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国語の共通テスト対策を徹底解説

  • 国語

この記事では国語の共通テスト対策について解説しています!

目次

共通テスト国語の配点

共通テスト国語の解答時間

共通テスト国語対策

  1. 大問構成や問題数
  2. 演習素材としてセンター試験の過去問を使うべし!
  3. 「国語はセンスで何とかなる!」は間違い
  4. 参考書、問題集

まとめ

共通テスト国語の配点

共通テスト国語の配点は現代文100点、古文50点、漢文50点となっており、センター試験の配点から変わりありません。
大問ごとの配点は以下のようになっています。

  • 第1問…50点
  • 第2問…50点
  • 第3問…50点
  • 第4問…50点

例年、配点については変わりないので、今年度も例年通りの配点になると予想できます。

共通テスト国語の解答時間

共通テスト英語の解答時間は80分です。
長いように思えますが、文章量が多く時間が足りずに悩む受験生が多い現状です
時間内に解き終わる為には、時間配分の目安を決めておくことも非常に重要です!
理想の時間配分を掲載しておきますので、参考にしてください🔻

  • 第1問…25分
  • 第2問…25分
  • 第3問…15分
  • 第4問…15分

現代文では、「論理的な文章」「実用的な文章」、またはこれらの文章を組み合わせた複数素材で出題されるともいわれています。
速く読み解く力を身に付けるためには、設問に先に目を通してから本文を読みつつ問題がきたら解くという読解法も1つの方法です。
普段から本番を意識した読解で文章と設問に素早く対応できる力を鍛えておきましょう。

また、本文を目で文字を追うだけではなく、キーワードや筆者の主張に線を引いたり関連資料のポイントにをつけておいたりすることで解答の根拠になる部分をすばやく見つけることに慣れておきましょう。

古文・漢文においては、古文単語や古文文法、漢文の句形など、そもそも身につけておかなければ読み進めることすらできない事項があります。これらをきちんと身につけ、読解に生かせるようにし、演習を積み重ねて素早く読み進めることが重要となります。

共通テスト国語対策

ここからは、共通テスト国語の対策について具体的にお話していきます。

1:大問構成や問題数

まず、対策をするにあたって大問構成や問題数を分析してみましょう。
2023年度の共通テスト国語の大問構成と問題数は以下のようになっています。

続いて、2022年度の共通テスト国語の大問構成と問題数を見てみましょう。

設問数やマーク数に若干の変化がありますね。
特に、第1問の評論では、2種類の文章から関連を問う問題が出題されるなど、読解力・論理的思考力が試される問題となっています。

2:演習素材としてセンター試験の過去問を使うべし!

国語の定期テスト対策にピッタリな教材があります。
それは、みなさんの先輩方が受験していたセンター試験の過去問です!

実は、センター試験の問題はとても良質です。
センター試験問題には、「大学入試センター」で1年間研究されてじっくりと練り上げてつくられたという背景があります。
そんな背景があるため、練りに練られた良質な問題が出題されていたのがよく分かりますね。

さらに、問題の出題形式や配点などは共通テストと類似している部分ばかりなので、演習としてピッタリです!
センター試験の過去問や、過去に出版されている予想問題などを合わせると膨大な数になるため、たっぷりと演習ができるのでおすすめです。

3:「国語はセンスで何とかなる!」は間違い

「国語はセンスで何とかなる!」そう思ったことはありませんか?
反対に国語が苦手な方は、「国語はセンスだからどうがんばっても点数は上がらない…」
そんな風に思われがちな教科と言えます。
こんなことを思っているようでは、本当にいつまでたっても点数は上がりません…
もっと言えば、「国語はロジック(論理力)だ!」ともいえるのです。

こんな例題をあげて考えてみましょう。

ここで思いつく答えはなんでしょうか?
「あきれてしまった。」
「本当に帰るとは思わなかったから驚いた。」
「自分の言ったことを訂正すべきかどうか迷った。」
などと考えた方もいるでしょう。

しかし、国語の読解問題としては、「文中から上司の気持ちに関する表現が読み取れないから不明」となるのです。
「そんなこと言っても、普通は本気で帰れなんて言わないし、本当に帰ったらあきれるでしょ!」と思うかもしれませんが、国語の読解としては「不明」としか言えないのです。
国語の読解問題を作成する立場の人は、このように論理的に読解できるように問題を作成しています。

そのため、確かに個人のセンスがあればある程度は解けるかもしれませんが、「センスがない」からといって諦める必要は全くないのです。文章を読解するための論理力を磨けばいいのです。
実際に論理力を鍛えるためには、
本文のキーワードとなる語句とそれに関わる文に線を引きながら読む。
設問で問われていることの根拠となる箇所にも線を引く。
という演習を日ごろから行うことをおすすめします。

また、マーク式の試験では、設問に4択の選択肢があったらそのうちの2択は「すぐに違うと分かる選択肢」、あとの2択で迷う受験生が多くなるようにつくられていることも多いです。
素早く読解を進めるためにも、「すぐに違うと分かる選択肢」は設問を読んだ瞬間に外し、残りの2択を文中から根拠を探し出して解けるようになると良いです。
「国語はセンス」と考えず、「論理力」を高めて安定して点が取れるようにしましょう!

4:参考書、問題集

共通テスト国語対策でオススメの参考書、問題集は以下の通りです。

入試現代文へのアクセスシリーズ
【入試現代文へのアクセスシリーズ】

現代文キーワード読解
【現代文キーワード読解】

マドンナ古文常識217
【マドンナ古文常識217】

古文単語315
【古文単語315】

古文上達
【古文上達】

漢文ヤマのヤマ
【漢文ヤマのヤマ】

漢文 句形とキーワード
【漢文 句形とキーワード】

センター試験過去問研究国語
【センター試験過去問研究国語】 共通テスト総合問題集国語
【共通テスト総合問題集国語】

まとめ

以上が、共通テスト国語の傾向と対策になります。

センスも大切ですが、鍵となるのは論理力です!
現代文、古文、漢文とバランスよく対策を進めて、安定した点数がとれるようにしましょう。

共通テストで国語を選択する受験生は、この記事を参考にしてみてくださいね!

 

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この記事を書いた人

小澤樹千葉大学教育学部卒業

2020年、千葉大学教育学部を卒業、同年千葉県小学校教員として担任業務に携わる。2023年に退職し、受験コンサルティング「ポラリスアカデミア」で指導を行っている。

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