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2026年度人気大学予想〜首都圏私立編〜

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こんにちはポラリスアカデミア御茶ノ水校です!
今回のブログは、昨年度大好評だった「人気大学予想」の最新版です。
2025年度入試について志願者数を中心に振り返りながら、来年2026年度の人気大学を予想していきましょう!

【2025年の人気大学予想!?首都圏私立大学編】→昨年度のブログはここをクリック

【2025年の人気大学予想!?国公立大学編】→昨年度のブログはここをクリック

 

 

2025年度全体傾向

2025年度の私立大学の志願者数は、全体的に増加傾向でした。
昨年2024年度と比較して18歳人口が多いことはもちろん、「新課程入試の初年度であったこと」「受験方式の種類や推薦型・総合型選抜の導入大学が増えていること」などさまざまな理由が考えられます。

 

2025年度の人気上昇大学

まずは、2025年度入試の志願者数を振り返ります。
ポラリスアカデミア御茶ノ水校が注目した大学は以下の4つです。

 

①千葉工業大学

全体:前年比114%
一般方式:前年比98%(2024年度3,014人→2025年度12,348人)
共テ方式:前年比191%(2024年度5,151人→2025年度9,814人)

2025年度の志願者数が最多の約16万2,000人となった千葉工業大学。
昨年度1位であった近畿大学の約15万8,000人を大きく上回り、昨年度2位→今年度1位とトップの入れ替わりがありました!
その人気の理由は、「大学独自入試は試験前日まで出願可能」や「理系人気の後押し」などが考えられますが、一番は「共通テスト利用入試の受験料免除」でしょう。
2025年度入試から受験学科数やタイプを問わず検定料が免除(無料)となる制度が導入されました。この制度によって、志願者数の内訳をみると一般方式の前年比98%に対し、共テ利用方式は前年比123%、人数にして約2万人の増加でした。「受験生の負担を減らしつつ、チャンスを最大化したい」という大学の配慮によって、より多くの志願者が集まりました。

 

②桜美林大学

全体:前年比271%
一般方式:410%UP(2024年度3,014人→2025年度12,348人)
共テ方式:191%UP(2024年度5,151人→2025年度9,814人)

受験者の経済的負担を減らしつつ、受験のチャンスが広げるための「受験生応援制度」が2025年度から新たに設けられたことにより、志願者数が大幅に増加しました。

〈一般方式〉
同一試験日であれば、検定料一律で複数学科・方式を受験できるようになりました。併願数に上限はないため、1回分の35,000円で30以上を出願することも可能です。
さらに、英語試験・検定試験の結果を活用して一般選抜の英語筆記試験を受験しない場合は、検定料が20,000円に減額されます。

〈共テ方式〉
共通テスト利用型・併用型も減額や追加料0円など、さまざまな検定料割引制度があります。

共テ利用・併用方式での検定料割引は近年のトレンドで多くの大学が取り入れていますが、一般方式での割引は受験生にとっての経済的負担がより軽減されるためとても嬉しい制度ですね。募集要項などでしっかり確認しながら出願プランを立てましょう。

 

③実践女子大学

全体:前年比352%
一般方式:前年比321%(2024年度1,906人→2025年度6,123人)
共テ方式:前年比394%(2024年度1,374人→2025年度5,411人)

実践女子大学は2025年度の入試制度に大きな変更が複数ありました。

〈一般方式〉
①受験機会が3回に
2025年度より1月末に実施される一般選抜I期(2科目型/3科目型)が追加されました。
②全科目マークシート方式に
日本史・世界史・化学・数学の4科目が記述式からマークシート方式に変更され、2025年度より全科目マークシート方式で受験できるようになりました。

〈共テ方式〉
①併願検定料が無料に
一般選抜と共テ利用選抜において、2025年度より同一入試種別の学科併願・同一試験日の入試種別をまたぐ併願それぞれの併願検定料が無料になりました。
②外部試験が利用可能に
2025年度より共テ利用選抜に「I期2科目型(外部試験利用方式)」が導入され、英語外部試験のスコア+1科目で受験可能となりました。スコアに応じて換算され、CEFR B2は100点(国際学部は200点)、CEFR B1は80点(国際学部は160点)に換算されます。

一般方式は受験機会の増加+マークシート方式への変更で、受験のハードルが大きく下がったことが志願者数増加に表れたと考えられるでしょう。
さらに共テ方式でも、2つの変更により受験者の経済的負担も勉強の負担も大きく軽減されました。他大学での受験日程なども踏まえて、このような制度を戦略的に活用できると合格のチャンスも大きく広がるでしょう。

 

④東京工科大学

全体:前年比202%
一般方式:前年比174%(2024年度7,626人→2025年度13,269人)
共テ方式:前年比248%(2024年度4,596人→2025年度11,391人)

〈一般方式〉
2025年度より、一般選抜のA・B日程において「上位2教科判定方式」のオプションが導入されました。検定料不要で利用することができます。
従来の3教科型を受験した際にこのオプションを追加すると、1回の受験において2つの方式で判定されるため、合格のチャンスが広がります。

〈共テ方式〉
共テ方式は2025年度より大きな変更が2つありました。
①共テ利用試験「中期」が新設
新たに中期が設けられました。共テ本試験の受験後も出願が可能で、2月半ばに合格発表があります。
科目型は「高得点4科目型」「高得点5科目型」の2つがあります。いずれも必修科目の指定はなく、得意科目だけで受験することができます。
さらに、同一試験日であれば複数学部・複数の科目型に定額15,000円の追加料金なしで併願可能です。
②英語外部試験利用が可能に
共テ利用試験(前期・中期・後期)において、全学部で英語外部試験の成績を1科目として利用できるようになりました。
スコアに応じて「みなし得点」として換算され、英検CSEスコアでは2304点以上が200点満点、最低でも1728点以上が120点に換算されます。

単純に受験機会が増えただけでなく、得意科目で勝負できることは受験生にとってかなり有利に働くでしょう。理系大学でも、英語や国語などの文系科目を戦略的に活用できることは魅力的ですね!

 

(出典)
志願者数:河合塾「私大志願状況 集計データ」より
入試制度:各大学HPより(2025年4月現在)

 

2026年度の人気予想

それでは、2026年度の人気大学予想〜首都圏私立編〜を発表します!
ポラリスアカデミア御茶ノ水校が注目した首都圏私立大学は以下の11校です!

 

新設学部学科

学習院大学

先日のブログでもご紹介したとおり、学習院大学と学習院女子大学が統合され、新たに「国際文化交流学部」が新設されます。統合によって男女共学の学部へと変わるため、国際交流や日本・海外の文化を学びたい男性の志願者が増えると予想されます。

東京理科大学

先日のブログでもご紹介したとおり、「創域情報学部 情報理工学科」(学年定員360名)と理学部第一部に「科学コミュニケーション学科」(学年定員80名)が新設されます。定員の増加に伴い、志願者数も増えると予想できるでしょう。

成蹊大学

先日のブログでもご紹介したとおり、「国際競争学部」(学年定員150名)が新設されます。さらに、2026年度から一般選抜の一部の方式において、英語外部試験利用が可能となります。定員の増加に加え、受験チャンスも増えるため、志願者数が大幅に増えると予想できるでしょう。

 

新設学部学科についてはこちらのブログもぜひご覧ください!
【新しい学部に入るメリットは?】2026年度新設学部を紹介→ここをクリック

 

入試制度の変更

成城大学

2026年度から「国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)」が新設されます。4教科4科目の最高得点の科目で合否判定がされ、入学手続きは国公立大学前期の合否発表翌日まで可能です。併願の制限もなく、検定料は1出願5,000円と比較的安価なため、経済的負担が軽くチャンスを大幅に増やすことができます。
さらに、共テ利用選抜では3学部で英語外部試験のスコアを換算して利用することも可能になります。
2025年度の傾向からみても、志願者数の増加が見込まれるでしょう。

 

中央大学

国際情報学部において、2026年度から「大学入学共通テスト併用数学型」が新設されます(従来の併用型は「併用英語型」に名称変更)。
独自試験の外国語(配点150点)+数学or情報から1科目(配点200点)+国語or地歴公民or理科から1科目(配点100点)の3科目で合否が判定されます。数学や情報など理系科目が得意な受験生に有利な形式のため、理系学生の人気が集まると予想できるでしょう。

 

東洋大学

学校推薦入試 基礎学力テスト型」の導入も話題でしたが、2025年度から一般選抜において変更が多くありました。「最高得点重視」形式のため、得意科目を生かして合格のチャンスを増やすことができます。2025年度の一般方式では前年比121%のため、増加傾向は今後も続くと予想できます。

 

日本女子大学

従来は各学部・学科につき1日のみの試験日が設定されていましたが、2026年度より同学部・学科において最大3日の受験が可能になります。検定料併願割引も適用されるため、経済的負担が少ないまま、合格の機会を大幅に増やすことができます。志願者数も大幅な増加が見込めるでしょう。

 

明治大学

2026年度から経営学部では、従来の学部別入学試験が「共テ併用型」に変更されます。国語と外国語の独自試験(英語外部検定利用も可能)+地歴公民・数学・情報から2科目選択の形式です。高得点の科目を有利に活用できるため、志願者が増えると予想できるでしょう。

 

早稲田大学

2025年度入試において、社会学部と人間科学部が共通テストと大学独自試験を組み合わせる方式に変更されました。共通テストは最高得点の科目が合否判定に利用されるため、以前と比べて得意科目を有利に活用することができます。より戦略的に受験することができるため、今後も人気が伸びていくと予想できるでしょう。

 

神奈川大学

2026年度より、一般入試〈全学部統一型〉が新設されます。従来は1日程1学科のみ出願可能でしたが、同一試験日複数学科併願が可能となります。また、一般入試〈全学部統一型〉・大学入学共通テスト利用入試などにおいて、「2併願目無料制度(同一日程併願)」などの併願割引が新設される予定です。さらに、一般入試(前期・後期)では、英語外部検定が利用できるようになります。受験者にメリットの多い変更が多く予定されているため、志願者数の大幅な増加につながるでしょう。

 

聖マリアンヌ医科大学

2025年度より、「大学共通テスト利用選抜」が導入されました。第1次試験の学科試験において共テの結果を利用することができ、後期試験と併願することが可能です。2025年度は定員5名に対して、519名の志願者が集まりました。合格のチャンスを増やすことができるため、今後も志願者数が集まると予想できるでしょう。

 

※本記事でご紹介している入試制度の変更等は2025年4月現在、各大学から予告・発表されている内容です。最新情報・確定情報は各大学の公式HPよりご確認ください。

 

 

いかがでしょうか。
国公立編は後日公開予定!お楽しみに!

人気が集中する大学や学部はご自身に合った正しい受験戦略が必要です。そのためには適切な情報収集も必要不可欠だといえるでしょう。

御茶ノ水校では、難関大学卒業や教育業界での勤務経験をもつ社会人講師たちが、最新の入試情報や自身の受験経験・これまでの指導経験を基に丁寧な指導を行っております。
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