- 南千里校
国連創設80周年!今年度の入試で狙われそうなポイント
- その他
2025年は、国際連合(国連)が創設されてから 80周年 という節目の年です。
国連は現代の国際秩序の中核的な存在であり、政治・経済・安全保障・環境などあらゆる分野で重要な役割を果たしています。
そしてこの「国連」は、大学入試の政治経済・現代社会・地理・世界史Bなど、さまざまな科目で 高い頻度で出題される定番テーマ でもあります。
今年は節目の年であるため、例年以上に出題される可能性が高いと予想されます。
今回は、2025年度入試で狙われそうな 国連の基礎と出題ポイント を徹底解説します!
1. 国連創設の背景と基本情報

国連は、第二次世界大戦が終結した1945年、国際連合の設立 によって誕生しました。
その目的は「戦争の再発を防ぎ、国際平和と安全を維持すること」。
国連の前身は 国際連盟 でしたが、第二次世界大戦を防げなかったという反省から、より実効性のある国際機関として設立されました。
-
設立:1945年10月24日(国連デー)
-
加盟国数:創設時51か国 → 現在193か国
-
本部所在地:ニューヨーク(米国)
-
目的:国際平和・安全の維持、友好関係の発展、国際協力の促進、国際秩序の確立
日本は1956年に加盟。敗戦国であった日本にとって、国連加盟は国際社会復帰の大きな節目でもありました。
◆ 入試で狙われそうなポイント
-
国連の設立年「1945年」、創設国数「51」、現在の加盟数「193」
-
国連と国際連盟の違い(拒否権・実効性・加盟国数など)
-
日本の加盟年(1956年)
2. 国連の主要機関と役割

国連は6つの主要機関によって構成されています。
この「主要機関+役割」は入試頻出中の頻出ポイントです。
| 機関名 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 総会 | すべての加盟国が参加 | 1国1票。勧告決議(拘束力なし) |
| 安全保障理事会(安保理) | 国際平和と安全の維持 | 拒否権を持つ常任理事国(P5)が鍵 |
| 経済社会理事会 | 経済・社会問題の調整 | SDGsなどの国際協力を推進 |
| 信託統治理事会 | 植民地の信託統治(現在は活動停止) | 歴史問題として出題されやすい |
| 国際司法裁判所 | 国家間の紛争解決 | ハーグ(オランダ)に所在 |
| 事務局 | 実務運営 | 事務総長がトップ(現在:アントニオ・グテーレス) |
◆ 入試で狙われそうなポイント
-
拒否権を持つ常任理事国:米・英・仏・中・露
-
国際司法裁判所の所在地=ハーグ
-
信託統治理事会は現在活動停止
-
総会の決議は拘束力を持たない
とくに「拒否権」「P5」「安保理改革」は近年の入試でもよく問われています。
3. 国連の安全保障と課題

● 拒否権と安保理改革
国連の安全保障上、最大の特徴は「常任理事国による拒否権」です。
冷戦期から現在に至るまで、拒否権の行使によって国連の対応が遅れる・機能しないという問題が繰り返されています。
近年では ロシアのウクライナ侵攻 に対して、ロシア自身が拒否権を行使したことで、安保理が有効に機能しない状況が明確になりました。
そのため現在、安保理の改革(常任理事国の拡大や拒否権の制限)に関する議論が進んでいます。
● PKO(平和維持活動)
国連は、紛争地域への派遣などを通して国際平和に貢献しています。
日本も1990年代以降、カンボジアPKOなどに参加し、国際的な役割を果たしてきました。
◆ 入試で狙われそうなポイント
-
拒否権と安保理改革(冷戦構造・ウクライナ情勢)
-
PKOと日本の参加(カンボジア・東ティモールなど)
-
国連の限界(主権国家間の対立・拒否権)
-
集団安全保障と集団的自衛権の違い
4. 国連と現代の国際課題

国連は安全保障だけでなく、経済・社会・環境・人権など幅広い分野で国際協力を推進しています。
● SDGsと持続可能な開発
2015年に採択された 持続可能な開発目標(SDGs)は、国連の国際協力の柱のひとつです。
貧困、気候変動、ジェンダー平等などの課題は、共通テストの資料読解問題でもよく出題されます。
● 人権と国連
国連は、1948年に 世界人権宣言 を採択。
基本的人権の尊重や平等原則は、憲法や倫理・現代社会の単元とリンクして出題されやすいテーマです。
● 気候変動と国際協調
近年では パリ協定 など、気候変動対策の国際枠組みに国連が大きく関わっています。
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)は、共通テストでも頻出テーマです。
◆ 入試で狙われそうなポイント
-
SDGs(採択:2015年、17の目標)
-
世界人権宣言(1948年採択)
-
パリ協定(2015年)と気候変動
-
国際協調と多国間主義
5. 今年(2025年)の“節目”としての注目点

今年は国連創設から80周年という記念の年です。
こうした節目の年には、大学入試で 「年表」や「制度と課題」をセットで問う問題 が増える傾向があります。
【狙われやすい切り口】
-
「国際連盟と国連の違い」を問う基本問題
-
「拒否権」「安保理改革」を踏まえた時事融合問題
-
SDGsやパリ協定など、現代の国際協力を問う資料問題
-
世界人権宣言や人権思想との関連問題
特に共通テストでは、年号暗記ではなく「設立の背景」や「国際情勢との関係性」を読み取らせる出題が予想されます。
結び

2025年は国連創設から80周年という大きな節目。
国連は、戦後国際秩序の基盤であると同時に、現代社会の課題とも深く結びついています。
「国連=年号暗記」ではなく、
-
なぜ国連ができたのか
-
どのような問題を抱えているのか
-
どのように現代社会と関係しているのか
を整理しておくことが入試対策のカギです。
このテーマは共通テスト・国公立・私立上位校問わず、政治経済・現社・地理・世界史など 複数科目で狙われる可能性大 です。
今年の社会系の時事対策では、必ず押さえておきたいテーマのひとつといえるでしょう。
大学受験で悩むすべての受験生へ

ポラリスアカデミア南千里校では無料受験相談を実施しています!
志望校から現状を逆算し、「あなただけのオリジナル合格計画」を作成します。
「今の自分を変えたい!」
「合格までの計画を立てたい!」
と少しでも思うことがあれば、南千里校でお話を聞かせてください!
連絡先はこちらから登録できます!
今ならなんと!
11月15日(土)にあの吉村学長が南千里校で1:1の個別受験相談をしてくれます!
詳しくはこちら!
指導歴12年の校舎長があなたの逆転合格をサポート

少しでもポラリスアカデミア南千里校に興味がわいた方は、
無料の受験相談に足を運んでいただけると嬉しいです。
今までの経験から、あなたにあった最適な学習プランを探っていきます!
ポラリスアカデミア南千里校では、尾崎校舎長が無料受験相談をしています!
「合格に向けて自分にあった勉強法を教えて欲しい!」
「E判定だけど京阪神、医学部、関関同立に逆転合格したい!」
「勉強しているのに成績があがらない!」
といった、質問に一つ一つ丁寧に答え、
あなたの志望を現実にする勉強方法や勉強の戦略を提案いたします!!

また、
「そもそも何を勉強すればいいかわからない…」
「今まで勉強をサボってきてしまった…」
「もう受かる気がしない…」
といった、勉強に関わるどんな小さなお悩みでも構いませんので、
ぜひ相談してください!
お申し込みは、
下記の無料受験相談フォームにご入力いただくか、
南千里校(070-5361-0669)に直接お電話ください‼






