志を立てよう — 勉強へのモチベーションを保つための自問自答法

はじめに
大学受験の勉強は長期戦です。
最初はやる気があっても、日が経つにつれてモチベーションが下がることもあります。
そんなときに自分を支えてくれるのが「志(こころざし)」です。
志とは、単なる「行きたい大学」の名前ではなく、
「なぜその大学や学部を目指すのか」という理由や想いのことです。
この志がしっかりしていれば、
勉強がつらくなったときでも踏ん張る力になります。
今回は、志を明確にし、
長期間モチベーションを維持するための「自問自答の方法」を紹介します。
「このやり方で合ってるのかな…?」
少しでも不安があるなら、受験のプロに直接相談してみませんか?
①: 学びのきっかけを振り返る
まずは、自分がなぜその大学や学部を選んだのかを振り返りましょう。
思い出すためには、箇条書きにして書き出すのがおすすめです。
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なぜその大学を志望するのか
例)研究設備が整っているから、地元を離れて自立した生活をしたいから、憧れの先輩が通っているから -
行きたい学部を決めたきっかけ
例)テレビで見た研究に感動した、将来○○の仕事に就きたいと思った、高校の授業でその分野が面白いと感じた
書き出してみると、
「あ、この出来事がきっかけだったんだ」
と再確認できることが多いです。
② :①のきっかけが自分や周囲に与えた影響を考える
次に、その志が自分や周りにどんな影響を与えたのかを整理します。
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自分の変化:勉強時間が増えた、参考書を選ぶ基準が変わった、志望校に関する情報収集を積極的に行うようになった
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周囲の変化:家族が応援してくれるようになった、進路について友人と話す機会が増えた、学校の先生からも具体的なアドバイスをもらえるようになった
こうして「志」が行動や環境に影響を与えていることを意識できると、
自分のモチベーションの源泉がはっきり見えてきます。
③ :②の影響はポジティブかネガティブかを判断する
書き出した影響を、ポジティブ(良い影響)かネガティブ(悪い影響)に分類します。
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ポジティブ例:志望校への意識が高まり集中力が続くようになった、生活習慣が整った
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ネガティブ例:プレッシャーを感じすぎてストレスが溜まった、模試の判定に一喜一憂して勉強の手が止まった
この時点で
「自分は志をポジティブに活用できているのか」
を冷静に評価できます。
④ :そう判断した理由を掘り下げる
ポジティブ・ネガティブの評価をした理由を深く掘り下げます。
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ポジティブ理由例:目標が明確だと、毎日の行動に迷いがなくなるから
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ネガティブ理由例:理想と現実の差が大きく、結果が出ないことに焦りを感じるから
この理由を知ることで、
自分が何を改善すればより前向きに勉強できるかが見えてきます。
自問自答を繰り返すことで志を磨く
①〜④のステップを定期的に繰り返すことで、
志はより明確になり、モチベーションの揺らぎを防げます。
特におすすめなのは、
模試の後や長期休暇の前後にこの作業を行うことです。
点数や判定に左右されがちな時期でも、
「なぜ勉強しているのか」を再確認することで、
自分を立て直すことができます。
実際の書き出し例(高校3年生・理系)
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学びのきっかけ
- 中学生のときに化学の実験で触媒反応に興味を持った
- 科学技術で社会に貢献したいと思った
- 九州大学工学部で先端材料の研究ができると知った -
影響
- 化学の授業により集中するようになった
- 休日は科学関連の本を読む時間が増えた
- 担任の先生から研究者のキャリアについて教えてもらった -
評価
- ポジティブ:学習意欲が格段に高まった
- ネガティブ:模試の化学で点が悪いと強く落ち込むようになった -
理由
- 研究者になる夢が強く、自分にプレッシャーをかけすぎてしまうから
こうした具体例を交えて自問自答することで、
「志」が単なる願望ではなく、
自分を動かすエネルギー源になります。
まとめ
志は一度立てれば終わりではなく、
定期的に見直すことで強くなるものです。
今回紹介した①〜④の自問自答を繰り返すことで、
勉強への意欲と意思を維持・向上させられます。
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志はモチベーションの土台
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書き出すことで思考が整理される
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繰り返すことで志が深まり、勉強を続ける力になる
今日からノートに書き出して、
自分の志を「見える化」してみましょう。
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