時間配分が命!大学受験の共通テストで高得点を取るための「逆算思考」対策術

「共通テスト、時間足りない…」
「いつも最後の方、焦って適当になっちゃうんだよね…」
こんな悩みを抱えている人、いませんか?
共通テストは、知識があるだけでは高得点が取れません。限られた時間の中で、いかに効率よく問題を解き進めるか、「時間配分」こそが合否を分ける命綱となります。
私も受験生時代、時間配分には本当に苦労しました。
でも、ある「思考法」を身につけてから、劇的に改善し、共通テストで安定して高得点を取れるようになったんです。
それが、「逆算思考」です。
今回は、私自身の経験と、多くの合格者、そして私が指導してきた生徒たちが実践し、見事共通テストで目標点を突破した「時間配分が命!共通テスト高得点のための逆算思考対策術」を徹底解説します。
皆さんが共通テスト本番で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、具体的なステップでお伝えしていきますね!
なぜ「逆算思考」が共通テスト高得点に不可欠なのか?
多くの受験生は、共通テストの問題を「頭から順番に」解き始めます。
しかし、これこそが時間切れの原因となることが多いんです。
共通テストで高得点を取るためには、次の3つの課題をクリアする必要があります。
- 問題量の多さ: 共通テストは、試験時間の割に問題量が多い傾向にあります。全ての問題を丁寧に解こうとすると、必ず時間切れになります。
- 配点の偏り: 大問や小問によって配点が異なります。時間をかけるべき問題と、そうでない問題を見極める必要があります。
- 形式の多様性: グラフ、図、会話文など、多様な形式の問題が出題されます。慣れていないと、それだけで時間がかかってしまいます。
これらの課題を克服し、効率的に高得点を取るためには、目の前の問題から解き始める「順算思考」ではなく、「ゴール(目標時間、目標点数)から逆算して、今何をすべきか」を考える「逆算思考」が不可欠なんです。
これは、プロジェクト管理や目標達成の分野で広く使われる、非常に効果的な思考法です。
共通テスト高得点のための「逆算思考」対策術
それでは、具体的に共通テストで高得点を取るための「逆算思考」対策術を、5つのステップで解説していきましょう。
ステップ1:目標点を「逆算」し、大問ごとの目標点を設定する
まず、最終的な目標点(例えば8割)から逆算して、各科目の各大問で何点取るべきかを明確にします。
・なぜ重要なのか?
- 漠然と「高得点を取りたい」と思うだけでは、具体的な行動に繋がりません。各科目、各大問に具体的な目標点数を設定することで、「どこで点数を稼ぐべきか」「どこは失点しても許容できるか」という戦略が明確になります。
- これは、ビジネスにおけるKPI(重要業績評価指標)設定に似ています。最終目標達成のために、各部門でどのような数値目標を達成すべきかを決めることで、具体的な行動が見えてきます。
・具体的な実践方法
- 志望大学の共通テストボーダー点を確認: まずは、自分の志望大学の共通テストボーダー点(合格に必要な目安となる点数)を把握しましょう。
- 各科目の目標点を設定: 総合目標点から、各科目の目標点数を設定します。例えば、合計8割を目指すなら、英語160点、数学140点など。
- 各大問の目標点を設定: 過去問を分析し、各大問の配点と難易度を確認します。その上で、「大問1は確実に取る」「大問3の(1)までは取る」など、各大問の目標点数を具体的に設定します。特に配点の高い大問や、比較的簡単な大問は、満点やそれに近い点数を目標に設定しましょう。
- 記録と振り返り: 過去問演習のたびに、各大問の得点を記録し、目標点との差を確認します。
ステップ2:時間配分を「逆算」し、戦略を立てる
目標点が決まったら、次にその目標点を達成するために、各科目の各大問にどれくらいの時間をかけるべきかを逆算して設定します。
・なぜ重要なのか?
- 共通テストで最も時間切れになりやすいのが、この時間配分の戦略がないためです。事前に時間を割り振ることで、本番で「この問題に時間をかけすぎていないか?」と判断する基準ができます。
- これは、マラソンでペース配分を事前に決めるのと同じです。途中で疲れても、最終的なゴールを見据えてペースを調整する感覚を養うことができます。
- 多くの大学入試研究機関が、試験中の効果的な時間管理が、得点に大きな影響を与えることを指摘しています。
・具体的な実践方法
・各科目の制限時間を把握: まずは、各科目の試験時間を正確に把握しましょう。
・各大問の目標解答時間を設定: ステップ1で設定した各大問の目標点数と、過去問の難易度・問題量を考慮し、各大問ごとに何分かけるかを決めます。
1.例:英語リーディング(80分)→ 大問1・2(各10分)、大問3・4(各15分)、大問5・6(各20分)といった具合。
2.数学(60分)→ 大問1・2(各15分)、大問3・4・5から2つ選択(各15分)など。
・見直し・塗り絵の時間を確保: 設定した時間配分の中に、最低5分程度の見直し時間、そしてマークシートの塗り絵時間(数分)を確保しておくことを忘れないでください。
・「解く順番」を戦略的に決める: 解ける問題から確実に点数を取るために、各大問の解く順番も決めておきましょう。
1.例:英語は苦手な長文から解き始めるか、得意な文法・語彙から解き始めるか。
2.数学は、得意な分野の大問から手を付けるなど。
・実際に時間を計って練習: 過去問や模試を解く際に、設定した時間配分を守って解く練習を繰り返し行い、体に染み込ませましょう。ストップウォッチは必須アイテムです。
ステップ3:解法を「逆算」し、効率を最大化する
目標点と時間配分が決まったら、次に各問題タイプに対して、どのようにアプローチすれば最も効率よく解答を導き出せるかを逆算して考えます。
- なぜ重要なのか?
- 共通テストは、知識だけでなく、「いかに素早く、正確に、本質を捉えて解けるか」が問われます。この「解法戦略」がなければ、いくら知識があっても時間が足りません。
- 問題形式に合わせた適切なアプローチを知ることで、思考の迷いをなくし、解答時間を大幅に短縮できます。
・具体的な実践方法
英語:
・リーディング: 「設問先読み→本文ざっと読み(キーワード把握)→該当箇所精読→選択肢吟味」の流れを徹底。グラフ問題は、設問で問われている情報をピンポイントで探す練習をする。
・リスニング: 設問と選択肢を先読みし、何が問われるかを予測。「聞きながらメモを取る」「聞きながら選択肢を選ぶ」練習を繰り返す。
数学:
・誘導に乗る: 穴埋め形式であることを活かし、前の設問で導き出された結果が、次の設問にどう繋がるかを常に意識する。
・途中式・計算の効率化: 無駄な計算を省き、素早く正確な計算を行う練習。計算用紙の使い方も工夫する。
国語:
・現代文: 設問を先に読み、傍線部の前後、接続詞、指示語に注目して論理構造を把握する。抽象と具体の区別を意識して読み進める。
・古文・漢文: 知識(単語、文法、句形)で解ける問題から確実に解き、読解に時間を割く。
理科・地歴公民:
・資料読解: グラフや図、史料などを先に確認し、何が読み取れるかをざっと把握してから問題文を読む。問われている情報に絞って資料から抽出する練習をする。
・消去法: 知識が曖昧な問題でも、誤っている選択肢を確実に消去することで正答率を上げる。
ステップ4:「試行錯誤」と「修正」を繰り返す
逆算思考で立てた戦略は、一度実行して終わりではありません。
過去問や模試を解くたびに、その戦略が機能したかを確認し、必要であれば修正を加えていく「PDCAサイクル」を回し続けることが重要です。
- なぜ重要なのか?
- 最初の計画が完璧であることは稀です。実際に問題を解いてみなければ分からない「ズレ」が必ず生じます。この「ズレ」を修正していくことで、君たち自身の弱点や得意分野に最適化された、唯一無二の戦略が完成します。
- これは、企業が事業計画を立て、実行し、その結果を分析して改善を繰り返すプロセスと同じです。PDCAサイクルは、目標達成のための最も効果的なフレームワークの一つとして知られています。
- 具体的な実践方法
- 過去問・模試の徹底分析: 解き終わったら、ただ丸付けをするだけでなく、「設定した時間配分通りに解けたか?」「なぜ時間オーバーしたのか?」「どの問題で思考が止まったのか?」を詳細に分析しましょう。
- 「反省ノート」の作成: 各科目の時間配分、解いた順番、難しかった問題、ケアレスミス、そして「次回どう改善するか」を具体的に記録するノートを作成しましょう。
- 戦略の修正: 分析結果に基づき、各大問の目標解答時間、解く順番、各問題タイプへのアプローチ方法など、自分の戦略を柔軟に修正しましょう。
- 再挑戦: 時間オーバーした問題や、解ききれなかった大問は、もう一度時間を計って解き直し、改善された戦略で取り組めるかを確認しましょう。
ステップ5:「ルーティン化」し、本番で「無意識」に実行する
最後に、試行錯誤して最適化された「逆算思考」に基づく時間配分戦略を、日々の学習で繰り返し実践し、本番で「無意識」に実行できるレベルまでルーティン化しましょう。
- なぜ重要なのか?
- 本番では、緊張や予期せぬ問題に直面するなど、普段とは異なる状況に陥ることが多々あります。意識的に時間を管理しようとすると、それ自体がストレスになることがあります。
- 戦略をルーティン化することで、無意識的に体が動くようになり、余計な思考エネルギーを使わずに済むため、問題そのものへの集中力を高めることができます。スポーツ選手が練習で培った動きを本番で自然に出せるのと同じです。
- 具体的な実践方法
- 全ての演習で実践: 共通テストの過去問だけでなく、普段の演習問題や参考書を解く際も、ストップウォッチを使って時間を意識する癖をつけましょう。
- 模擬試験の積極的活用: 共通テスト形式の模試を本番さながらの環境で繰り返し受験し、時間配分戦略を実践する場として最大限に活用しましょう。
- 「タイムマネジメント訓練」を日課に: 例えば、寝る前に「明日の朝、この問題集のこの範囲を〇分で解く」と決めて実行するなど、日常的に時間制限を設けて勉強する習慣をつけましょう。
まとめ:共通テストは「時間」を制する者が勝つ!
受験生の皆さん、共通テストは「時間」を制する者が勝つ試験です。
単に知識があるだけでは、時間切れという壁に阻まれ、本来取れるはずの点数を失ってしまいます。
今回ご紹介した「目標点逆算」「時間配分逆算」「解法逆算」「試行錯誤と修正」「ルーティン化」という5つの「逆算思考」対策術は、私自身の経験と、多くの合格者、そして私が指導してきた生徒たちが実践し、見事共通テストで高得点を突破した方法です。
これらの戦略を日々の学習に意識的に取り入れ、計画的に実行することで、君たちの共通テストの得点は着実に伸びていくはずです。
さあ、今日から「逆算思考」で時間を味方につけ、自信を持って共通テスト本番に臨み、合格を掴み取りましょう!
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