滑り止め校、どう選ぶ?よくある失敗パターン
大学受験では、第一志望校だけでなく「滑り止め校」の設定が極めて重要です。
多くの受験生が、12月から年明けにかけて出願校を決定しますが、このとき滑り止めを「なんとなく」で決めてしまうと、後悔するケースが少なくありません。
滑り止め校は「安全な選択」というイメージがありますが、入試制度や日程、費用、資格要件などを考慮せずに選ぶと、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
ここでは、滑り止め校を選ぶときに気をつけたいポイントと、よくある失敗パターンを解説します。
1. 合格可能性だけで選んでしまう

最も多い失敗パターンが、「判定がAだから」
「合格可能性が高いから」という理由だけで滑り止め校を決めてしまうケースです。
模試の判定はあくまで「参考」であり、実際の出題傾向や配点方式が異なると、合格率が大きく変わることもあります。
特に私立大学では共通テスト併用型や独自試験型など複数の入試方式があり、「A判定でも本番で落ちる」ケースも珍しくありません。
また、進学する可能性もある大学であることを考えると、合格しやすさだけでなく、学部内容や立地、費用面も考慮する必要があります。
2. 費用面を軽視する

滑り止め校を複数出願すると、受験料・交通費・入学金などの負担が想像以上に大きくなります。
特に私立大学の場合、合格発表が早く、入学金の納入を一般入試よりも早く求められることがあります。
・出願料は1校あたり3万円前後
・入学金は20万円〜30万円が一般的(納入後、辞退しても返金されないケースが多い)
・遠方の大学では、宿泊費や交通費も追加で必要になる
「とりあえず受ける」という安易な考えで複数出願すると、家計への負担が大きくなり、他校への出願に制限がかかる可能性もあります。
滑り止め校こそ、費用面の現実的なシミュレーションが重要です。
3. 日程の重なりを確認していない

滑り止め校を複数設定する場合、入試日程の重なりにも注意が必要です。
毎年、「併願した2校の試験日が同じだった」「移動時間が足りずに受験できなかった」というミスが起きています。
・第一志望校や他の併願校と日程が重なっていないか
・連日の受験になっていないか
・移動時間を現実的に確保できるか
特に私立大学は2月上旬に試験が集中するため、スケジュール管理が甘いと本命の受験にも悪影響を及ぼします。
受験カレンダーを事前に整理し、確実に受験できる日程を選ぶことが大切です。
4. 資格(英検など)の利用要件を見落とす

最近では、多くの大学が英検やTOEIC、TEAPなどの外部英語検定を出願条件や加点要素として活用しています。
ただし、検定利用の方式には「出願資格として一定級以上が必要」「得点換算の有効期限がある」などの制限があります。
例えば、
・英検準1級以上で出願可能
・2級で加点(10〜20点)
・試験日から2年以内のスコアのみ有効
こうした条件を事前に確認していないと、「そもそも出願できなかった」という事態にもなりかねません。
特に共通テスト併用型の滑り止め校では、英検利用で合格ラインが高くなる傾向があります。
5. 共通テスト併用型の得点設定を軽視する

共通テスト併用型入試では、大学によって配点比率が大きく異なります。
共通テストの点数がそのまま合否を左右するため、得意科目を活かせるかどうかが重要です。
例えば、
・英語と国語の配点が高い大学
・理系科目重視の大学
・共通テスト7割以上が合格ラインになる大学
こうした情報を調べずに出願すると、「想定よりも合格ラインが高く、滑り止めにならなかった」というケースがあります。
滑り止め校を選ぶ際には、配点方式や合格最低点を必ず確認しましょう。
6. 進学後のイメージがない

滑り止め校は「万が一」のための受験先ですが、合格した結果、そこに進学する可能性も十分あります。
・立地や通学時間
・学部・学科の内容
・大学の雰囲気や進路実績
これらを調べずに出願した結果、「受かったけれど通いたい大学ではなかった」という後悔もよくあるパターンです。
滑り止めであっても、自分が実際に通う可能性がある大学として選ぶ必要があります。
7. 「とりあえず」で出願しすぎる

最後に多いのが、「滑り止めだから」と安易に出願数を増やしてしまうことです。
複数出願すれば安全というものではなく、費用・スケジュール・精神的な負担も増えます。
また、出願校が多すぎると、志望校対策に集中できず、結果的にどこにも合格できないリスクもあります。
滑り止め校は「数」ではなく「質」を重視すべきです。
まとめ

滑り止め校の選び方を間違えると、
・出願資格を満たさない
・費用が膨らむ
・日程が重なって受験できない
・合格しても進学したくない
といったトラブルにつながります。
滑り止め校を選ぶ際は、次のポイントをしっかり確認しておきましょう。
-
合格可能性だけでなく、費用・日程・内容も確認する
-
英検などの資格要件を必ずチェックする
-
共通テスト併用型の場合は配点方式を把握する
-
進学の可能性を前提に選ぶ
-
出願数を必要最小限に抑える
滑り止め校は「保険」ではなく、「戦略的な受験先」です。
冷静な情報収集と計画的な出願が、後悔のない進路決定につながります。
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