- 枚方校
その勉強、誰かの成功体験のコピペになっていませんか?
- 勉強法

そのルートは、あなたには当てはまらない可能性が高いのです。
理由はとてもシンプルで、「発信者とあなたの前提条件が違う」からです。
既習範囲、模試の偏差値、得意・不得意、志望校の配点、部活や通学時間、1日に使える勉強時間――すべてが人によって異なります。
だからこそ、誰かの成功例をそのままなぞると、多くの場合は遠回りになってしまいます。
この記事、あなた専用の参考書ルートを論理的に設計する方法を、分かりやすくお伝えします。
最後に、ポラリスの無料受験相談で実際にあなたのルートを一緒に作る流れもご案内します。
1. なぜ巷に流れている「参考書ルート」を信じ切ってはいけなのか
① 前提条件のズレ
同じ「英語が苦手」でも、語彙が弱いのか、文法の穴があるのか、長文処理が遅いのかで、処方箋はまったく変わります。汎用ルートはこの差を拾えません。
② 参考書の役割
参考書は大きく
インプット(知識定着)/基礎アウトプット(短問演習)/応用演習(分野・形式特化)/過去問適応
の役割に分かれます。
順番や配分が噛み合っていないと、努力が空回りします。
③ 次の参考書に進むための条件
「この本はどの状態になったら終わりか」を決めないと、なんとなく周回してしまい、無駄に時間を消費してしまいます。
2. あなた専用ルートの作り方(5ステップ)
STEP1:現状を数値で把握
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模試:偏差値、設問タイプ別の正答率
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既習範囲:学校進度と未学習単元
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時間:平日/休日の可処分学習時間
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目標:志望校・配点(共通テスト/二次、英数の比重、外検利用の有無)
例(高2・関関同立志望)
英語は語彙弱め・文法に穴あり・長文は時間切れ。平日90分、休日180分の学習時間。英語配点が高い。
STEP2:ゴールから逆算して“役割配分”を決める
教材名から入らずに、まずは配分を決めます。
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英語:単語40%・文法30%・解釈文10%・読解20%
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数学:教科書例題の再現力50%・標準演習40%・記述10%
この配分が、その後の教材選びの基準になります。
STEP3:教材は“難度の橋”
各教材の入口レベルと出口レベルが連続になるように選びます。
入口が高すぎると挫折、出口が低すぎると伸び悩みます。
迷ったら入口は一段低く、短サイクルで卒業する方が速いです。
STEP4:次の参考書に進む条件を決める
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英単語:見出し語の90%を1秒以内で想起×3回連続
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文法問題集:章末テスト90%以上×2周
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数学例題:白紙から途中式まで完全再現を3回
数値で決めると、やめ時が明確になり、ムダが消えます。
STEP5:週間PDCAで回します
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Plan:科目×役割で時間割を切る(例:平日90分→英語50・数学40)
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Do:タイマー学習・音読・口頭説明など見える行動で進めます
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Check:10〜15分のミニテストで数値化します
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Act:失点要因に翌週の時間を移し替えます
3. 科目別・設計のコツ(高1・高2向け)
英語
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単語の見える化をします。未知語率が5%を切ると長文が一気に読みやすくなります。
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文法は出題形式で階段化します(穴埋め→整序→誤文訂正)。
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英文解釈でSVOCをしっかり振れるようにします。
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長文はまず精読を意識して慣れてきたら、速読に挑戦!
数学
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教科書レベルの基礎を
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解法分類リストを自作し、どの問題がどの型かを言語化します。
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1題を口頭で説明しながら復元して「使える知識」にします。
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共通テストは標準問題の連打耐性が肝です。秒配分の練習をします。
国語
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現代文は設問先読み→該当箇所精読で往復を最短化します。
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古典は助動詞・敬語の判定表を自作し、視覚で覚えます。
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漢文は句形の音読セットで、目・口・耳を同時に使います。
4. ケース別ミニ設計図
ケースA:参考書を真面目に回しているのに伸びない高2生
→ 役割配分を見直します。応用に時間を割きすぎていることが多いです。語彙・文法・例題再現を2週間で立て直し、ストップ条件を設定してから次に進みます。-
ケースB:部活で時間が少ない高1生
→ 平日45〜60分の集中ブロックを固定します。英語は語彙+文法の短冊学習(5〜10分単位)。数学は例題3題の完全再現に限定。休日に読解・標準演習をまとめます。 -
ケースC:関関同立志望で英語配点が高い高2生
→ 英語の配分を55%程度に厚くします。高2のうちに語彙・文法を飽和させ、夏以降は長文の秒感覚トレへ。過去問は設問タイプ別に先行着手します。 -
ケースD:医学部志望で判定E
→ 英語・数学の基礎再現×高速周回を最優先。化学・物理は頻出テーマの解法テンプレを作成し、記述は採点基準の言い換え練習まで行います。
5. 2週間のお試しプラン(高2・英数メイン例)
平日(各90分)
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英語:語彙25分(1日500語を高速想起)/文法25分(章末)/構文音読10分/長文30分(設問先読み→対応箇所精読)
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数学:教科書例題の完全再現2題(40分)+基本演習1セット(30分)+ミニテスト(20分)
土日(各180分)
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英語:長文セット×3(本番25分→復習10分)/語彙一斉テスト20分/文法弱点補充30分
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数学:分野別演習6題(各15分)→復習90分(誤答の原因メモ作成)
週末チェック
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英語:未知語率、章末正答率、設問タイプ別正答率
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数学:分野別到達度、口頭復元可否
→ 指標に応じて翌週の配分を大胆に調整します(長文が伸びない→語彙比率を増やす 等)。
6. 迷ったら“プロと作る”のが最短です
ポラリスには、現役で医学部に合格した講師、E判定から逆転合格して関関同立に在学する講師、私たちは面談であなたの状況を丁寧にヒアリングし、
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参考書ルートの設計
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教材の入口・出口の連結
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週ごとのPDCAと日々の学習管理まで、その場であなた専用のルートを組み上げます。
共通テスト対策から、難関国公立・私立(関関同立を含む)・医学部受験まで幅広く対応いたします。外部検定(英検など)の活用設計も一緒に最適化します。
7. よくある質問
Q1. 有名ルートの順番を守れば安心ですか?
A. 安心感はありますが、伸びるとは限りません。前提一致→役割配分→教材連結→ストップ条件が揃って初めて成果になります。
Q2. 1冊をボロボロにすれば良いですか?
A. 出口レベルがゴールに接続していれば有効です。ミスマッチの1冊をやり込むのは非効率です。
Q3. 同時に複数冊を進めた方が速いですか?
A. 役割が被っていなければ有効です。被っている場合は分散して効果が薄れます。
Q4. 模試が悪ければ基礎だけに戻るべきですか?
A. 一律ではありません。原因が処理速度なら時間対策、形式弱点なら形式練習、知識抜けなら基礎補強です。
Q5. 志望校がまだ決まっていません
A. まずは英数の基礎飽和を優先しましょう。どの進路にも効く投資です。志望校が固まったら配点最適化に移ります。
8. 最後に:ネットのルートは“素材”、設計は“あなた”です
ネットやSNSの参考書ルートを鵜呑みにしないでください。取り入れるなら“素材”として、あなたの前提に合わせて設計し直すことが大切です。もし「自分だけで設計するのは不安だ」と感じたなら、それは正しい感覚です。設計と管理を誤ると、同じ努力でも結果が変わってしまいます。
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対象:高1〜高2(これから受験を始めたい方・やり方に自信がない方)
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