この記事では英語の共通テスト対策について解説しています!
目次
共通テスト英語の配点
共通テスト英語の解答時間
共通テスト英語対策
- 大問構成や問題数
- 単語、文法を極めて英語のまま読めるようにする
- リーディング対策でリスニング対策を
- 参考書、問題集
まとめ
共通テスト英語の配点
共通テスト英語の配点はリーディング・リスニング共に100点で、
リーディング200点・リスニング50点であったセンター試験と大きく変化しています。
大問ごとの配点は以下のようになっています。
リーディング
・第1問…10点
・第2問…20点
・第3問…15点
・第4問…16点
・第5問…15点
・第6問…24点
リスニング
・第1問…24点
・第2問…12点
・第3問…16点
・第4問…12点
・第5問…20点
・第6問…16点
例年、配点については大きく変わりないので、今年度も例年通りの配点になると予想できます。
共通テスト英語の解答時間
共通テスト英語の解答時間は、リーディング・リスニング共に80分です。
長いように思えますが、リーディングは文章量が長く時間が足りずに悩む受験生が多い現状です。
時間内に解き終わる為には、時間配分の目安を決めておくことも非常に重要です!
理想の時間配分を掲載しておきますので、参考にしてください🔻
・第1問…8分
・第2問…13分
・第3問…10分
・第4問…10分
・第5問…15分
・第6問…20分
センター試験のときには、第1問と第2問は語彙と文法問題のような比較的短時間で解ける問題だったので、後半の長文読解から解く受験生が数多くいました。
しかし、共通テストは第1問と第2問の出題形式がガラッと変化し、前半と後半の時間配分の差が少なくなっています。
そのため、前の問題から順番に解いた方がマークのズレの心配もないのでオススメです。
共通テスト英語対策
ここからは、共通テスト英語の対策について具体的にお話していきます。
1:大問構成や問題数
まず、対策をするにあたって大問構成や問題数を分析してみましょう。
2023年度の共通テスト英語リーディングの大問構成と問題数は以下のようになっています。
続いて、リスニングの大問構成と問題数を見てみましょう。
英文の語数は、第1問~第3問はそれぞれ約160語~350語、第4問は約600語、第5問は約780語、第6問Aは約700語、第6問Bは約820語となっています。また、試験全体の総語数は昨年と同程度で、約6000語となっていて、解答時間と比べると、1分で約100語の単語を読み進める読解力が必要になることが分かります。
リスニングの読み上げ語数は約1570語でした。また、アメリカ人話者だけでなくイギリス人話者や、日本人と思われる非ネイティブ話者が含まれていたことも分かっています。ネイティブの音声だけでなく幅広い話者の対話が聞き取れるようにしておく必要がありますね。
2:単語、文法を極めて英語のまま読めるようにする
先ほども記したように、英語のリーディングの試験は時間との戦いです。
時間を制すためには「英語のまま読めるようにする」ということが非常に重要なんです。
日本語の文章を読むときのことを思い返してみましょう。
簡単な文章では、1回読んだ後にわざわざ文章を読み返すことはしませんよね?
しなくても文章の意味を理解できるはずです。
ところが、英語になるとそうもいきません。
I ate an apple yesterday.
という文があったとします。
日本語と英語とでは同じ意味の文でも単語の並びが全く違う為、これを日本語で理解するには「私は 食べた 1つの りんごを 昨日」というように一度単語の意味を変換してから
「私は 昨日 1つの りんごを 食べた」というように並べ替えて文としての意味を理解していくことになるのです。
このように英文の意味を捉えていると、必然的に2回も3回も英文を読み直すことになってしまうのです…
全ての文でそのように読みなおしているよりも、みなさんが日本語を理解するときのように1回読んだだけで文としての意味を捉えられた方が、圧倒的に時間の余裕が生まれることは明らかですよね。
みなさんが最終的に目指すべきところは「英語を1度読んで理解する」
つまり、単語を並び替えて日本語の意味に変換する操作をせず「英語のまま理解する」というところなのです。
そのためには、単語と英文法の知識は絶対的に必要です。
センター試験と違って文法事項を問う問題がなくなったので、文法をおろそかにしてしまう受験生が少なくありません…
しかし、「英語のまま理解する」ためには文法の知識がないと戦えません。
むしろ、文法問題がなくなって英文を読み取る問題が増えたからこそ、単語や文法事項の理解が必須と言えます。
まずは基礎的な事項の定着率を高める事を徹底しましょう。
3:リーディング対策でリスニング対策を
2で紹介した英文を「英語のまま理解する」ようになるための練習はいくつかありますが、ここでは、リスニング対策にもなる「シャドーイング」と「パラレルリーディング」を紹介します。
・シャドーイング
聞いている英語音声のすぐ後を追って復唱する勉強方法です。
流れている音声のすぐ後を追って発音していきます。
シャドーイングを音声の速さのままで英文が理解できるようになるまで何回も繰り返すことで、音声を聞き取る力もつきますし、英語のまま理解する力もつきます。
聞いてすぐに発音するので正しいアクセントやリズムを覚えやすく、英語の聞き方や話し方のコツが自然と身につきます。
・パラレルリーディング
こちらは、音読の一種です。
単なる音読と違う所は、「音声を聞きながら音読をする」という点です。
つまり、「音読」と「シャドーイング」の両方を同時にするハイブリッド型の勉強法とも言えます。
やり方としては、英文が載っているテキストを見ながら音声を流し、その音声を追って英文を声に出して読んでいく、というものです。
読む、聞く、話す。を同時に鍛えることができます。
英文を見ながら発音できるので、シャドーイングにくじけた人も順序立てて進めばパラレル・リーディングはできるようになります。
4:参考書、問題集
共通テスト英語対策でオススメの参考書、問題集は以下の通りです。
・英単語帳
・英文法
・英文解釈
・英語長文
まとめ
以上が、共通テスト英語の傾向と対策になります。
なんといっても基礎力の定着が鍵になります。
反対に、基礎力が身に付いてくると英文が一気に読みやすくなるのも英語の特長です。
受験生は、この記事を参考にしてみてくださいね!
無料受験相談実施中!
ポラリスアカデミアでは、無料の受験相談を実施しています!
プロの受験コンサルタントが、あなたの勉強のお悩みを1:1で解決します。
※Zoomを用いたオンラインミーティング
「E判定だけど、志望校に何とか合格したい!」
「今の勉強法が合っているか不安…」
「モチベーションを上げる何かが欲しい!」
そんなあなたの味方になります。
その他、ポラリスアカデミアの詳しいサービス内容に関するご説明も行っておりますので、ご興味ある方はこちらのボタンより、受験相談をお申込み下さい。
この記事を書いた人
小澤樹千葉大学教育学部卒業
2020年、千葉大学教育学部を卒業、同年千葉県小学校教員として担任業務に携わる。2023年に退職し、受験コンサルティング「ポラリスアカデミア」で指導を行っている。