教科別大学受験勉強法

地学基礎の共通テスト対策を徹底解説

  • 地学

この記事では地学基礎の共通テスト対策について解説しています!

目次

共通テスト地学基礎の配点

共通テスト地学基礎の解答時間

共通テスト地学基礎対策

  1. 大問構成や問題数
  2. 基本知識の定着
  3. 資料を読み取る力をつける
  4. 参考書、問題集

まとめ

共通テスト地学基礎の配点

共通テスト地学基礎の配点は50点で、他の理科基礎科目と併用して2科目の合計で100点となっています。
大問ごとの配点は以下のようになっています。

2023年度共通テスト
・第1問…19点
・第2問…7点
・第3問…14点
・第4問…10点

2022年度共通テスト
・第1問…20点
・第2問…10点
・第3問…10点
・第4問…10点

共通テスト地学基礎の解答時間

共通テスト地学基礎の解答時間は、他の理科基礎科目と合わせて、2科目合計で60分となっています。
2科目を60分の間で終わらせる必要があることを考えると、地学基礎は30分以内では解き終わりたいところです。平均すると、大問1つにつき7分ほどになりますね。

共通テスト地学基礎対策

ここからは、共通テスト地学岸の対策について具体的にお話していきます。

1:大問構成や問題数

まず、対策をするにあたって大問構成や問題数を分析してみましょう。
2023年度の共通テスト地学基礎の大問構成と問題数は以下のようになっています。

続いて、2022年度を見てみましょう。

全体的なボリュームはそこまで多くなく、他の理科ほど複雑な計算問題などの深入りした内容が少ない傾向にあります。

しかし、「出題される図や資料はほとんどが初見である」といった地学基礎特有の難しさもありますので、出題傾向を把握した上で計画的に対策を行うことが重要です。

2:基本知識の定着

地学は、他の理科の知識を総合的に利用する点が特徴です。
他の理科とは、物理化学生物のことです。

例えば、
地震について、P波S波といった現象の考え方は物理
地層や化石について、地質時代の編成などの知識は生物
といったように、他の科目の知識がもとになっている場合が多いです。

幅広い範囲の知識を地学の知識として身に付けなければなりませんが、その分そこまで応用的な問題が出題されていないのも大きな特徴ですね。

だからこそ、用語とその意味といったような基本知識を確実に押さえておくことで、十分に高得点が狙える科目です。

例えば、「P波」「S波」といった用語を覚えるだけでなく、
・それぞれ何が違うのか
・速さはどれくらいか
・関係性はどのようになっているのか
などの細かな知識です。

過去問を見ると分かるように、用語を覚えただけでは得点には繋がりませんが、そういった用語の周りの細かな知識を身に付けて入れば確実に点をとれる問題がおおいのです。

さらに、実際の試験では、図やグラフなどを読み取る問題も出題されます。

ここでは、そんな問題に対応していく力を身に付けるための勉強法を紹介します!

それはズバリ、図説や資料集をフル活用することです!
代表的なものに「地学図録」があります。

授業を受ける際に配布される高校も多いですね。
他にも、学校で配布されたものがあればそれで十分です!

このような図説や資料集の中には地学の仕組みのイメージを助ける図や写真が豊富に載っています。

地学の新しい分野を勉強するとき、問題の解説を読むとき、さらに知識を広げるとき…

どの場面でも常に図説や資料集をセットで用いるようにしておくと、イメージが広がり、覚えやすくなるとともに力が身についていきますよ。

3:資料を読み取る力をつける

地学基礎では、応用的な深い内容までは出題されない傾向があります。
ただし、中には聞きなれない用語が突然出題される場合があります。

そのような場合にも、リード文や資料を丁寧に読み取ればその用語がどのような現象を表しているのかが理解できるように出題されていました。

地学基礎では、演習をする際に、資料を正確に読み取って知らない用語が出てきても推測する力を身に付けておくことで、初見の用語や現象が出てきても安定して高得点が狙えるようになります。

数学では、公式を覚えるだけでなく、その公式の意味や使い方を理解していないと初見の問題に対応できません。
英語でも、英文の訳を暗記するだけでなく、読み方を身に付けなければ効果が薄いですよね。
それと同じで、地学基礎でも解き方を丸暗記してしまうと捻られた問題に対応できません。

そのような状態を脱却し捻られた問題でも得点に繋げるためには、できた問題についても解答解説を読み込み、問題、資料のどこに着目すべきであったかを確認しましょう。グラフの傾きかもしれませんし、現象の推移かもしれません。

そして、理解が浅い点は講義型の参考書や図説を見直して理解を深めるのです。
こういった練習を繰り返して、様々な問題に柔軟に対応する力が身につきますよ。

4:参考書、問題集

共通テスト地学基礎対策でオススメの参考書、問題集は以下の通りです。

共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる一問一答
【共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる一問一答】

青木の地学基礎をはじめからていねいに
【青木の地学基礎をはじめからていねいに】

共通テスト地学基礎集中講義
【共通テスト地学基礎集中講義】

セミナー地学基礎
【セミナー地学基礎】

リードライト地学基礎
【リードライト地学基礎】

高等学校地学基礎
【高等学校地学基礎】

地学図録
【地学図録】

共通テスト実践問題集
【共通テスト実践問題集】

共通テスト過去問研究地学基礎
【共通テスト過去問研究地学基礎】

まとめ

以上が、共通テスト地学基礎の傾向と対策になります。
幅広い知識を確実に身に付け、何度も演習を重ねることで、高得点をつかむことができます。

共通テストで地学基礎を選択する受験生は、この記事を参考にしてみてくださいね!

 

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この記事を書いた人

吉村暢浩京都大学工学部卒業

2018年、京都大学工学部を卒業、同大学大学院に進学。2019年に京都大学大学院を退学し、受験コンサルティング事業「ポラリスアカデミア」を立ち上げる。2021年、株式会社ポラリスを設立。社会で勝ち抜くために必要な問題解決能力を大学受験を通じて身に付ける独自の指導を行っている。

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