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【高卒認定試験】試験概要・受験方法から御茶ノ水校でのサポートまで徹底解説!

  • 大学受験

こんにちはポラリスアカデミア御茶ノ水校です!

「事情があって高校を中退したけど大学に行きたい!」
「高卒認定試験と大学受験の勉強は両立できるの?」
「高卒認定試験について詳しく教えてほしい…!」

受験相談イベントなどで【高卒認定試験】に関するお問い合わせが増えてきたため、本ブログで徹底解説いたします!

 

〈目次〉
・高卒認定試験とは?
・試験の詳細
・大学受験との両立のコツ
・受験の際の注意点
・御茶ノ水校でのサポート方法

ぜひ最後までご覧ください!

 

高卒認定試験とは?

正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」といいます。
・中卒の人
・高校中退の人
・高校には在学しているが、通学していない人(休学中、不登校ほか)
など、さまざまな事情で高校を卒業していない人のために「高校卒業者と同等以上の学力があること」を文部科学省が認定する試験のことです。

対象は、高卒資格のない人のみです。
16歳になる年度から受験が可能ですが、合格者が18歳未満の場合は満18歳の誕生日から合格の効力が生じます。

合格者は、大学や短期大学、専門学校への入学資格が得られます。また、就職や資格試験などにおいても活用できます。
ただし、高卒認定試験の合格はあくまで資格取得に限り、最終学歴が「高校卒業」となるわけではありません。高校を中退し、高卒認定合格後に大学へ入学したが、その後大学も中退したという場合の最終学歴は「中学卒業」です。

1回の試験ですべての科目を合格する必要はなく、合格科目は累積できます。合格の有効期限はないため、「年間2回実施のうち、第1回に一部科目を合格し、第2回に残りの科目を受験する」「今年度に一部科目で合格し、次年度以降に残りの科目も合格を目指して受験する」などの形式でも受験可能です。
なお、年2回の実施のうち、11月に高卒認定を受験する場合でも、同年度の大学入学共通テストの出願は可能です。高卒認定試験の合格者(合格見込者)として受験できます。

また、高校や高等専門学校などへ通っていた人や英検・数検・歴検などの資格を持っている人は、これまで学習してきた成果をもとに、試験科目を一部免除できる場合があります。

令和6(2024)年度の試験では約15,600人が受験し、約14,000人(90.0%)が1科目以上合格しました。そのうち、すべての科目を合格し終えた人(=大学入学資格取得者)は約7,700人(49.7%)、1科目以上を合格した人は約6,400人(41.2%)でした。

 

試験の詳細

試験科目

国語:国語
地理歴史:地理、歴史
公民:公共
数学:数学
理科:科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎
(科学と人間生活を含む2科目または科学と人間生活以外の3科目)
外国語:英語
上記の8〜9科目を受験し、すべての科目で合格すると高卒認定が認められます。

出題範囲

現行の高等学校学習指導要領に基づいており、いずれも令和4年4月以降の高等学校入学者が使用している教科書が対応しています。
国語:「現代の国語」「言語文化」※古文・漢文を含む
地理:「地理総合」
歴史:「歴史総合」
公共「公共」
数学:「数学I」
科学と人間生活:「科学と人間生活」
物理基礎:「物理基礎」
化学基礎:「化学基礎」
生物基礎:「生物基礎」
地学基礎:「地学基礎」
英語:「英語コミュニケーションI」
※なお、情報は令和8(2026)年度から必修科目として追加されます。

実施時期、回数

8,11月の毎年2回
令和7(2025)年度は①8月7日(木)・8日(金)11月8日(土)・9(日)

実施場所

都道府県ごとに1会場(全国47会場)ほか

受験料

7〜9科目:8,500円
4〜6科目:6,500円
1~3科目:4,500円

 

大学受験との両立のコツ

では、高卒認定試験と大学入学試験それぞれの出題形式や難易度などを比較してみましょう。

試験科目

  • 高卒認定:6教科8〜9科目。
  • 共通テスト:7教科21科目のうち、最大7教科9科目が受験可能。
  • 国公立大学:共テ6教科8科目+2次試験2教科2科目〜4教科4科目が多い。
  • 私立大学:共テ3教科3科目+個別試験1教科1科目〜3教科3科目が多い。

解答形式

  • 高卒認定:主に4〜6つの選択肢から選ぶマークシート形式。
  • 共通テスト:主に1〜6つの選択肢から選ぶマークシート形式
  • 国公立大学:記述式が多い。
  • 私立大学:マークシート式選択式が多い。

解答時間

  • 高卒認定:各科目50分。
  • 共通テスト:科目によって異なり、1科目60〜90分
  • 国公立大学:大学・学部によって異なり、短い場合1科目50〜70分長い場合1科目100〜150分など。
  • 私立大学:大学・学部によって異なり、1科目60〜90分など。

難易度

  • 高卒認定:問題の難易度は中学1年生〜高校1年生程度。合格点の目安はおおよそ40点前後といわれている。
  • 共通テスト:高校3年間で学習したすべての範囲が出題される。「思考力、判断力、表現力を問う」内容が多く、日常生活の場面を想定した問題や複数資料を活用した問題などが出題される。得点率はおよそ5〜7割。
  • 国公立大学:高校3年間で学習したすべての範囲が出題される。論述式の解答が多く、単純な知識の暗記だけでなく、「なぜ?」「どうして?」「あなたの考えは?」など優れた思考力も求められる
  • 私立大学:高校3年間で学習したすべての範囲が出題される。マークシート式が多いため知識の暗記で対応できるレベルもあれば、難関私立大学では国公立大学と同じように思考力や問題解決力、高い表現力も求められる場合もある

 

両立のコツ

これらを踏まえて、高卒認定試験+大学受験の両立のコツを考えてみましょう。

まず、高卒認定試験と大学受験いずれかだけに注力していても、両方合格は達成できません

試験科目や出題範囲の観点では、高卒認定試験は基礎科目が多いため、大学受験の科目としては不十分です。それに対して、大学受験の勉強だけに集中すると、高卒認定試験に必要な基礎科目の勉強がおそろかになる可能性が高いでしょう。

難易度の観点では、高卒認定試験は高校1年生レベルで十分ですが、大学受験は高校3年生レベルが求められるという大きな違いがあります。その中でも志望大学のレベルによっては、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」もより高い質で求められます。

上記の通り、2つの試験は求められるレベルや力が大きく異なるため、いずれかだけの対策で両方の合格を得ることは現実的ではありませんね

 

また、2つの試験は勉強方法も大きく異なります。
高卒認定試験は文部科学省のHPに過去の問題・解答が掲載されています。
ただし、文部科学省公式の参考書や問題集はないため、HP掲載の過去問以外には高校教科書や市販の教材などを活用するとよいでしょう。

大学受験は、高校の教科書を中心に、市販の参考書や塾の教材、過去問、模試などさまざまな教材を用いて対策することができます。ただ、世の中には大学受験の参考書だけで20万冊以上の種類があります。自身の学力レベルと志望校の差や優先的に補うべき力を正しく見極めて、適切な教材を選び、正しく進めていく必要があります。

両立のためには、2つの試験合格に向けて、それぞれどんな力が求められていて、残り時間で何を使って、どのように力を身につけていくべきかを適切に考え、実践していきましょう。

 

受験の際の注意点

①免除の申請について

高校などで修得した単位を利用して試験科目の免除を希望する場合は、単位修得証明書などの証明書を出願時に提出する必要があります。様式は学校独自のものではなく文部科学省指定のものである必要があり、学校での証明書の発送には時間のかかる場合が多いです。そのため、手順を正しく確認し、時間にも十分余裕を持って用意を進めるとよいでしょう。

②試験当日について

  • 受験票など必要な持ち物を忘れないように
  • 試験開始時間を間違えないように
  • スマホの電源は切っておくように

など、大学入試と同じですが試験当日は勉強以外の点でうっかりミスがないように注意が必要です。持ち物だけでなく、体調も含めて試験当日までに整えるとよいでしょう。

③合格後について

大学入学を目指す人は、高卒認定に合格した後に大学入学共通テストを受験します。
令和8(2026)年度から共テの出願手続きが電子化される予定です。これまでとは必要書類の提出方法が変更になる可能性があるため、出願時には募集要項などを正しく確認しましょう。
出願にあたっての必要書類を申請する際は、①と同様に交付まで時間のかかる場合もあります。時間に余裕をもって、申請書類の不備がないよう確認しながら交付申請を行いましょう。

 

御茶ノ水校でのサポート

高卒認定の合格に向けて、主に4つの学習スタイルがあります。
①独学で勉強する
②通信講座を受講する
③個別指導塾で指導を受ける
④予備校に通う

それぞれの学習スタイルには個々人の性格や学習状況などに応じて向き不向きがありますが、ポラリスアカデミア御茶ノ水校ならすべての【いいとこ取り】が可能です!

ポラリスアカデミア御茶ノ水校なら、

  • 参考書の指定はないため、通信教材を含めご自身で取り組みやすい教材を探しつつ、合格に必要なおすすめ教材をご紹介することも可能です。
  • 自学自習で進めながら、わからない点はいつでも講師に質問することが可能です。質問や添削はマンツーマンで受けられます。
  • 高卒認定試験+大学受験のそれぞれを目標から逆算しながら学習計画を組むことができます。一人では難しいスケジュール管理をプロ講師に任せることが可能です。
  • 自分のペースで学習しつつ、指導では定期的なチェックテストや振り返り学習の機会を設けているため、自学自習でも成長を確かめながら進めることができます。
  • 通塾生は自習室の利用が可能なため、自宅以外に集中して取り組める環境をお探しの方にもおすすめです。
  • 高卒認定の英語免除と大学受験の外検利用を踏まえた英検取得なども、学習状況にあわせてご提案し、リスニングやライティングなど丁寧な学習サポートを行います。

 

御茶ノ水校なら高卒認定+大学受験のいずれも目標達成にむけたサポートが可能です!

「今年度中に高卒認定も大学も合格したい!」
「高卒認定+大学受験、今の自分の学力なら私立と国公立どっちが狙える?」
「うちの子にはどんな学習スケジュールがよいか聞いてみたい」
など、どんなご相談でも承ります!

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また、無料体験も受け付けております。ぜひお気軽にお申し込みください!

 

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