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英単語ターゲット1900を短期間で効率良く暗記する勉強法

  • 英語

この記事では「英単語ターゲット1900」を効率よく暗記するための勉強法を徹底解説しています。
ターゲット1900は幅広い入試レベルに対応しており、かつ過去30年間の大学入試データから厳選した1900単語を掲載しているため、頻出の英単語を効率よく覚えることができる英単語帳です。

目次

ターゲット1900ってどんな単語帳?

ターゲット1900が優れている点

  1. 専用のアプリがある

  2. 音声データも無料でダウンロード可

  3. 入試に出る順で掲載されている

  4. 例文や派生語も充実

短期間で効率よく暗記する勉強法

  1. 紙には書かない。声に出して覚える。

  2. コツコツやらない。広く浅く回数をこなす。

  3. 英語と日本語の1:1対応ではなく、イメージで覚える。

  4. 専用アプリ『ターゲットの友』で定着度をテストする。

〇まとめ

〇ターゲット1900ってどんな単語帳?

ターゲット1900とは旺文社出版のラブラドールレトリバーが表紙に写っている青色の英単語帳になります。

名前の通り、1900語の頻出単語から難関単語までの英単語が

収録されており、またシリーズものとして

・ターゲット1400

・ターゲット1200

・英熟語ターゲット1000

といったものも有名です。
実際に多くの学校で配られているのは1番収録語数の多いターゲット1900でしょう。

難易度は、『標準~応用(共通テスト~国公立2次・難関私立)』に設定されており、中学レベルの基礎単語を習得していることが前提の内容となっています。

〇ターゲット1900が優れている点

ターゲット1900には優れた点が大きく分けて4つあります。

 

・専用のアプリがある

ターゲット1900には専用のスマホアプリがあります。それが『ターゲットの友』です。

 

ダウンロードはこちらから

 

このアプリには、
・パートごとにテスト形式で単語学習ができる
・全国の受験生たちとの競争もできる
といった非常に便利な機能があるので、単語帳を併用することで楽しく英単語学習を続けることができます。

非常に便利なのでターゲットを持っていない受験生にもおすすめしたいくらい有益なアプリですね。

・音声データも無料でダウンロード可

アプリだけじゃなく、ターゲット1900では音声データも無料でダウンロード可能です。

単語帳を購入すればパスワードを手に入れることができるので、公式サイトに入力してダウンロード可能です。
視覚だけでなく聴覚も活用することで暗記効率がグッと上がるのでこれも優れている点と言えます。

・入試に出る順で掲載されている

ターゲット1900は掲載順も非常に魅力的です。以下のようにPart分けされており、大学入試に出る順で英単語を学ぶことができます。

Part 1 常に試験に出る基本単語800語
 Section 1-Section 8 (単語番号 1-800)

Part 2 常に試験に出る重要単語700語
 Section 9-Section 15 (単語番号 801-1500)

Part 3 ここで差がつく難単語400語
 Section 16-Section 19 (単語番号 1501-1900)

・例文や派生語も充実

ターゲット1900は「一語一義」主義ではありますが、見出し語を使用した例文や派生語なども載っています。

例文で覚えることで実際に使用される形での暗記が可能ですし、見出し語から連想して派生語や類義語・対義語を覚えることで効率よく語彙力をUPすることが可能になります。

〇短期間で効率よく暗記する勉強法

それでは、ここからはターゲット1900を活用して短期間で効率よく英単語力を上げていく勉強法をお伝えします。

紙には書かない。声に出して覚える。

小学校の漢字ドリルや中学校の英単語プリントなどなど、「暗記=ひたすら書く!」と勘違いしている受験生が多いですが、実はあまり効率的とは言えません。

紙にスペルを書いている時点で脳からのアウトプットは完了しているのですから、わざわざ書くのは時間の無駄です。
手も疲れますし、勉強した気になってしまってあまり良いことはありません。

書くよりも発音しましょう。
スペルだけ見て覚えるのではなく、発音して聴覚も使って暗記しましょう。
英単語は言葉です。単なるアルファベットの羅列ではなく、意味を持った1つの言葉です。
言語コミュニケーションの最初は話す所からですよね?
黙々と眺めるのではなく、発音しながら覚えることが大切です。

もちろん、ただ発音するのではなく「覚えるぞ!」という意識も大切です。

コツコツやらない。広く浅く回数をこなす。

英単語暗記で陥りがちなミスとして、前からコツコツ覚えてしまう、というものがあります。

10日後に100語の単語テストがあったとして、
今日は1~10、明日は11~20…
という形でコツコツ暗記を進めようとする人がいますがこれでは脳に残りません。

そもそも1回で覚えきろうとするのが間違いなので、英単語暗記は「広く、浅く、何回も」を意識しましょう。

先ほどの例で言うと、10日後に100語の単語テストがあるのならば毎日100語覚えるという勉強を10日間繰り返すのが吉です。

人間の脳は何度も目にする、耳にするものを重要度の高いものと認識しますので、何周も繰り返した方が記憶に残ります。

もちろん、単語テストが終わってその範囲に触れなくなるとまた忘れてしまうので、1週間後、1か月後…という風に期間を空けての復習で定着度をチェックしながら進めましょう。

英語と日本語の1:1対応ではなく、イメージで覚える。

旺文社さんはターゲット1900を「一語一義」主義としていますが、どうしても英語と日本語の1:1対応だと無機的な暗記になってしまいますし、応用が効かなくなってしまいます。

あくまで違う言語なので、英語を日本語に言い換えたとしても意味が完全に一致しない場合もあります。
そのためにも英単語のイメージ化は非常に大切です。

例えば、contaminateという英単語の意味は分かりますか?

答えは「汚す、損なう」という意味なのですが、スペルも長くて覚えづらいですよね?
こんな時、ただ「contaminate、汚す、contaminate、汚す、contaminate…」と1:1対応で覚えるのではなく、工場からの煙で空が黒く汚れている映像をイメージしながら覚えるんです。

そうすれば脳内に単語がイメージとして残り、「contaminate=汚す」ではなく「contaminate=工場からの煙で空が黒く汚れている風景」として覚えられるので、覚えやすく忘れにくくなります。

これが言語本来の習得の仕方ですよね。

他にも、前置詞onがありますが、これを「on=~の上に」と1:1対応で暗記をしている人は「絵が壁にかかっている」を英語で言う時に
✕ The pictures are by the wall.
などと訳してしまいます。

正しくは、
〇The pictures are on the wall.
となり、onには接触のイメージがあることを抑えておけば容易に英訳できます。

イメージ化して暗記することで、このように応用が効くんですね。
特にスペルの短い単語は様々な意味を持っているので、このイメージ暗記をできるかどうかで英語力に大きな差が付きます。

専用アプリ『ターゲットの友』で定着度をテストする。

最後は専用アプリを使った勉強法をご紹介します。ターゲットの友を使用した英単語暗記法はポラリスアカデミアのYouTubeでも公開していますが、このアプリは非常に優秀です。

【爆速】ターゲット1900を7日間で完璧に暗記する方法

動画で話しているように短期間でたくさん暗記するために使用しても良いですし、紙の単語帳で暗記した内容をテストするために使用するのもオススメです。

ターゲットの友はセクションごとにランダムで問題を出してくれるので、各セクションを暗記するたびにアプリでテストをして、90%以上正答したら次に進む、みたいなやり方で定着度を確認しながら進めるのも効果的です。

他にも全国のライバルと競い合ったり、様々な機能がありますので是非一度ダウンロードして試してみてください。

ダウンロードはこちらから

〇まとめ

以上が、英単語ターゲット1900を短期間で効率良く暗記する勉強法になります。

特にこれだけ優秀なアプリがあるというのはターゲットの大きな強みになりますので、是非単語帳選びに悩んでいるにはターゲット1900をオススメしたいと思います。

また、英単語暗記は英語学習の根幹になる大切なパートです。単語だけ覚えれば英文が読めるかと言えばそうではありませんが、単語を覚えていないと英文が読めないのもまた事実です。

なるべく短期間で、効率よく、英単語を暗記していくためにも本記事を参考にターゲット1900を使用してもらえれば幸いです。

 

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この記事を書いた人

吉村暢浩京都大学工学部卒

2018年、京都大学工学部を卒業、同大学大学院に進学。2019年に京都大学大学院を退学し、受験コンサルティング事業「ポラリスアカデミア」を立ち上げる。2021年、株式会社ポラリスを設立。社会で勝ち抜くために必要な問題解決能力を大学受験を通じて身に付ける独自の指導を行っている。

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