受験英語において、英語長文読解は非常に重要な分野です。入試では、英語の得点の大部分を長文問題が占めることが多く、読解力が得点に直結します。しかし、「英単語はある程度わかるのに長文になると意味が取れない」「読むスピードが遅くて最後まで解ききれない」など、長文が苦手な受験生は少なくありません。
春休みは、英語長文の読解力を鍛える絶好のタイミングです。この時期にしっかりと長文読解の基礎を固めることで、夏以降の過去問演習や実戦的な問題にスムーズに入ることができます。そこで、春休みにやるべき英語長文対策を具体的に解説していきます。
英語長文が読めない理由を知る
まず、英語長文が苦手な理由を明確にすることが大切です。主に以下の5つの要因が考えられます。
- 単語力不足:知らない単語が多すぎて、文全体の意味がつかめない
- 文法・構文の理解不足:文の構造がわからず、正しく解釈できない
- 返り読みのクセ:日本語の語順に合わせて読もうとして、スムーズに読めない
- 背景知識の不足:文章の内容がイメージできず、理解が追いつかない
- 速読力がない:読むスピードが遅く、試験時間内に問題を解き終えられない
このうち、自分がどの部分に当てはまるのかを把握し、それに合った対策を進めることが大切です。
春休みにやるべき英語長文の勉強法
1. 語彙力を強化する(単語・熟語の徹底暗記)
英語長文を読む上で、単語力は絶対に欠かせません。長文を読むときに「知らない単語だらけで意味が取れない」と感じる場合は、まずは語彙を増やすことが最優先です。
- 1日50~100語のペースで単語を覚える(朝・昼・夜の3回復習)
- 読んだ長文に出てきた単語をノートにまとめて、頻出語を重点的に覚える
- 熟語・イディオムも並行して学習する(特に動詞の熟語は重要)
単語は単体で暗記するのではなく、例文ごと覚えることで、実際の長文でも意味を推測しやすくなります。
2. 文法・構文を理解する(長い英文をスムーズに読むために)
長文が読めない原因の一つに、文の構造が把握できないことがあります。関係代名詞や分詞構文、仮定法などが絡むと、一文が長くなり、意味が取りにくくなります。
- 文法の基礎を復習し、特に関係詞・分詞構文・仮定法の理解を深める
- 長文を読むときは、「主語(S)」「動詞(V)」をすぐに見つける練習をする
- 構造が複雑な文は、一度「SVOC」に分解して理解する
例えば、
The book which I borrowed from the library was very interesting.
この文は、関係代名詞which以下が「The book」を修飾していると理解すれば、スムーズに読めるようになります。
3. 返り読みをやめる(英語の語順のまま理解する)
英語長文を読むときに、日本語の語順で理解しようとすると、読むスピードが遅くなります。返り読みを防ぐためには、英語の語順のまま前から読んで理解するトレーニングが必要です。
- 音読を取り入れる:英文を前からそのまま理解する習慣をつける
- 短い文から徐々に長い文へとトレーニングする
- スラッシュリーディングを活用する(意味の切れ目で区切りながら読む)
例えば、
I decided / to study abroad / because I wanted to improve my English.
このようにスラッシュを入れて読むことで、英語の語順のまま意味をつかめるようになります。
4. 背景知識を身につける(内容理解をスムーズにする)
英語の長文には、環境問題・テクノロジー・歴史・文化など、さまざまなテーマがあります。背景知識がないと、内容をイメージしにくく、理解が遅くなります。
- 英語長文でよく出るテーマをチェックし、基本的な知識を身につける
- 社会や理科の知識を活かして、英文を読む際のヒントにする
- ニュース記事やエッセイを読む習慣をつける
特に入試では、環境問題や科学技術に関する文章が頻出なので、ニュースやコラムを英語で読む習慣をつけると効果的です。
5. 毎日長文を読む習慣をつける(速読力を鍛える)
読解力を伸ばすには、とにかく毎日長文に触れることが大切です。
- 1日1題、長文を読む(短めの文章でもOK)
- 最初は時間をかけて正確に読む→徐々にスピードを上げていく
- 問題を解くだけでなく、音読・精読も取り入れる
速読力を鍛えるには、シャドーイング(英文を音声に合わせて発音する)や、制限時間を設けて読む練習も効果的です。
春休みに英語長文を攻略すると、その後の伸びが変わる
春休みに英語長文の対策をしっかり行うことで、夏以降の演習がスムーズになります。
- 単語・熟語の知識を増やすことで、長文が読みやすくなる
- 文法・構文を理解することで、文章の構造がつかみやすくなる
- 速読力を鍛えることで、試験本番でも焦らず解答できる
長文が読めるようになると、英語の得点が一気に伸びるため、春休みのうちに基礎をしっかり固めておきましょう。毎日の積み重ねが、確実に読解力を向上させてくれるはずです。