この記事では「マドンナ古文常識」を使用して効率よく古文読解力を高めるための勉強法を徹底解説しています。
目次
〇マドンナ古文常識ってどんな単語帳?
〇マドンナ古文常識が優れている点
-
古文単語だけでなく古典の読解に必要な常識が学べる
-
イラスト付きの解説で記憶に残りやすい
-
内容が厳選されていて短期間で修得できる
〇短期間で効率よく読解力を高める勉強法
-
解説をとにかく熟読
-
すきま時間で効率良く取り組む
-
メインの参考書は必須
〇まとめ
〇マドンナ古文常識ってどんな単語帳?
マドンナ古文常識は、古文単語と古典文法の勉強が一通り終わったあとにそれらを使いこなせるようにするための古文の常識が掲載されている参考書です。
表紙にもある通り全部で217の単語が掲載されていますが、受験に対応する為の単語量としては十分とは言えず、古典の世界観を知るためのテキストとして特化しています。
またシリーズものとして
・マドンナ古文単語
・古文完全攻略マドンナ入試解法
といったものも有名です。
実際に多くの学校で配られているのは1番収録語数の多いターゲット1900でしょう。
難易度は、『標準~応用(共通テスト~国公立2次・難関私立)』に設定されており、頻出となる古文単語、古文文法を習得していることが前提の内容となっています。
〇マドンナ古文常識が優れている点
マドンナ古文常識には優れた点が大きく分けて3つあります。
・古文単語だけでなく古典の読解に必要な常識が学べる
マドンナ古文常識の1番の特長はなんといっても古典の常識が詳しく掲載されているところです。
大学入試で問われる古文問題では、同じ日本のできごとについて書かれている文でも現代の常識とは異なる部分が多く描かれています。
共通テストや私大の個別試験等では、それらの古典常識は当たり前のこととして解説がない場合も多いです。
しかし、現代の常識とはかけ離れているものも多いため、この常識についての知識がないとそもそも読解が進まないのです。
したがって、古文の読解力を高められるかどうかは古典常識をどれだけ知っているかにかかっているとも言えます。
マドンナ古文常識では、受験で頻出となる古文常識についてまとめられているので、読解に進む前のステップとして取り組むことが推奨されるのです。
・イラスト付きの解説で記憶に残りやすい
表紙を見てもわかる通り、マドンナ古文常識はポップなイラストが多く使われています。
解説を見やすくするためのイラストだけでなく、古典常識を理解するために必須となる古典的な道具や建物、行事などのイラストが掲載されています。
これらの関連知識についても触れているので、記憶に残りやすいイラストと関連知識を同時に精読し、多くの知識を身に付けることができるのです。
・内容が厳選されていて短期間で修得できる
マドンナ古文常識には、古文常識の根幹となる単語が掲載されていますが、その単語数は他の古文単語帳と比べると多いとは言えません。
なぜなら、古文単語の修得とは目的が少し異なり厳選された古文単語とそれにまつわる背景知識がメインだからです。
掲載単語が少なめなので、1周にかける時間は短めで取り組むことができるボリュームとなっています。
マドンナ古文常識の章構成は以下のようになっています。
第1章 恋愛・結婚と祝事・弔事
第2章 天皇家の人々と宮中の建物
第3章 宮中で働く男たち・女たち
第4章 貴族の私生活
第5章 服装と調度品・乗物
第6章 宮中行事と教養・娯楽
第7章 宗教と俗信
〇短期間で効率よく読解力を高める勉強法
それでは、ここからはマドンナ古文常識を活用して短期間で効率よく読解力を上げていく勉強法をお伝えします。
・解説をとにかく熟読
何度もお伝えしているように、マドンナ古文常識は古文単語の暗記ではなく関連する『古典常識』の修得がメインです。
したがって、古文単語とその意味を覚えるだけではマドンナ古文常識を有効に活用できているとはいえません。
その時代の常識や背景、関連知識を熟読し、知識として蓄えていく事が重要です。
・すきま時間で効率良く取り組む
多くの受験生を見ていると、すきま時間まで有効活用できている受験生はやはり伸びてくる子が多いです。周りと差をつけるためにも、すきま時間で工夫して取り組んでいくことが重要なのは明らかですね。
マドンナ古文常識は、ボリュームとしてはそこまで多くなく本のサイズ自体もコンパクトにつくられています。
そのため、通学のための電車内などでも取り組みやすく、また、短い時間での取り組みでも十分に終わる量で構成されています。
さらに、人間の脳は何度も目にする、耳にするものを重要度の高いものと認識しますので、何周も繰り返した方が記憶に残ります。
毎日のすきま時間で何度も触れることで、効率良く古文常識を修得することを目指しましょう。
・メインの参考書は必須
マドンナ古文常識は、入試で出題されるような問題が載っているのではなく、読解を助けるためのサブ教材です。
共通テスト対策として使うなら、共通テスト型の問題集を、私大の個別試験の対策として使うなら、志望校の過去問や志望校に応じた問題集をメイン教材として使用しましょう。
マドンナ古文常識を熟読する
↓
メインの問題集の設問を解いて、知識が足りないところはマドンナ古文常識に戻る
という使い方がおすすめです。
その流れを繰り返すことで、古文常識の定着にも繋がり、問題演習量も確保できるので得点力が大幅に伸びてくると思います!
〇まとめ
以上が、マドンナ古文常識を使って短期間で効率良く読解力を高める勉強法になります。
古文単語や古文文法を押さえても得点が上がらない…
という方は古文常識についての知識が不足していることがほとんどです。
それだけ、古文常識は古文読解において重要なパートです。
なるべく短期間で、効率よく、古文読解力を高めていくためにも本記事を参考にマドンナ古文常識を使用してもらえれば幸いです。
無料受験相談実施中!
ポラリスアカデミアでは、無料の受験相談を実施しています!
プロの受験コンサルタントが、あなたの勉強のお悩みを1:1で解決します。
※Zoomを用いたオンラインミーティング
「E判定だけど、志望校に何とか合格したい!」
「今の勉強法が合っているか不安…」
「モチベーションを上げる何かが欲しい!」
そんなあなたの味方になります。
その他、ポラリスアカデミアの詳しいサービス内容に関するご説明も行っておりますので、ご興味ある方はこちらのボタンより、受験相談をお申込み下さい。
この記事を書いた人
小澤樹千葉大学教育学部卒
2020年、千葉大学教育学部を卒業、同年千葉県小学校教員として担任業務に携わる。2023年に退職し、受験コンサルティング「ポラリスアカデミア」で指導を行っている。