大学受験コラム

【レベル別】大学受験におすすめの数学問題集14選!選び方も紹介

  • 大学受験コラム

大学受験に向けた数学の学習において、問題集選びは合否を左右する重要なポイントです。
「何から始めたら良いかかわからない」「自分のレベルに合った問題集が知りたい」と迷ってはいないでしょうか。

本記事では、文系・理系別、基礎から応用まで、レベル別におすすめの数学問題集14選を紹介します。
あわせて、志望校や現在の学力に合わせた選び方や効率的な活用法も解説。

数学の苦手を克服したい人から難関大合格を目指す人まで、最適な一冊を見つけるためにぜひ最後までご覧ください。

目次

大学受験で数学問題集を選ぶときに知っておきたい3つのポイント

数学は基礎から応用へと段階的に積み上げていく科目です。

自分の実力や志望校のレベル、文系か理系かどうかをしっかり整理したうえで、自分にぴったりの一冊を見つけ出しましょう。
大学受験で数学問題集を選ぶとき知ってておきたい3つのポイントを紹介します。

数学問題集を選ぶポイント1.今の実力と目指す大学のレベルを確認する

自分の現在の学力と志望校のレベルを正確に把握することです。
いくら評判の良い問題集でも、自分の実力に合っていなければ効果は薄く、逆にモチベーションを失ってしまう原因にもなります。

偏差値50前後の人がいきなり東大・京大レベルの問題集に挑戦しても、難しすぎて挫折してしまうかもしれません。
一方で、ある程度実力のある人が基礎問題ばかり解いても伸び悩むことがあります。

志望校の入試傾向やレベルをチェックし、自分の現在の位置と必要なレベルとのギャップを把握しましょう。

数学問題集を選ぶポイント2.文系か理系かを選択する

大学受験の数学では、文系と理系で出題範囲や深さが大きく異なります。

文系では主に数学IA・IIBが出題されることが多く、場合によってはIAのみで済む大学もあります。
一方で、理系は数学IIICまでが必須で、より複雑で計算量の多い問題が中心です。

問題集のパッケージやレビューをよく読み、自分が受験する大学の出題傾向にマッチした問題集を選びましょう。

数学問題集を選ぶポイント3.基礎固め・応用力強化など目的別で選ぶ

数学の学力を効率的に伸ばすには、自分の学習目的に合った問題集を使うことが大切です。

基礎固めが目的なら教科書レベルを丁寧に解説してくれるものや、例題と類題がバランスよく構成されている問題集がおすすめです。
応用力を高めたい場合は、やや難度の高い問題を扱った問題集が適しています。

自分が今どの段階にいるのか、何を強化したいのかを明確にして、目的に応じた問題集を選び着実に学力アップを狙いましょう。

【基礎固め向け】大学受験におすすめの数学問題集

大学受験に向けて数学の基礎を固めたい方におすすめの問題集を5冊、本の特徴とともに紹介します。

ひとつひとつわかりやすい問題集|高校数学(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/A/B/C)をひとつひとつわかりやすく

画像出典:学研出版サイト

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは、基礎から丁寧に解説された参考書です。

左ページにわかりやすい解説、右ページに書き込み式の練習問題が配置されており、見開きで効率的に学習できます。
図解やイラストも豊富に使用されており、視覚的にも理解しやすい構成です。

数学が大嫌いな人のための講義本|数学I・Aをはじめからていねいに

画像出典:東進ブックス

東進ブックスの「沖田の数学I・Aをはじめからていねいに」は、数学が苦手な人向けに講義形式で解説された問題集です。

手書きの文字や図を多用し、まるで授業を受けているかのような感覚で学習できます。
複雑な内容もやさしい言葉で説明されており、数学の本質を理解しやすい構成となっています。

会話形式でつまずきやすい項目を説明|やさしい高校数学

画像出典:学研出版サイト

「やさしい高校数学」シリーズは、会話形式で解説が進む数学の参考書です。
先生と生徒の対話を通じて、つまずきやすいポイントや考え方を丁寧に説明しています。

解説の途中には「Point」などがあり、公式や解き方が一目で確認できる点が特徴。
中学数学のおさらいから、定期試験や共通テストまでの標準的な問題をカバーしています。

受験に対応できる力がわかる|高校これでわかる 数学

画像出典:シグマベストの文英堂

文英堂の「高校これでわかる 数学」シリーズは、教科書レベルの基本問題から入試基礎レベルまでを網羅しています。

各章の最後には「入試問題にチャレンジ」が設けられており、受験に対応できる力がついたかどうかを確認できるのが特徴です。
参考書とセットで学習できるため、わかりにくい部分は参考書を確認しながら進められます。

高校数学の入門書|入門問題精講

画像出典:旺文社

旺文社の「入門問題精講」シリーズは、数学の基礎をしっかりと定着させるための問題集です。
教科書レベルの基本問題が厳選されており、解説も非常に丁寧でわかりやすい構成となっています。

「なぜこの解法が必要なのか」「どうしてこう考えるのか」など本質的な説明が含まれており、解法の意図や考え方を理解しながら学習を進めることが可能です。

【標準~中堅私大・国公立向け】大学受験におすすめの数学問題集

標準から中堅私大・国公立大学を目指す受験生におすすめの数学問題集を紹介します。

独学でも理解しやすい構成|チャート式 基礎からの数学

画像出典:チャート式の数研出版

「チャート式 基礎からの数学」は、教科書の内容を基にした網羅系問題集で、基礎から応用まで幅広く対応しています。

例題ごとに指針が設けられており、問題の解法だけでなく、考え方のプロセスも学べるのが特徴。
標準的な問題から発展的な問題まで収録されているため、基礎力の定着から応用力の養成まで、一冊で対応可能です。

短期間で基礎を固めたい受験生に最適|基礎問題精講

画像出典:旺文社

「基礎問題精講」は、入試に頻出する典型問題を厳選して収録した問題集です。

各問題には「精講」と呼ばれる詳細な解説があり、解法の理解を深められます。
「ポイント」欄では、その単元で押さえるべき重要事項が整理されていて、効率的な学習が可能です。

解説がわかりやすい|Focus Gold

画像出典:新興出版社啓林館

「Focus Gold」は、教科書レベルから入試レベルまで幅広く対応した問題集です。

各セクションの冒頭には「Check!」問題があり、基礎の確認から始められる構成となっています。
問題は難易度別に星印で分類されていて、自分のレベルに合わせて学習を進められます。

学習効果が高い「良問」問題集|数学の良問問題集

画像出典:旺文社

「数学の良問問題集」は、過去の入試問題から良問を厳選して収録した問題集です。

問題は基礎から標準レベルが中心で、典型的な問題を通じて解法のパターンを習得できます。
解説も丁寧で、問題の背景や考え方を理解しながら学習を進めることが可能です。

文系数学の頻出テーマを解説|文系の数学

画像出典:河合出版

「文系の数学」は、文系学部を志望する受験生向けに作られた、数学I・A・II・Bの重要事項を網羅している問題集です。

解説がわかりやすく、数学が苦手な文系受験生でも取り組みやすい構成となっています。
演習問題も豊富に収録されており、基礎力の定着から応用力の養成まで対応可能です。

【難関国公立・最難関私大向け】大学受験におすすめの問題集

難関国公立大学や最難関私立大学を目指す受験生に、おすすめの4冊を紹介します。

数学の思考力を養いたい受験生に最適|大学への数学 1対1シリーズ

画像出典:東京出版

東京出版の「大学への数学」シリーズは、入試の標準問題を確実に解ける力が効率的に身につく問題集です。

問題の難易度は高めですが、解説が非常に丁寧で、解法のプロセスを深く理解できます。
数学の思考力を養いたい受験生に最適なシリーズです。

典型かつ頻出な良問が多い|文系・理系数学の良問プラチカ

画像出典:河合出版

河合出版の「良問プラチカ」は、文系・理系それぞれの受験生向けに編纂された問題集です。
入試で頻出の良問を厳選して収録しており、標準から難易度の高い記述・論述問題まで幅広く対応しています。

反復演習のしやすい問題集|大学入試問題集 ゴールデンルート

画像出典:KADOKAWA

「ゴールデンルート」シリーズは、基礎から応用まで段階的に学習できる問題集です。

応用編は、難関大学の入試問題に対応した内容となっており、実戦的な問題演習が可能。
解説も詳しく、解法の選択やアプローチの仕方など実際の試験で役立つ情報が豊富に含まれています。

1問を1答で終わらせない|ハイレベル数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)の完全攻略

画像出典:駿台文庫

「ハイレベル数学」は、特定の分野に特化した問題集です。
特に、ベクトルや複素数平面などの難易度の高い単元に焦点をあてています。

問題の難易度は非常に高く、各問題の解法だけでなく、問題を解くための思考法やアプローチの仕方も学ぶことが可能です。

大学受験におすすめの数学問題集の効果的な勉強法4つ

良い問題集を手に入れただけでは、まだ十分ではありません。
着実に数学の力を伸ばしていくためには、問題集にどのように取り組むかが大切です。

大学受験におすすめの数学問題集の効果をアップさせるための効果的な勉強法4つを紹介します。

難易度が高くない問題集から始める

大学受験に向けた数学の勉強を始めるときに、いきなり難易度の高い問題集に取り組むのは避けた方が良いでしょう。

基礎が不十分な段階で応用問題に取り組むと、理解が追いつかず、かえって数学に対する苦手意識を強めてしまう可能性があります。
まずは教科書レベルの内容をしっかりと理解することが重要です。

1冊の問題集を完璧にする

複数の問題集に手を出すよりも、1冊を完璧に仕上げることを意識しましょう。
問題を解くだけで満足せず、間違えた問題も確実に解けるようにすることが大切です。

時間を測って問題を解く

大学入試では、制限時間内に正確に解く力が求められます。

普段の問題演習から、時間を意識して取り組む習慣をつけましょう。
解答スピードを自然と上げるため、1問あたりの解答時間の目安を設定しながら進めてみてください。

間違えた問題は「なぜ間違えたか」を掘り下げる

間違えた問題を放置してしまうと、同じミスを繰り返してしまいます。
「なぜ間違えたのか」「どこでつまずいたのか」を言語化してみてください。

解答を見るだけで終わらせず、自分の思考の流れと照らし合わせながら復習する習慣をつけましょう。

自分に合った数学の問題集を見つけて大学受験を目指そう

数学の問題集は、何を選ぶかで成果が大きく変わります。

どれほど優れた問題集でも、自分のレベルや目標に合っていなければ、学習効果は半減してしまいます。
自分に合った問題集なら、勉強は驚くほどスムーズに進み、得点アップも現実のものになるでしょう。

しかし「どれを選べば良いかわからない」「本当にこの問題集で良いかわからない」と不安を感じている受験生も多いのではないでしょうか。

ポラリスアカデミアでは、専属の受験コンサルタントが一人ひとりの現在の学力や志望校、学習状況を丁寧にヒアリングし、最適な問題集と勉強法をご提案します。

独学では気づきにくい自分に合った参考書選びや継続できる学習計画のサポートで、効率的に志望校合格に近づけます。

まずは、たった1分で申し込める無料受験相談をご利用ください。

大学受験コラム一覧へ戻る