今回は、熊本大学工学部と鳥取大学医学部医学科を目指して受験に挑戦した2名の受験生の体験記をご紹介します。
惜しくも不合格という結果にはなりましたが、それぞれが受験を通して得た反省と学び、そして次への強い決意を語ってくれました。これから受験を迎える皆さんにとって、貴重なヒントとなるはずです。
熊本大学 工学部 機械数理工学科を目指して
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最終判定:E判定
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勉強時間
平日:約4時間
休日:約7~8時間
家での学習が中心で、日々の学習時間は確保していました。しかし、自分自身で「前向きに勉強できていなかった」と振り返ります。受験期の後半には、気持ちにあきらめが入り、モチベーションを保つことが難しくなっていたそうです。
失敗の原因と気づき
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勉強場所がずっと家だったため、集中が切れがちになっていた
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塾という環境をうまく活用できず、「孤独な勉強」になっていた
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疑問が出てもすぐに相談せず、自分の中で抱え込んでしまった
この反省をもとに、「集中力を保つために場所を変えること」「つまずいたらすぐに誰かに相談すること」の重要性を強く感じたとのことです。
次への決意とアドバイス
「次は絶対に第一志望に合格する!」
その強い意志のもと、勉強の進め方だけでなく、環境との向き合い方も見直しながら、リスタートを切っています。
そして、これから受験を迎える後輩へのアドバイスとして、こう語ってくれました:
「英単語だけは、高校三年生までに完璧にした方がいい」
英語の基礎は早めに固めておくと、他の勉強がスムーズになるはずです。
鳥取大学 医学部 医学科を目指して
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模試判定:志望校として登録していなかったため不明
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勉強時間
平日:6〜7時間
休日:最低12時間
時間があれば常に勉強に充て、まさに「空いている時間はすべて勉強」に費やしていた受験生。
**「絶対神医(=国立医学部)に行く!」**という強い気持ちで受験勉強に取り組んでいました。
反省点と今後の対策
ただし、勉強時間はしっかり確保していたものの、「復習を後回しにしてしまった」という点が、大きな反省として残ったそうです。
「一度解いた問題を復習せず、理解が浅いまま進んでしまった」
それが結果的に、点数の伸び悩みに繋がったと感じています。
そこで、次に向けては:
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苦手な分野を徹底的になくす
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基礎の理解を深めて、復習の質を上げる
という2点を重点的に改善していく方針です。
次への意気込みとメッセージ
「絶対医学部合格する!」
この力強い言葉のとおり、再挑戦に向けてすでに本気で走り出しています。
また、後輩へのメッセージとしては:
「高3になると本当に時間がない。だから、今のうちに“わからない”をなくしておくことが大事」
勉強は「今すぐできること」から積み重ねることが大切。焦る前に、一歩ずつ“理解”を積み上げていくことが、合格への一番の近道です。
まとめ
二人の体験から共通して見えてきたのは、
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環境の使い方
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復習の大切さ
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最後まで諦めない意志
これらが合否を左右する大きな要因だということです。
今はまだ「不合格体験記」かもしれません。
しかしこの体験は、間違いなく「合格の土台」になります。
次こそは、自分の力で志望校の門を開く。
そう信じて頑張ってほしいです。