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【2025年版】文学部が強い大学6選|国公立・私立をレベル別に徹底解説!

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2025年版】文学部が強い大学6選|国公立・私立をレベル別に徹底解説!


🔽目次

  1. 文学部って何を学ぶの?

  2. 国公立|文学部が強い大学3選(難関〜中堅)
     ┗ 東京大学
     ┗ 東北大学
     ┗ 金沢大学

  3. 私立|文学部が強い大学3選(難関〜中堅)
     ┗ 早稲田大学
     ┗ 同志社大学
     ┗ 日本大学

  4. 自分に合った文学部の選び方

  5. まとめ|“人間を学ぶ”ということの価値


1. 文学部って何を学ぶの?

文学部では、「言葉」「思想」「文化」「歴史」
といった人間の本質に関わる分野を探究します。

主な学問領域:

  • 国文学・外国文学(英米・独仏中など)

  • 哲学・倫理・宗教

  • 史学・考古学・文化人類学

  • 美術史・言語学・演劇・映画・メディア文化

近年ではAIやジェンダー、ポップカルチャーなど、
現代社会と結びついたテーマも急増中。
進路は教育・出版・広告・公務員・人材・IT
など広く展開できます。


2. 国公立|文学部が強い大学3選(難関〜中堅)


🟥東京大学 文学部


「日本の知の最高峰」。
原典主義と圧倒的研究力を誇る超王道。

東京大学の文学部は、
日本の人文学研究を牽引してきた存在です。
130年以上の伝統を持ち、
「原典を自力で読解し、思想の源泉に迫る」
という姿勢が徹底されています。

【特徴】

  • 1〜2年次は「教養学部」として幅広く学び、
    3年進学選択で文学部に分属

  • 西洋古典学、東洋思想、文献学、仏教哲学、
    現代思想など専攻が非常に細かい

  • ラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語、
    漢文原文などを実際に読み解く科目もあり

【研究の質】

  • 教員の多くが日本を代表する研究者。
    世界的に有名な哲学・仏教学者も多数

  • 学部段階からアカデミックな論文執筆指導あり

  • 学内に超一流の蔵書
    (東大総合図書館・東洋文化研究所など)

【就職・進路】

  • 大学院進学率が非常に高く、研究職志望者多数

  • 出版社・新聞社・国際機関・公務員
    など知的職業への道も豊富

こんな人におすすめ
→ 思想や文学を「原文レベルで」突き詰めたい人
→ 研究・教育・知的専門職志望者


🟧東北大学 文学部


人文科学を“社会に活かす”
研究で知られる、東日本の雄。

東北大の文学部は、人間文化研究という枠組みで、
文学・哲学・心理・社会・言語・歴史
を横断的に学べるのが特徴です。

【特徴】

  • 3年次から22の専攻分野
    (思想・地域文化・日本学・心理・地理など)

  • フィールド調査型の授業や、現地実習
    (民俗学・地理学・考古学など)も豊富

  • 心理学は文学部に属しながら理系的研究も可能

【研究・教育の特色】

  • 「災害と宗教」「地域文化の継承」
    「東アジア思想の比較研究」など社会課題
    とリンクした人文学研究が盛ん

  • 大学附属の史料館や地域研究センターとの連携あり

【就職・進路】

  • 公務員(国家・地方)や図書館司書、
    文化財関連職が人気

  • 地域と連携した卒業論文テーマで、
    社会貢献につながる研究を実践する学生が多い

こんな人におすすめ
→ 学問と社会の接点を大切にしたい人
→ 地域・文化・人間を現場から学びたい人


🟨金沢大学 人文学類


地域文化と伝統を学びながら、
社会とつながる“地に足のついた文学部”。

金沢大学は、加賀百万石の歴史を背景に持ち、
日本文化・宗教・地域社会を題材とした実地型人文学
に力を入れています。

【特徴】

  • 日本文学・日本史・仏教思想・美術史
    などが人気分野

  • 少人数での演習中心。
    教員との距離が近く、丁寧な指導体制

  • 地域博物館や神社仏閣との共同研究、
    文化財調査などに積極参加可能

【教育の魅力】

  • 「ことばと表現」「思想と文化」「歴史と社会」
    の3領域から専門を選ぶ

  • データ分析・情報リテラシーの科目もあり、
    現代社会対応力も育成

【進路】

  • 教員、地方公務員、学芸員、博物館・資料館職員

  • 地元就職に強く、Uターン志向の受験生にも人気

こんな人におすすめ
→ 日本の文化や地域社会に興味がある人
→ 少人数で実地的に学びたい人


3. 私立|文学部が強い大学3選(難関〜中堅)


🟥早稲田大学 文学部


「学問の自由」の象徴。
自分だけのテーマを探求できる私立文系の最高峰。

早稲田の文学部は、自由なカリキュラム
と圧倒的な専修数で知られる、
最先端のリベラルアーツ型文学部です。

【特徴】

  • 27専修(例:文芸・演劇映像・西洋哲学
    心理学・日本古典・近代史・メディア論)から選択

  • 語学教育(英・独・仏・中・韓など)
    +演習+卒論が基本構造

  • 創作・評論・映像・演劇など
    アウトプット重視の授業も多い

【教育・環境】

  • 学生の主体性を重んじ、
    「自分で調べ、自分で考える」力を養成

  • 学術書・文学全集の揃う
    戸山キャンパス図書館は圧巻

  • OBに作家・編集者・映像クリエイター
    記者・学者多数

【進路】

  • 出版社・テレビ局・新聞社
    編集プロダクションなど文系就職の王道

  • 大学院進学・学芸員・文化事業などにも対応

こんな人におすすめ
自由なテーマで表現・研究・思索を深めたい人
→ 文系最難関で“文学のプロ”を目指したい人


🟧同志社大学 文学部


キリスト教精神に根ざした
「人間尊重」の教育とグローバル感覚。

同志社大学文学部は、西洋的教養と
国際的な視点を組み合わせた学びが特徴。
語学・思想・国際文化を学びたい人に特に人気です。

【特徴】

  • 英米文学・国文学・哲学・文化史
    文化情報などの学科が選べる

  • キリスト教的価値観をベースに
    「人を知る、共に生きる」力を重視

  • 留学制度・語学研修・海外フィールドワーク
    も充実している

【教育の強み】

  • 教職課程が充実しており、
    関西圏の私立中高への就職率が高い

  • 社会問題・環境問題などに関する
    リベラルな教育も展開中

【進路】

  • 教員、グローバル企業、文化NPO、メディア系

  • 関西圏での就職・教育職に圧倒的な強さあり

こんな人におすすめ
→ 教職や語学を活かした仕事に就きたい人
→ 人文学を社会に活かす視点で学びたい人


🟨日本大学 文理学部


実学+教養の融合。
最大級の規模と多様性が魅力の“現実的な文学部”。

日大文理学部は、学生数・学科数ともに国内最大級。
「幅広く、着実に、実用的に」
学べる中堅私立の王道
です。

【特徴】

  • 哲学・国文・英文・独文・史学
    心理学など10以上の専攻を設置

  • 情報・統計・マーケティング系の
    文理融合授業もあり

  • 学科間の連携も盛んで、興味の幅を広げやすい

【サポート・進路】

  • 教職・図書館司書・学芸員
    認定心理士など資格支援が手厚い

  • インターンシップ・就活講座
    OBOG訪問などキャリア支援も充実

  • 出版・教育・販売・行政など幅広い就職実績

こんな人におすすめ
→ 文学を学びながら、就職や資格にも力を入れたい人
→ “堅実で幅広い学び”を求める人

4. 自分に合った文学部の選び方

タイプ 向いている大学例
研究・学問重視 東京大学、早稲田大学、東北大学
地域とつながる学び 金沢大学、同志社大学、日本大学
教職・資格取得を重視 金沢大学、明治・日大・同志社
グローバル・語学志向 早稲田大学、同志社大学、東北大学
就職も意識したい 明治大学、日本大学、同志社大学

5. 【まとめ】文学部は“自分の視点”を磨く場所

文学部は、
「正解のない問い」に向き合い、
自分なりの答えを探す学部
です。

大学によって「研究型」「実務型」「教育重視型」
など特色は大きく異なります。


言葉を知ることは、人を知ること。
人を知ることは、世界を知ること。


あなたの興味と将来にぴったりな文学部を、
じっくり選んでみてください!