今回は、国公立・私立含め複数の大学に挑戦し、惜しくも合格には至らなかった生徒さんの受験体験記をご紹介します。
東北大学法学部を第一志望に据えながら、各大学に真摯に向き合い、自分なりの勉強スタイルを築いてきた生徒さん。
悔しさを糧に、次の挑戦に向けて立ち上がる姿勢は、多くの受験生の励みとなるはずです。
受験校と模試判定
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国公立大学
- 前期:金沢大学 人間社会学域 法学類(B判定)
- 中期:都留文科大学 比較文化学科
- 後期:高崎経済大学 地域政策学科 -
私立大学
- 法政大学(D判定)
- 関西大学
- 東洋大学(A判定)
※いずれも法学部法律学科を受験
学習習慣と日々の過ごし方
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平日:6〜7時間
朝7:30に登校し、授業前に1時間弱の自習。講習がない日は夕方に1〜2時間、夜に3〜4時間。共通テスト前は文理科目を日替わりで勉強。 -
休日:9〜12時間
予備校の自習室を中心に勉強。全教科をバランスよく学習し、適度に本屋で気分転換もしていた。
去年の受験を振り返って
良かった点
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二次試験重視の戦略をもとに、数学・社会・国語を中心に模試の復習を積極的に行っていた。
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学習習慣自体は安定しており、長時間の勉強にも慣れていた。
うまくいかなかった原因
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参考書に手をつけるのが遅かった
→ 8月後半から問題集を本格的に購入・使用し始めたため、応用に時間をかけられなかった。 -
新しい問題ばかり解いていた
→ 定着のためには復習が不可欠だったと今になって感じる。 -
共通テスト対策が不十分だった
→ 二次試験中心の戦略を貫いた結果、共通テストで点が取れず精神的なダメージも大きかった。
今年に向けて必要なこと
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合格までの戦略設計
戦略を立てるだけでなく、「なぜそうするのか」まで考える思考が求められる。 -
自分に合った参考書選びと時期の見極め
早めに自分のレベルを把握し、目的に合う教材を計画的に活用すること。 -
模試は“判定”より“分析”重視
低い点数に一喜一憂せず、復習やデータ分析に重きを置く。模試は「自分の弱点を教えてくれるもの」として向き合いたい。
今年の意気込み
基礎を徹底し、弱点を潰し、国数英の力を底上げする。そして、東北大学法学部に合格する!
昨年の経験から、「基礎の大切さ」と「継続の力」を学びました。
どんなに模試で判定が出ようと、最後に勝つのは粘り強く自分を磨いた人間です。
最後に現役生へのメッセージ
共通テストを舐めるな。
あれは二次試験への“精神安定剤”だと痛感しました。共テに不安がある人は、早めの対策が不可欠です。
模試に振り回されるな。
判定が良くても落ちることはあるし、悪くても受かる人はいます。模試はあくまで「今の自分に何が足りないか」を教えてくれるツール。それ以上でもそれ以下でもありません。
模試判定に一喜一憂しすぎた過去の自分に言いたい。
結果よりも、そこからどう行動するかがすべて。
今度こそ、自分の目標にたどり着くために、確実に一歩ずつ進んでいきます。