。

まとめ:本番で最大限の力を出すために

英語の試験本番で、これまでの努力を
最大限に発揮するためには、
試験に臨む上での戦略が重要です。
限られた時間の中で全力を出し切るために、
以下の点に注意しましょう。

  • 時間管理: 各パートの時間配分を守り、
    解ける問題から確実に得点します。
    難しい問題に固執しない判断も必要です。

  • リスニングの準備: ディレクションや
    パート間の時間で問題や図表を確認し、
    音声に備えましょう。

  • 正確なマーク: 焦らず、解答用紙に正確に
    マークする習慣をつけます。

これらのテクニックを日々の学習と並行して
練習することで、本番でのパフォーマンスを
大きく向上させます。本番では、
練習の成果を信じ、
落ち着いて臨むことが成功の鍵です。

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