大学受験コラム

【大学受験生必見】集中力UP!家でも外でもできる効果的な勉強休憩法

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1. 休憩の重要性

(1) 集中力維持のメカニズム

集中力は、脳の神経伝達物質と深く関わっています。
特にドーパミンやノルアドレナリンは、集中力や注意力を高める重要な役割を担っています。
しかし、これらの物質は長時間勉強を続けると消費されてしまいます。
すると、集中力が低下し、勉強効率も落ちてしまいます。

勉強中に休憩を入れることで、これらの神経伝達物質の消費を抑え、回復を促すことができます。
適切な休憩は、集中力を維持する上で非常に重要です。
集中力が維持できれば、学習内容の理解や記憶の定着にも繋がります。
結果として、勉強の効率を高め、良い結果に繋がります。

休憩なしで長時間勉強を続けるのは、ガソリン切れで車が走らなくなるようなものです。
定期的に休憩を入れて脳に栄養を補給し、集中力を維持しましょう。

(2)モチベーション維持

休憩は集中力維持だけでなく、
モチベーション維持にも重要です。
勉強は長期間にわたるマラソンです。
常に高いモチベーションを保つのは、
大変難しいことです。

休憩によって気分転換を図ることで、
勉強への意欲を回復できます。
目標達成への意欲を維持するためにも、
効果的な休憩は欠かせません。

例えば、好きな音楽を聴いたり、
軽い運動をすることで
リフレッシュできます。
また、達成感を感じやすい
小さな目標を設定することも有効です。

休憩中に目標の確認や
達成できた部分の振り返りを行い、
「ここまで頑張った」と
自分を褒めてあげましょう。
そうすることで、
「もう少し頑張ろう」という
気持ちが湧いてくるはずです。

2. 効果的な休憩時間の長さ

(1) 時間固定法

集中力を維持するために、時間固定法は効果的です。
例えば、「50分学習+10分休憩」
この方法では、時間を区切ることによって、
集中力を持続させやすくなります。

タイマーを使って時間を管理することで、
休憩時間もしっかり確保できます。
事前に決めた時間内で最大限集中し、
メリハリをつけることが重要です。
このサイクルを繰り返すことで、
学習効率を向上させることができます。
自分に合った時間配分を見つけることが、
この方法を成功させる鍵です。

例えば、集中力が持続する時間が
短いという自覚がある人は、
「25分学習+5分休憩」
といったように調整してみましょう。
休憩時間もしっかり守ることが大切です。
休憩時間中に勉強してしまうと、
集中力が途切れてしまい、
かえって逆効果になってしまいます。
タイマーを活用して時間を区切り、
集中と休憩のリズムを作りましょう。

(2) 集中力持続時間ベースの休憩

集中力が続く時間は人それぞれです。
自分の集中力がどのくらい続くのかを把握し、それに合わせた休憩を取ることが効果的です。
例えば、集中力が45分しか続かないのであれば、45分勉強したら5分の休憩を取る、という方法です。
集中力が90分続くのであれば、90分勉強したら10分の休憩を取る、といった具合です。

集中力を持続させるためには、タイマーを使って時間を区切ることがおすすめです。
タイマーが鳴ったら、必ず休憩を取るようにしましょう。
休憩時間は、軽い運動やストレッチ、音楽鑑賞など、リラックスできることを行いましょう。

集中力が続く時間は、日によって異なる場合もあります。
疲れているときは、いつもより短い時間で休憩を入れるようにしましょう。
集中力が持続する時間を把握し、自分に合った休憩方法を見つけることが、勉強の効率を上げる鍵となります。

(3) 試験時間ベースの休憩

試験本番を想定した休憩も、効果的です。
例えば、試験時間が3時間の場合、本番を想定して、2時間勉強したら1時間休憩する、といった方法です。
休憩時間も含めて、本番の試験時間と同じ時間勉強することで、時間配分や集中力の持続時間を把握できます。
試験本番を想定した休憩は、時間管理能力の向上に繋がります。
大学受験本番では、時間配分を間違えると、本来の実力を発揮できない可能性があります。
試験時間ベースの休憩は、時間配分を意識した、効果的な勉強方法です。
休憩時間には、本番を想定して、軽いストレッチや気分転換を行いましょう。
また、休憩時間の長さを調整することで、自分に合った休憩時間を見つけることができます。
色々なパターンを試して、自分に合った休憩時間を見つけて、本番に備えましょう。

3. 休憩方法:場所で分ける効果的な休憩法

(1) 家での休憩方法

① 仮眠・睡眠

休憩方法として、最も
効果的なのが睡眠です。
睡眠不足は集中力の低下や
記憶力の低下につながります。
勉強の合間に適切な睡眠を
取ることで、脳を休ませ、
パフォーマンスを向上させる
ことができます。

しかし、長時間寝てしまうと
逆効果になる可能性があるので、
15~20分の仮眠がおすすめです。

この程度の時間であれば、
深い眠りに落ちる前に
目覚めることができ、
スッキリとした状態で勉強を
再開できます。
30分以上の睡眠は、
深い眠りに入ってしまい、
目覚めが悪くなる可能性があるので、
避けた方が良いでしょう。

タイマーなどを活用して、
時間を管理しましょう。

② 軽い運動・ストレッチ

勉強中の軽い運動やストレッチは、
効果的な休憩方法です。
座りっぱなしの勉強で
凝り固まった体をほぐし、
血行を促進することで、
脳に酸素が行き渡りやすくなります。
結果として集中力を持続させ、
学習効率を高めることに繋がります。

軽い運動の例としては、
家の周りを軽く
ジョギングしたり、
階段を昇り降りするなど、
短時間でできるものがおすすめです。
散歩も気分転換になり、
良いでしょう。

ストレッチは、
肩甲骨を回したり、
首を回したり、
腕を伸ばしたり、
足を曲げ伸ばしするだけでも
効果があります。
特に肩や首、
背中などは
長時間同じ姿勢での勉強で
凝り固まりやすいので、
意識的にほぐしましょう。

③ 音楽鑑賞

勉強の合間の音楽鑑賞は、気分転換に効果的です。
しかし、どんな音楽でも良いわけではありません。
歌詞のある曲は、どうしても歌詞に意識が向いてしまい、勉強に集中できなくなってしまう可能性があります。
歌詞のない音楽や、自然の音などを聞くのがおすすめです。
クラシック音楽や環境音楽は、集中力を高める効果があると言われています。
勉強中に聞く音楽は、気分を落ち着かせ、集中できるようなものを選びましょう。
好きな音楽を聴くことで、リラックス効果も期待できます。
休憩時間だからこそ、好きな音楽で気分転換を図り、次の勉強への活力に繋げましょう。

④ 軽い家事(気分転換)

勉強に疲れたら、軽い家事をしてみましょう。
家事をすることで、勉強から離れて気分転換ができます。
さらに、体を動かすことで、
良いリフレッシュ効果も期待できます。
10分程度の短い時間で、
食器洗い、洗濯物たたみ、
ゴミ出しなど、簡単にできる家事を
行うのがおすすめです。

(2) 家以外での休憩方法

① 勉強場所を変える

場所を変えることで気分転換になり、
集中力を取り戻せます。
家では集中できない場合は、
図書館やカフェなど、
静かで集中できる環境に
移動してみましょう。

いつもと違う場所で勉強することで、
新たな視点が得られる
可能性もあります。

図書館では静かな環境で
周囲も勉強している人が多いので、
自分も集中して勉強しようと
いう気持ちになります。

カフェでは適度な雑音があり、
自宅とは違った雰囲気で
勉強できます。
ただし、カフェでは
周りの会話や音楽などが
気になる場合もあるので、
自分に合った場所を選びましょう。

周りの環境に影響されやすい人は、
個室型の自習室などもおすすめです。

②友達との会話(息抜き程度に)

勉強の合間に、友達と話すのは、良い気分転換になります。
ただし、長時間に及ぶ雑談は、勉強時間のロスにつながります。
息抜き程度に留めることが大切です。
共通の目標を持つ友達と話すことで、
モチベーションを維持しやすくなります。

ただし、休憩時間が終わったら、すぐに勉強モードに切り替えましょう。
メリハリをつけることが重要です。

4. NGな休憩方法

NGな休憩方法を
いくつかご紹介します。

長時間スマホやゲームに
熱中してしまうのはNGです。

ついつい時間を忘れて
遊んでしまうだけでなく、
脳が興奮状態になり、
勉強に集中できなくなって
しまいます。

また、重い食事も避けましょう。
消化にエネルギーを使うため、
眠くなってしまうからです。
勉強のやる気を削いで
しまう可能性があります。
同様に、長時間の昼寝も
NGです。

スッキリと目覚めにくく、
かえって疲れてしまう
可能性があります。

5. まとめ:最適な休憩法で大学受験を乗り切ろう!

効果的な休憩は、集中力を持続させ、
大学受験を乗り切る鍵となります。
休憩時間の長さや方法は、
一人ひとりに合った最適な方法を見つけることが重要です。

自分に合った休憩法を見つけて、
質の高い学習を継続し、
志望校合格を目指しましょう。

 

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