教科別大学受験勉強法

【新課程】 歴史総合に備える!受験生のための最強勉強法と勉強計画

  • 歴史総合

目次

1. 新科目「歴史総合」の概要

2. 受験への影響

3. 効果的な学習方法

4. 受験生のための勉強計画

5. まとめ

この記事では新課程の歴史総合についてまとめています。

1. 新科目「歴史総合」の概要

文部科学省は2022年度から新設される高等学校の必履修科目「歴史総合」について、これまでの日本史や世界史の内容を統合し、より包括的な歴史学習を目指しています。この新しい科目では、時代の枠組みを超えた通史的な理解と、多角的な視点から歴史を捉え直す探究的な学習が重視されます。受験生にとっては、これまでの歴史科目である日本史や世界史の知識が重要となりますが、新設の「歴史総合」では、それらの知識に加えて、時代を超えた広範囲の歴史理解と探究的な学習姿勢が求められます。すなわち、特定の時代や地域に偏らず、通史的な視点から歴史を捉え直す力が必要となるのです。また、過去の出来事を多角的に分析し、自らの考えを論理的に表現する力も重要になってきます。受験生は、これまでの暗記型の学習だけでなく、思考力や表現力の向上にも力を入れる必要があるで、単に歴史の知識を暗記するだけでは不十分となります。

 

2. 受験への影響

共通テストの出題教科・科目

共通テストでは、これまでの日本史や世界史の出題に加えて、新設の「歴史総合」の出題が予定されています。「歴史総合」では、従来の日本史や世界史の知識に加えて、通史的な視点と探究的な姿勢が重視されます。受験生は、特定の時代や地域に偏らず、幅広い歴史理解と論理的思考力が必要となります。単に個別の事象を暗記するだけでなく、歴史の背景や因果関係を捉え、自分の考えを的確に表現する力が問われることになります。

3. 効果的な学習方法

基礎知識の確実な定着

新しい「歴史総合」科目では、単なる暗記ではなく、歴史の全体像を俯瞰的に理解し、事象間の因果関係を捉えることが重要です。そのためには、まずは基礎知識を確実に身につけることが不可欠です。教科書やノート、参考書を活用し、時代背景や重要人物、出来事の経緯などを丁寧に学習しましょう。知識を断片的に覚えるのではなく、関連性を意識しながら体系的に理解を深めていくことが重要です。学校の定期テストや小テストで自己の理解度を確認し、欠落している知識を特定していきましょう。単に正解率を確認するだけでなく、間違えた問題について、なぜ間違えたのか、どこが理解できていないのかを分析し、弱点を明らかにしましょう。そして、その弱点を克服するために、教科書や参考書を再度精読したり、関連する資料を調べたりするなど、きめ細やかな学習を行うことが大切です。このようにして、一つ一つの知識を確実に定着させ、歴史の全体像を俯瞰的に理解していくことが「歴史総合」の学習において重要な基礎となります。

探求的な学習の重要性

「歴史総合」では、単なる知識の暗記だけではなく、歴史的事象の背景や因果関係を主体的に探究することが重要です。受験生は、教科書や参考書の記述にとどまらず、関連する資料や文献を積極的に収集・分析し、自らの視点から歴史的な解釈を導き出す力が求められます。

 

4. 受験生のための勉強計画

年間の学習ロードマップ

受験生は、歴史総合の学習で確実に成果を上げるために、年間を通した学習計画を立てることが重要です。まずは、教科書や参考書の内容を確認し、学習すべき範囲を把握しましょう。そして、時期ごとに重点的に取り組むべき分野や、定期テストや模試に向けた学習の流れを明確にした年間スケジュールを作成します。

例えば、前期は古代から中世までの日本史と世界史の基礎を確認し、夏休みには近現代史の学習に時間を割くといった具合です。その上で、学習の進捗状況に合わせて、定期的に小テストや模擬試験を実施し、自身の理解度を確認しましょう。小テストでは、既習の範囲の知識定着度を確認し、理解が不足している部分を明確にしましょう。また、定期的な模擬試験の受験を通じて、出題傾向や時間配分など、実際の試験に向けた対策を立てることができます。模擬試験の結果分析から、自身の得意分野や苦手分野を把握し、それらに応じた学習計画を立てることが大切です。

5. まとめ

(1) 「歴史総合」の特徴のおさらい

新設された「歴史総合」科目では、従来の日本史や世界史の知識に加えて、通史的な視点と探究的な姿勢が重視されます。単なる個別事象の暗記ではなく、歴史の背景や因果関係を捉え、自分の考えを論理的に表現する力が求められます。つまり、網羅的な知識に加えて、主体的な歴史理解と思考力が試されることになります。受験生は、幅広い視野と深い理解力を養うことが重要となります。

(2) 受験対策のポイント整理

「歴史総合」の受験対策の重要なポイントは、基礎知識の確実な定着と探究的な学習姿勢を養うことです。単に暗記するのではなく、歴史的事象の背景や因果関係を自ら考え抜く力が必要とされます。そのためには、教科書やノートの内容を丁寧に学習し、定期的な小テストで自己の理解度を確認することが不可欠です。さらに、関連する資料を積極的に収集・分析し、自分なりの解釈を導き出す探究心を持つことが重要です。

 

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この記事を書いた人

森岡千夏

大学時代から大学受験の個別塾に講師として勤め、現在ポラリスアカデミアの講師兼運営として携わる。

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