二度と忘れない!大学受験で差がつく「記憶定着」を促す復習テクニック3選

大学受験において、「せっかく覚えたのに、すぐに忘れてしまう」という悩みは尽きないですよね。
膨大な知識を前に、「どうすれば効率よく記憶できるんだろう?」と途方に暮れることもあるかもしれません。
しかし、安心してください!
記憶のメカニズムを理解し、それに沿った復習法を実践すれば、二度と忘れないような強固な記憶を築き、周りの受験生と差をつけることができます。
今回は、皆さんの記憶定着を劇的に促す、とっておきの復習テクニックを3つご紹介します。
これらのテクニックを日々の学習に取り入れて、志望校合格を掴み取りましょう!
アクティブ・リコール:記憶を「引き出す」トレーニング
多くの受験生は、復習と聞くと「ノートや参考書を読み直すこと」を想像するかもしれません。
しかし、ただ読み返すだけの受動的な復習では、記憶の定着は限定的です。
ここでご紹介する「アクティブ・リコール」は、記憶を能動的に「引き出す」ことで、脳に負荷をかけ、より強固な記憶回路を形成するテクニックです。
アクティブ・リコールとは?
アクティブ・リコールとは、何も見ずに、自分の力で学習内容を思い出す、あるいは説明しようとする復習方法です。
例えば、単語帳の答えを隠して単語を思い出したり、教科書を閉じて内容を要約したりする行為がこれにあたります。
なぜ効果的なのか?
脳は、情報をアウトプットしようとするときに最も活性化されます。
ただインプットするだけでなく、能動的に情報を引き出すことで、記憶の検索能力が向上し、長期記憶として定着しやすくなります。
また、思い出せない部分が明確になるため、自分の理解度を正確に把握でき、効率的な復習につながります。
具体的な実践方法
- 問題演習の徹底: 最も手軽で効果的なアクティブ・リコールです。間違えた問題や、少しでも不安な問題は、解答解説をすぐに見て「わかったつもり」になるのではなく、もう一度自力で解き直すことを徹底しましょう。
- フラッシュカードの活用: 単語や用語の定義、公式などを表裏に書いたフラッシュカードを作成します。答えを見ずに思い出し、自信がなければ再度確認します。
- アウトプット練習:
- 口頭説明: 学習した内容を、誰かに説明するように声に出して話してみましょう。壁に向かって話すだけでも効果があります。
- 白紙に書き出し: 学習後に、その日の内容を白紙にキーワードや図を交えて書き出してみましょう。どこまで思い出せるか、どこが曖昧だったか一目でわかります。
- 要約: 長文を読んだり、講義を聴いたりした後、その内容を200字程度に要約する練習をしましょう。
- クイズ形式での復習: 友達と問題を出し合ったり、自分で自分にクイズを出したりするのも良い方法です。
インターリービング:複数科目を「混ぜて」学ぶ
多くの受験生は、特定の科目を集中的に学習し、それが終わったら次の科目へ移る、という学習スタイルを取ることが多いでしょう。
しかし、「インターリービング」は、複数の科目や異なる種類の問題を交互に学習することで、より深い理解と記憶定着を促すテクニックです。
インターリービングとは?
インターリービングとは、ある科目を学習している途中で別の科目に切り替えたり、異なる種類の問題を混ぜて解いたりする学習法です。
例えば、数学の微分問題を解いた後に英語の長文読解、そして再び数学の積分問題に取り組む、といった形です。
なぜ効果的なのか?
一見非効率に見えるインターリービングですが、科学的な研究によってその有効性が示されています。
- 応用力の向上: 脳が異なる情報を切り替える訓練をすることで、汎用的な問題解決能力が向上します。入試本番では、様々な分野の問題が混ざって出題されるため、この能力は非常に重要です。
- 知識の差別化: 関連性の低い情報を交互に学習することで、それぞれの知識がより明確に区別され、混同しにくくなります。
- 飽きの防止: 同じ科目を長時間続けると集中力が低下しがちですが、科目を切り替えることで新鮮さを保ち、学習へのモチベーションを維持しやすくなります。
具体的な実践方法
- 学習スケジュールの工夫: 1日の学習時間内で、複数の科目を割り当てます。例えば、「午前中は数学と英語、午後は国語と理科」のように設定します。
- 問題集の活用: 複数の単元が混ざった総合問題や、志望校の過去問など、様々な分野の問題がランダムに出題される形式のものを活用しましょう。
- 単元ごとの切り替え: ある単元を学習したら、すぐに次の単元に進むのではなく、あえて別の単元や科目に触れてから、再度前の単元に戻る、といった学習も有効です。
- 週ごとのテーマ設定: 毎日異なる科目を学習するだけでなく、週ごとに「今週は数学の確率と物理の力学に集中するが、他の科目も毎日少しずつ触れる」といったテーマを設定するのも良いでしょう。
精緻化(elaborative rehearsal):知識を「深掘り」する
単に事実を覚えるだけでなく、その事実が「なぜそうなるのか」「他の知識とどう繋がるのか」といった背景や関連性を深く理解することで、記憶はより強固になります。
これが「精緻化」と呼ばれるテクニックです。
精緻化とは?
精緻化とは、新しい情報を、すでに持っている知識や経験と関連付けて、意味のあるものに加工することです。
単なる丸暗記ではなく、「なるほど!そういうことか!」と納得するまで、知識を掘り下げて理解するプロセスです。
なぜ効果的なのか?
脳は、孤立した情報よりも、他の情報と関連付けられたネットワーク状の記憶を好み、長期的に保持しやすい性質があります。
精緻化を行うことで、記憶の「フック」が増え、いざという時にスムーズに情報を取り出せるようになります。
具体的な実践方法
- 「なぜ?」「どうして?」を繰り返す: 新しい知識に触れたら、「なぜこうなるんだろう?」「どうしてこの公式が生まれたんだろう?」と疑問を持ち、その答えを教科書や参考書、インターネットで調べましょう。
- 関連付けを意識する:
- 既存の知識との関連付け: 「この歴史上の出来事は、あの出来事とどう関係しているんだろう?」「この数学の公式は、前に習ったあの公式の応用かな?」など、既知の知識と結びつけます。
- 具体例を考える: 抽象的な概念や公式には、具体的な例を自分で考えて当てはめてみましょう。
- イメージで覚える: 視覚的なイメージや、ストーリー、語呂合わせなどを用いて、記憶に残りやすくします。
- 人に教えるつもりで学ぶ: 「この内容を、全く知らない人に分かりやすく説明するにはどうすれば良いだろう?」と考えながら学習すると、自然と知識を体系化し、深く理解しようとします。
- 図やグラフ、マインドマップの活用: 複雑な内容を図やグラフにまとめたり、マインドマップを作成したりすることで、情報間の関係性を視覚的に整理し、理解を深めることができます。
- 異なる視点から考える: 物理現象であれば、その現象が日常生活でどのように役立っているか、あるいは別の視点から見たらどう説明できるか、などを考えてみましょう。
まとめ:復習は「作業」ではなく「創造」
今回ご紹介した「アクティブ・リコール」「インターリービング」「精緻化」の3つのテクニックは、どれも脳に積極的に働きかけ、記憶の定着を促すための強力なツールです。
これらのテクニックを日々の復習に取り入れることで、皆さんの学習は単なる「作業」から、新しい知識を自らの手で「創造」し、強固な記憶として定着させる「知的活動」へと変化するでしょう。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、意識して実践することで、必ず効果を実感できます。
諦めずに、これらのテクニックを駆使して、大学受験の壁を乗り越え、夢を掴み取ってください!
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