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多様化する大学入試:9つの方式を解説!

こんにちは!
ポラリスアカデミア大宮校の橋本です。

近年、大学入試が大きく変わってきています。
一般選抜だけでなく、様々な入試方式が登場し、
受験生にとっては新たな選択肢が広がっています。
今回は、入試方式を大きく3つに分け、
そこからさらに3つに分けて、詳しく解説していきます。

1.一般選抜

国公立の入試と私立の入試

まずは一般選抜については説明をしていきますが、
国公立と私立で若干形式や科目数などが異なります。

■国公立大学

共通テストと、2次試験(個別試験)の合計点で合否が決まります。
1月中旬に実施される「共通テスト」を受験した上で、
2月下旬以降に国公立大学の個別試験を受験します。

個別試験は、前期日程・中期日程・後期日程があり、
ほとんどが前期日程となります。
後期日程は前期日程で不合格だった人が大学のレベルを落として受けることが多く、
定員も少ないことから難易度は高くなります。

■私立大学

国公立大学とは異なり、
共通テストはなく
各大学で実施される個別試験の結果で
決まることが多いです。

3科目で行われるのが一般的です。

理系であれば英語・数学・理科など、
文系の場合は英語、国語、社会で行われることが多いです。

大体が3教科3科目か、3教科4科目であり、
難易度が下がると2科目や、国語だけというところもあります。

受かりやすいところを選ぶことができるので、
チャンスがたくさんあると言えます。

英語外部検定利用入試

最近増えてきている入試形式になりますが、
英検やTOEIC、TOEFLなどを利用した入試です。

これらを活用して英語の点数を代用する入試となります。

例えば、英検2級を持っていることで、
共通テストが免除されたり、
7割などある一定の点数で換算されたりします。

英検を取得していない人に比べると有利にはたらくことが多いため、
「英検を取った方がいいですか?」とよくご質問いただくのですが、
多くの人にとっては取っておいた方がいいと言えます。

利用できる英語試験は学校によって異なります。

英検しか利用できない場合もあれば、
上記以外の試験を利用できる場合もありますので、
この形式を考えている方は、
必ず事前に入試要項などで確認するようにしてください。

基本的には英検を利用すること多いです。

大学入学共通テスト利用入試(外検入試)

私大の一般選抜において、
共通テストの成績をそのまま合否判定に使える入試です。

単独型と併用型があり、
単独型は共通テストの点数のみで合否判定をする形式で、
併用型は、共通テストの成績に加えて
私立大学の個別試験の成績も加味して合否を決めます。

単独型は、ワンランク上の大学を一般で受かる実力がないと
ほぼ受かりません。

なぜなら、
国公立を目指している人の滑り止めとして、
この形式が使われることが多いからです。

2.総合型選抜(自薦・旧AO入試)

主に大学が定めているアドミッションポリシーに合致するかどうかが
合否の判断材料となる入試形式です。

志望理由書や面接、小論文などで選抜されます。

学力だけで判断されるわけではないため、
多くの人にチャンスがある入試だと思います。

ここからは選考の方法によって
さらに3つに分類します。

選抜型

難関大学や国公立大学に多いパターンです。

レポートや小論文、長文の自己推薦書などを課して、
それを元に面接を行い、合否を判断していきます。

レポートも2000字~3000字ほど書いたり、課題図書があったりします。

事前課題の内容を細かく面接で聞かれることもあるため
しっかり準備しておく必要があり、
一般的には負荷が大きいと言われています。

対話型

私立大学に多いパターンです。

事前課題が重いというよりは、面接などが大事になってきます。

本人の意欲や志望動機、人物評価などが
重視されるものになっているので、
大学で何をしたいのか、その先で自分はどうなりたいのか、
という内容を語れることが大事です。

高校で何をやってきたのかなど
志願者の過去を見られるケースもあり、
高校時代の活動と将来が結び付いているような、
過去と将来に一貫性がある人が合格しやすいと言えます。

実技・体験型

聞いたことのない方も多いかもしれませんが、
実験やセミナー、模擬授業に参加して、
それをもとにレポートを書いたりします。

講義の内容は、大学1年生が受けるようなものが多く、
専門知識がないと受けられないというものではないのですが、
学部の適性があるのか見るような試験になっています。

3.学校推薦型選抜(他薦)

総合型が自分で推薦するようなものであったのに対して、
学校推薦型選抜は他薦の推薦入試になります。

基本的には学校が推薦するという形になります。

公募制推薦

在学中に高校から推薦があって、

さらに大学が出している条件もクリアできれば出願できます。

高校からの推薦と聞くと、
何かすごい実績がなければならないと
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際のところは
欠席日数が著しく多い、
過去に素行不良がある、
といったことがなければ問題なく推薦してもらうことができます。

そのため、大学側の条件をクリアするかどうかがポイントとなりますが、

この条件には評定平均が使われることが多いです。

難関大学のMARCHやそれ以上になってくると

評定平均が4.0以上必要になることが多いと思います。

国公立の公募推薦については共通テストが課されることもあります。

出願をした後は、
先ほどの総合型選抜と同様に、
大学側から小論文や面接などの課題が課され、
これらの出来によって合否が判定されることになります。

 

特別推薦

評定平均などの成績ではなく、
部活動の実績や課題活動などを重視した推薦制度のことです。

スポーツ推薦などが該当します。

 

指定校推薦

いわゆる「指定校」と呼ばれている形式です。

大学側から指定を受けた高校に枠が与えられ、
その枠に入ることができれば
高校の代表として大学に出願することができます。

推薦されれば合格率は非常に高く、ほぼ落ちません。

しかし、この推薦枠に入るためには校内選考と呼ばれる
高校内での選考を勝ち抜く必要があります。

この校内選考は大体評定平均で行われるので、
公募推薦と同様、評定平均を上げていくことが大事です。

その他にも帰国子女や留学生枠などもありますが、
それらは該当する人も少ないかと思いますので、
上記のように大まかに合計9つに分けました。

どんどん多様性が認められてきてます。

まだまだ筆記試験が一般的であるという風習があるように思いますが、
その他の入試形式も活用することで
合格の確率は上がっていくと思います。

 

最後にお伝えしたいことは、
「こんな受け方があったんだ」と後から知るのは勿体ないということと、
総合型選抜や学校推薦型選抜は
一般選抜と比較すると早い時期に行われることが多いので

これらの入試形式を検討している人は、
春には決めきって対策を始め、
出遅れないようにしていただくということです。

特に夏まで部活ある人で、
7月~8月まで入試そっちのけで部活動に打ち込んでしまうと、
入試対策を始めようと思った頃には
総合型選抜や学校推薦型選抜が間に合わず
一般選抜しか受けられないということにもなってしまいます。

また、一般選抜以外でよく使われる評定平均は
3年間の平均で見られるので
早めに対策しないと2年生の時には間に合わず、
「今から頑張ろうと思ったのに!」となってしまうこともあります。

ぜひ早めから対策していただければと思います。

 

 

…そうは言っても、
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