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今年度の共通テスト「情報」科目の出題傾向と勉強法

  • 勉強法

2025年度共通テストから、新科目「情報Ⅰ」が正式に導入されました。
「新科目だから簡単」という声も一部でありましたが、実際の出題は予想以上に思考力・読解力・処理スピードが問われる内容となっています。
情報は理系だけでなく文系受験生にも関係し、多くの大学で活用が広がっているため、対策が得点差に直結する科目です。


1. 出題傾向① 基礎知識+資料読解型が中心

情報Ⅰは、高校で学ぶ以下の4領域を中心に出題されます。

  1. 情報社会の問題解決

  2. コミュニケーションと情報デザイン

  3. コンピュータとプログラミング

  4. 情報通信ネットワークとデータの活用

大問は4題構成、60分・100点。
問題文は長く、表・グラフ・フローチャート・コードといった 資料読解力を問う問題 が多いのが特徴です。
いわゆる「用語を暗記すれば解ける」問題は少なく、与えられた状況から考えて答えを導く形式が中心です。


2. 出題傾向② 「データの活用」と「アルゴリズム」の比重が高い

試作問題や予想問題の段階から注目されていたように、実際の本番でも データ分析とアルゴリズム関連 の問題が高い比率を占めました。

代表的な出題内容

  • グラフや表を読み取り、データの傾向や相関を判断する

  • フローチャートや擬似コードを読み、処理結果を考える

  • 複数条件分岐・繰り返し処理・配列など、基本的なプログラミング構造の理解を問う

  • 情報セキュリティ(パスワード管理や通信の暗号化など)の実践的な設問

数学的な処理能力も必要で、特に 中学〜高校初級レベルの統計・確率 に苦手意識のある文系受験生は注意が必要です。


3. 出題傾向③ 時間との戦いになる試験

情報Ⅰは、他の共通テスト科目と比べて「文章量・資料量」が多いのが大きな特徴です。
・問題文を読み取る時間
・処理を考える時間
・計算・推論する時間
が全て必要なため、内容を理解していても 時間内に解き切れない受験生 が多く出ました。

特に大問4はプログラミングとデータ処理が組み合わさった「複合型」の問題で、ここが得点源になるか失点源になるかが大きな分かれ目でした。


4. 勉強法① 用語の暗記だけでは不十分

まずは教科書レベルの用語・概念を整理することが必要です。
例えば次のような基礎事項は確実に押さえましょう。

  • アルゴリズム/変数/配列/条件分岐/繰り返し処理

  • IPアドレス/DNS/暗号化通信/情報セキュリティ

  • 統計処理/グラフの読み取り/相関と因果

  • SDGs、AI・ビッグデータなど情報社会のキーワード

ただし、それを「知っている」だけでは点数になりません。
出題の多くは「この知識を使ってどう考えるか?」という思考型問題だからです。


5. 勉強法② 資料読解の演習を重ねる

情報Ⅰでは、表・グラフ・図・コードなどをもとに解答する設問が多く出ます。
実戦演習では次の点を意識しましょう。

  • 問題文の条件や制約を正確に読み取る

  • 図表の中で「どの情報が必要か」を素早く見抜く

  • 処理結果や数値を 頭で追えるように 練習する

これは英語や国語の読解力にも通じる部分です。
数学が苦手な受験生ほど、データ問題に慣れることが合否の分かれ目になります。


6. 勉強法③ アルゴリズム・プログラミング問題の対策

 

情報Ⅰでは、プログラミング経験がなくても 基本構造(if文、for文など)の処理フローを理解 していれば解けるように設計されています。

  • フローチャートを見て出力を追う練習をする

  • 変数や配列の値の変化を手で書いて確認する

  • 擬似コードの処理を文章化して説明できるようにする

手を動かして処理を“追える”ようになると、大問4の得点率が大幅に上がります。


7. 勉強法④ 時間配分の訓練が必要

 

時間内に解き切れない受験生が多いため、「時間を決めて解く練習」が必須です。

  • 模試や試作問題を60分で解く練習をする

  • 大問ごとの目安時間を意識(例:大問1→10分、大問2→15分…)

  • 難問に時間をかけすぎない判断力を身につける

情報Ⅰは1問に固執して時間を浪費すると、後半の得点を大きく失う可能性があります。


8. 勉強法⑤ 時事・実社会の知識も活かせる

情報社会に関する出題は、実社会のニュースとリンクすることがあります。
たとえば以下のようなテーマは入試でも狙われやすい分野です。

  • サイバーセキュリティ・個人情報保護

  • AI・IoT・ビッグデータ

  • 情報モラル・SNSの問題

  • フェイクニュース・情報の信頼性

単なる知識ではなく、「社会でなぜ必要か」を理解しておくと資料問題への対応力が高まります。


9. 勉強法⑥ 戦略的な得点源にする

 

情報Ⅰは、英語や数学と違って受験生全体の対策がまだ出そろっていない科目です。
早めに対策すれば 差をつけやすい「得点源」 になります。

  • 大問1・2(基礎知識+資料読解)で確実に得点

  • 大問3・4(プログラミング+応用)で得点差を広げる

  • 完璧を目指すより、取りこぼしを減らす戦略が有効


おわりに

 

「情報Ⅰ」は、初年度から受験生の明暗を分ける重要科目になりました。
単なる暗記では対応できない一方で、きちんと演習すれば短期間で得点を伸ばしやすい のが特徴です。

早めに対策を始め、資料を「読む」力とアルゴリズムを「追える」力を身につけておくことで、他の受験生に差をつけることができます。

特に文系の受験生ほど、この科目を「得点源」にできるかどうかが合否を左右する可能性が高いでしょう。

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