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【地道】京大医学部合格者の勉強【高校生編国語・社会】

この記事の対象:医学部合格までの勉強の道のりを知りたい受験生・難関大学理系学を目指す受験生

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国語

 

中学生のうちに古文の基本的な文法や和歌の技法といったものは学校で教えられていたので、古文の基礎力は身についていましたが文章を読み解いていく力はまだありませんでした。そこで、自習用の教材として古文上達の基礎編を購入し、文法事項の復習をしつつ古文読解の方法や現代語訳について学んでいきました。高1が終わるころにはこの参考書はやりきっていまいした。

 

ちなみに、中学校の授業では体系古典文法を用いて先生が文法についての解説行い、宿題として「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル・古典文法トレーニング」が課せられていました。文法の問題集を与えられたことですぐにアウトプットをすることができ、定着度を上げることができました。また、300語ほどが掲載されている古文単語帳も与えられていて、それのテストを毎回の授業で行っていたことで基本単語に関する知識も中学生のうちに固めることができました。

 

授業では国語便覧が多用されており、古文常識についても学ぶことができていたので古文の長文を読んだときに戸惑うというような事態も避けることができていました。また、百人一首についても学んでいく機会があったので和歌一つ一つの表現技法をじっくりと知ることができました。時間に余裕のある方は百人一首について学んでいくのも損ではありません。

 

私は古文の基礎を比較的早い段階で固められていましたが、上記のことは高1からはじめても全く遅くありませんのでご安心ください。大事なことは焦らずに古典文法、古文常識、基本的な古文単語から固めていくことです。それらをある程度頭に入れてから古文読解の勉強に移る方が圧倒的に効率がいいです。

 

現代文と漢文に関しては高3になるまで特別な対策はせず、ただ学校の授業を受けるだけで復習も行っていませんでした。定期テスト前に試験範囲を頭に詰め込むぐらいしかやっていなかったと思います。

 

現代文は高3から添削指導を受け、漢文に関しては「必携漢文」を空いた時間に読んで句法などを覚えていきました。高3の夏ごろからセンター試験(現共通テスト)の演習を始めていき、時間内に問題を解き切る練習を重ねました。直前期には制限時間を5分削り75分で演習をしたり、時計を見ないで各大問を解き切るのに何分かかるのかを研究し、時計を見る回数を減らす練習というのも行っていました。(時間を常に意識しながらだと、どうしても脳がマルチタスク状態になってしまい問題を解く効率と集中力が落ちてしまうので、できるだけ時間のことを忘れて最大限集中した状態で自然と制限時間内に問題を解き切るようになれることが最も効率がいいと考えこのような練習を行っていました。実際にセンター試験本番の国語では時計は一回(現代文2題を解き終わったタイミング)でしか見ませんでした。)

 

 

二次試験の国語対策に関しても、大学の過去問を解いたものを添削してもらうぐらいしか対策は行っていませんでした。質問で問われいてることに関して忠実に本文中から要素を拾い上げていき、字数を調節しているという戦法をとれば二次試験で半分は取れるので国語にあまり時間を割いている余裕がない方はこの戦法をとりましょう。

 

社会

 

私はセンター試験を地理Bで受けましたが、学校のカリキュラムの関係上、高1の時点では地理以外にも世界史や倫理も授業を受けていました。倫理は最初から選択肢になかったので、授業では寝るか内職をするかをしていました。世界史の先生は厳しめなので真面目に授業を聞くしかありませんでした。

 

教師の方が寛容で、ほかに優先するべき勉強がある場合は内職をしてもいいと思います。受験までの時間は当然限られているので志望校合格に向けて無駄のない時間の使い方をしていきたいですね。

 

さて、選択していた地理Bについてですが、中学の間でも基礎的なことは授業で習っていたものの高校にいくまでにブランクがあったのでほぼ1から学び直すという状況でした。学校の授業ではプリントに基づいて解説がなされ、それに関連する問題演習を行っていました。ここでもインプットアウトプットのセットが完成していたので効率よく学習を進めることができました。どの科目を選択するにしても暗記科目なのでインプットアウトプットの回数を多く積むことを大事にしていきましょう。反復すれば必ず覚えられます。共通テストに向けた社会の勉強は遅くとも本番一年前から始めておきましょう。できることなら高1のうちからはじめていきたいです。

高3になっても授業の形態は変わりませんでしたが、問題演習の量が増えました。また、自分で大手予備校の出版している実践問題集(上記のようなもの)を全て解いていきました。アウトプットを多く積み重ねて、頭に入れておくべき知識や考え方にぬけがないかを点検する目的で解いていました。問題集に取り組むときはただ単に合っているか間違っているかを確認するのではなく、解説から一つでも多くのことを吸収する姿勢を貫いてください。

 

地理の勉強については別記事にて掲載していますので是非そちらもご覧ください。

 

今回は文系科目の高校における勉強をたどっていきました。次回は高校編物理・化学になります。こちらの記事も是非ご覧ください。