スマホと受験生、上手に付き合う方法

「勉強しなきゃいけないのに、ついついスマホに手が伸びちゃう…」
「SNSの通知が気になって、集中できない…」
こんな悩みを抱えていませんか?
今やスマートフォンは、私たちの生活に欠かせないツールであり、受験生の皆さんにとっても例外ではありません。
しかし、その便利さの裏側には、集中力を奪い、勉強時間を削ってしまうリスクも潜んでいます。
スマホとの付き合い方を間違えると、知らず知らずのうちに学習効率が低下し、合否に影響を与えてしまう可能性さえあります。
私もこれまで多くの受験生を指導してきましたが、志望校合格を掴み取った生徒たちに共通していたのは、スマホを「敵」として完全に排除するのではなく、「賢く使いこなす」術を身につけていたことです。
彼らは、スマホが持つメリットを最大限に活かしつつ、デメリットを最小限に抑えるための具体的な工夫を実践していました。
今回は、私の経験と、多くの合格者、そして私が指導してきた生徒たちが実践し、見事学習効果を高めた「スマホと受験生、上手に付き合う方法」
皆さんがスマホを「合格」のための強力なツールに変えられるよう、具体的なステップでお伝えしていきますね!
なぜスマホとの「上手な付き合い方」が受験生に必要不可欠なのか?
スマホは私たちの生活を豊かにする一方で、その使い方によっては、受験勉強に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 集中力の低下:通知、SNS、ゲームなど、スマホからの情報過多は、脳の注意資源を分散させ、深い集中を妨げます。脳科学の研究では、マルチタスクは脳のパフォーマンスを低下させることが示されています。
- 時間の浪費:ほんの少しだけ、と思って触ったスマホが、あっという間に数十分、数時間を奪ってしまうことはよくあります。無意識のうちに勉強時間が削られ、学習計画が狂ってしまう原因となります。
- 睡眠の質の低下:寝る直前までスマホを使うことで、ブルーライトが脳を覚醒させ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制します。質の低い睡眠は、記憶の定着を妨げ、日中の集中力や思考力も低下させます。
- 精神的ストレス:SNSでの他者との比較、情報過多による不安感など、スマホの利用が精神的なストレスに繋がることもあります。ストレスは学習効率を著しく低下させます。
- 依存症のリスク:スマホの過度な利用は、脳の報酬系を刺激し、依存症に繋がる可能性があります。一度依存状態になると、自分の意志で利用をコントロールすることが非常に困難になります。
しかし、スマホには情報収集、学習ツール、気分転換といったメリットも存在します。完全に排除するのではなく、そのメリットを活かしつつ、デメリットを回避する「賢い付き合い方」が求められるのです。
スマホと上手に付き合う!受験生のための7つの実践ステップ
それでは、具体的にスマホを「合格」のためのツールに変える「上手に付き合う方法」を、7つのステップで解説していきます。
ステップ1:現状を「見える化」する!スマホ使用時間を徹底記録
まずは、自分がどれくらいスマホを使っているのか、何に時間を使っているのかを客観的に把握しましょう。
- なぜ重要なのか?
- 多くの人は、自分が思っている以上にスマホを使っているものです。現状を正確に把握することで、「スマホとの付き合い方を変えよう」という具体的な動機付けが生まれます。
- 「無意識の行動を意識化する」ことは、行動変容の第一歩です。
- 具体的な実践方法:
- スマホの「スクリーンタイム」機能を使う:iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「Digital Wellbeing」など、スマホに搭載されている機能でアプリごとの使用時間を記録しましょう。
- アプリを活用する:Forest、StayFocusd、Momentなどのアプリを活用し、使用時間を記録・制限するのも効果的です。
- 1週間程度記録してみる:まずは1週間、意識せずに記録を続け、自分が何にどれだけの時間を使っているのかを客観的に把握してみましょう。
ステップ2:「スマホとの距離」を物理的に作る
誘惑に打ち勝つには、強い意志だけでは限界があります。物理的にスマホが触りにくい環境を作ることが、最も効果的です。
- なぜ重要なのか?
- 脳は、目の前にあるものに注意を向けやすい性質があります。手の届く範囲にスマホがあると、無意識のうちに触ってしまいがちです。
- 物理的な距離を作ることで、「触るのが面倒」という心理的なハードルが生まれ、衝動的な使用を抑制できます。
- 具体的な実践方法:
- 勉強中は別の部屋に置く:最も効果的な方法です。リビングや別の部屋に置いておくことで、すぐに手が伸びるのを防ぎます。
- 引き出しや箱にしまう:机の上の引き出しや、鍵付きの箱など、すぐには取り出せない場所にしまいましょう。
- 手の届かない場所に置く:電源を切る、あるいはサイレントモードにした上で、手の届かない棚の上や、リュックの中にしまうのも良いでしょう。
ステップ3:「通知」を徹底的にコントロールする
通知は、私たちの集中力を最も大きく奪う要因の一つです。必要な通知と不要な通知を厳選し、設定を見直しましょう。
- なぜ重要なのか?
- 通知が来るたびに、脳は情報処理のために集中を中断させられます。たとえ一瞬だとしても、元の集中状態に戻るまでに時間がかかると言われています。
- 心理学では、「キュー」(行動を促すきっかけ)をなくすことが、望まない行動を減らす上で重要だとされています。通知はまさにそのキューです。
- 具体的な実践方法:
- 勉強中は「おやすみモード」を活用:電話やLINEなど、緊急性の高い連絡以外は一切通知が来ないように設定しましょう。
- アプリごとの通知設定を見直す:SNS、ゲーム、ニュースアプリなど、不要な通知は全てオフにするか、バッジ表示のみにするなど、細かく設定しましょう。
- ロック画面表示を減らす:ロック画面に通知が表示されないように設定することで、無意識に情報を見てしまうのを防ぎます。
ステップ4:「スマホを使う時間」と「目的」を明確にする
スマホを完全に遮断するのではなく、使用する時間と目的を事前に決めておくことで、メリハリのある使い方ができます。
- なぜ重要なのか?
- 「〇時から〇時まではスマホOK」という明確なルールを設けることで、それ以外の時間はスマホを使わないという意識が強まります。
- 目的を明確にすることで、だらだらとスマホを触るのを防ぎ、限られた時間で効率的に必要な情報を得たり、気分転換したりできるようになります。
- 具体的な実践方法:
- 休憩時間のみ使用を許可する:1時間の勉強ごとに10分だけなど、具体的な時間と頻度を決めましょう。
- 用途を限定する:「情報収集だけ」「息抜きにSNSをチェックするだけ」など、何のために使うのかを明確にし、それ以外の用途では使わないように徹底しましょう。
- タイマーを活用する:スマホの使用時間を決めたら、必ずタイマーをセットし、時間が来たら使用を中断する習慣をつけましょう。
ステップ5:スマホを「学習ツール」として活用する
スマホは誘惑の源であると同時に、学習をサポートする強力なツールでもあります。賢く活用することで、学習効率を高められます。
- なぜ重要なのか?
- 辞書アプリ、単語帳アプリ、学習動画、オンライン授業など、スマホには学習に役立つ機能やコンテンツが豊富にあります。
- これらを効果的に利用することで、場所を選ばずに学習を進めたり、疑問点をすぐに解決したりすることができます。
- 具体的な実践方法:
- 辞書アプリ・単語帳アプリ:紙の辞書を引く手間を省き、効率的に単語や文法を調べられます。
- 学習動画・オンライン授業:苦手分野の解説動画を見たり、オンライン授業を受けたりする際に活用しましょう。
- タイマーアプリ:集中して勉強する時間を測るのに最適です。ポモドーロテクニックなど、時間管理術に特化したアプリも活用できます。
- 学習記録アプリ:勉強時間を記録し、グラフで視覚化することで、モチベーション維持に繋がります。
ステップ6:代替行動で「暇な時間」の誘惑を断つ
スマホに手が伸びてしまうのは、「暇」だと感じた時や、気分転換がしたい時が多いものです。そんな時のための代替行動を用意しておきましょう。
- なぜ重要なのか?
- 習慣を変えるには、古い習慣をただやめるのではなく、新しい習慣に置き換えることが効果的だと心理学では言われています。
- スマホ以外で手軽にできる気分転換法を用意することで、スマホへの依存度を下げることができます。
- 具体的な実践方法:
- ストレッチ:短時間で体の凝りをほぐし、血行を促進できます。脳のリフレッシュにも繋がります。
- 軽く体を動かす:部屋の中を歩く、窓を開けて外の空気を吸うなど、気分転換になる軽い運動を取り入れましょう。
- 目を休ませる:遠くの景色を眺める、温かいタオルで目を温めるなど、目を休ませる時間を作りましょう。
- 読書(学習関連以外):漫画や小説など、気分転換になる本を数ページ読むのも良いでしょう。
ステップ7:目標達成のご褒美に「スマホタイム」を設定する
努力を継続するためには、適切な「ご褒美」も大切です。スマホを「頑張った自分へのご褒美」として位置づけましょう。
- なぜ重要なのか?
- 脳の報酬系をうまく利用することで、学習へのモチベーションを高め、ポジティブな学習サイクルを作り出すことができます。
- 「〇〇を達成したらスマホを使える」というルールは、目標達成への強力な推進力になります。
- 具体的な実践方法:
- 具体的な目標を設定する:「今日のノルマを全て達成したら1時間スマホOK」「模試で目標点数を超えたら週末はスマホフリータイム」など、具体的な目標とご褒美を設定しましょう。
- 友達と共有する:目標とご褒美のルールを友達と共有し、お互いに励まし合うのも効果的です。
- 達成感を味わう:目標を達成し、ご褒美のスマホタイムを楽しんだら、次の目標に向けて気持ちを切り替えましょう。
まとめ:スマホは「奴隷」ではなく「最高の秘書」にしよう!
受験生の皆さん、スマートフォンは、使い方次第で皆さんの受験勉強の「邪魔者」にもなれば、「最高の秘書」にもなり得る存在です。
完全に排除する必要はありません。
重要なのは、皆さんがスマホを「使いこなす」側になり、「使われる」側にならないことです。
今回ご紹介した「現状把握」「物理的距離」「通知コントロール」「時間・目的の明確化」「学習ツール活用」「代替行動」「ご褒美設定」という7つのステップは、私自身の経験と、多くの合格者、そして私が指導してきた生徒たちが実践し、見事学習効果を高め、夢を叶えた方法です。
さあ、今日からスマホとの付き合い方を見直し、賢く活用することで、自信を持って学習に取り組み、志望校合格を掴み取りましょう!
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