内申点は意味ない??内申点からみる今の実力と受験方式

内申点は意味ない??内申点からみる今の実力と受験方式
~塾講師と生徒のリアルな対話から見えてくる真実~
登場人物
講師:田中先生(進学塾で10年の指導歴)
生徒:高橋くん(高校2年生、大学受験を意識し始めたばかり)
高橋くん「先生、正直言って、内申点って意味ありますか?評定とかって、大学受験に関係ないって聞いたんですけど……」
田中先生「なるほど、高橋くん。確かに、“一般選抜(=一般入試)には関係ない”って言われることが多いよね。でも、それは半分正解、半分不正解かな。」
内申点とは?
田中先生「まず、内申点というのは、学校の通知表に記載される評定のことだね。たとえば5段階評価で言うと、英語が4、数学が3、国語が5、みたいに教科ごとに点数がついてるでしょ?」
高橋くん「はい、それなら全部で平均4.0とかになりますよね。」
田中先生「そうそう。この平均値を『評定平均値』って呼ぶんだけど、公立高校の推薦や指定校推薦、総合型選抜(旧AO入試)ではこの値が非常に重要になってくる。」
指定校推薦と内申点の関係
田中先生「たとえば関西大学を例にとろうか。関大は関西の私立トップ層の一角だけど、毎年多くの生徒が“指定校推薦”で合格しているんだ。」
高橋くん「指定校って、学校にしか情報来ないやつですよね?」
田中先生「そう。だけど傾向としては、評定平均が4.0以上ないと、人気学部の推薦枠はかなり厳しい。実際、関西大学が公表している入試情報にも、推薦入試の要件として『評定平均3.8以上』『学習成績概評A段階』などの条件が出ていることが多いんだよ。」
(※参考:関西大学「入試情報サイト」より、2024年度総合型選抜・学校推薦型選抜要項)
総合型選抜(旧AO)でも重要
田中先生「さらに、関大に限らず多くの大学で実施されている“総合型選抜”では、出願条件に“評定平均3.5以上”などが設定されていることが多い。」
高橋くん「じゃあ、僕みたいに評定が3.2くらいだと、そもそも受けられない?」
田中先生「残念ながらそういうこともある。ただし、大学や学部によって基準はバラバラだし、活動実績や小論文の出来次第では例外的に出願を認める場合もある。だけどスタートラインに立つためには、やっぱり内申点が重要なんだ。」
「内申点が意味ない」の誤解
高橋くん「でも、一般選抜で勝負すれば関係ないですよね?」
田中先生「確かに、一般入試では基本的に内申点は加味されない。筆記試験と共通テストの点数勝負だからね。でも、その“勝負の土俵”に立てる人数は、年々減ってきているんだ。」
高橋くん「えっ、それどういうことですか?」
田中先生「たとえば文部科学省のデータによると、2023年度入試では、大学入学者のうち約45%が推薦・総合型選抜で合格してる。つまり、一般入試の倍率は相対的に上がってるってこと。もし内申点を取っていれば、もっと楽なルートもあったかもしれない。」
内申点から今の実力を見つめる
田中先生「それに、評定は“学校内での努力の指標”でもある。定期テスト、提出物、授業態度、全部が含まれるからね。」
高橋くん「うーん、確かに授業中寝てたかも……」
田中先生「つまり、評定が高いということは、コツコツと努力できている証拠。逆に言えば、低ければ『日々の積み重ねが弱い』というアラートにもなる。受験勉強は長期戦だから、その姿勢が試されるんだよ。」
これからどうすればいいか?
高橋くん「じゃあ、今からでも評定上げるにはどうしたらいいですか?」
田中先生「まず、定期テストに全力で取り組むこと。それと、提出物や小テストもきちんとこなす。次の学期で4以上を取るつもりで臨もう。」
高橋くん「わかりました。でも、もし上がらなかったら……」
田中先生「その場合は、一般入試一本に切り替えて戦略を練ること。でも、だからこそ今のうちに評定も取っておけば、後で選択肢が広がる。『逃げ道』じゃなくて『戦略的選択肢』として使うのが大事なんだよ。」
まとめ:内申点は“意味ない”どころか“未来を広げる鍵”
最後に田中先生はこう言いました。
「内申点は、受験のすべてではないけれど、受験の武器の一つ。使える武器は多い方が有利だよ。」
高橋くんも深くうなずいて、こう言いました。
「内申点、ちょっと見直してみます。なんか、学校の勉強って意味ないと思ってたけど、少し違う気がしてきました。」
この記事のポイント
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内申点(評定平均)は推薦や総合型選抜で出願条件になることが多い
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一般入試では関係ないが、一般入試以外の選択肢を増やすために重要
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学校の成績はコツコツ型の実力を測るバロメーターでもある
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今からでも内申点を意識しておけば、入試戦略が広がる
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