高1・2の秋の模試で目指すべき点数と模試前後のやることリスト

「模試ってどのくらいの点数を取ればいいの?」
「高1や高2のうちは、まだ本気で気にしなくてもいいのでは?」
そんな疑問を持つ高校生や保護者の方は多いと思います。
確かに模試は入試本番ではありません。
しかし、秋の模試は “自分の現在地を知り、受験に向けた課題を明確にする” ための大事な節目です。
この記事では、
– 高1・高2の秋に目指すべき点数の目安
– 模試の前にやることリスト
– 模試の後にやることリスト
をまとめて解説します。
模試を「受けっぱなし」で終わらせず、確実に成績につなげるためのヒントにしてください。
「このやり方で合ってるのかな…?」
少しでも不安があるなら、受験のプロに直接相談してみませんか?
高1・2の秋で目指すべき点数
高1の秋:基礎固めの時期
高1の秋は受験までまだ時間がありますが、だからこそ 基礎の定着度を測る大切な時期 です。
– 英語:偏差値55以上(基礎文法・単語が定着し、短い長文を読める)
– 数学:偏差値55前後(教科書レベルの典型問題を解ける)
– 国語:偏差値50以上(評論や小説で部分的に得点できる)
👉 合計で 偏差値55前後を目安にしましょう。
全国で上位30〜35%程度に入り、難関大学を狙う土台ができます。
高2の秋:受験の助走期間
高2の秋は本格的な受験勉強に向けての分岐点です。
この時期から周囲の受験生も一気に学習量を増やしていきます。
– 英語:偏差値60以上(長文で6割以上取れる)
– 数学:偏差値60前後(標準問題を安定して得点できる)
– 国語:偏差値55以上(評論・古文漢文も一定の得点力あり)
👉 合計で 偏差値60前後が理想です。
全国上位15〜20%に入り、旧帝大や早慶といった難関大学が現実的な目標になります。
ただし、注意点として偏差値は受験生の母数によって基準が異なります。
高校3年生になれば、受験生の母数に浪人生も加わりますので、
高2で偏差値70以上だったとしても高3の模試では60以下になることも少なくありません。
あくまで、現時点の同級生での立ち位置の目安として捉えておきましょう。
模試の前にやることリスト
模試は「準備がすべて」と言っても過言ではありません。
前日に慌てて勉強するのではなく、計画的に備えておきましょう。
✅ 基礎知識の確認
– 英単語・熟語、基本文法を一通り見直す
– 数学の公式・解法パターンを再チェック
– 国語は漢字・語彙など短時間で確認できる範囲を整理
✅ 前回模試の復習
– 間違えた分野や解けなかった問題を振り返る
– 「次こそ克服する」という意識で受ける
✅ 生活面の準備
– 前日は夜更かしせず、当日は余裕を持って行動できるようにする
– 筆記用具、時計など必需品を忘れない
こうした準備をするだけで、模試当日の集中力が大きく変わります。
模試の後にやることリスト
模試は「受け終わってから」が本当のスタートです。
受けっぱなしでは成績は上がりません。
✅ 自己採点と振り返り
– 当日中に自己採点をして、記憶が新しいうちに確認する
– 模試当日・翌日にはやり直しを終わらせる
– 間違えを「ケアレスミス」「知識不足」「解法不足」に分類
✅ 解き直しノートを作る
– 間違えた問題をやり直す
– 「なぜ解けなかったのか」を必ず書き残す
✅ 弱点分析と次回の目標設定
– 苦手科目や単元をリストアップ
– 「次の模試で英語長文は7割正答」など具体的な数値目標を立てる
✅ 結果を共有する
– 学校や塾の先生に相談し、客観的なアドバイスを受ける
– 保護者とも共有し、学習環境を整えるサポートを得る
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点数以上に大切なこと
模試の点数や偏差値はもちろん大事ですが、もっと重要なのは 「模試後の復習の質」 です。
例えば、模試で偏差値50しか取れなくても、毎回確実に復習して弱点を一つずつつぶしていけば、高3になってから一気に伸びることは珍しくありません。
逆に、偏差値60を取っていても復習を怠れば伸び悩みます。
模試は点数を競うためのイベントではなく、 「未来の合格につなげるための診断テスト」 と考えることが、成功する受験生の共通点です。
まとめ
– 高1秋:合計偏差値55を目安に基礎固め
– 高2秋:合計偏差値60を目安に実戦力強化
– 模試前は「基礎確認」「生活準備」、模試後は「復習・分析」が必須
– 点数よりも「次につなげる姿勢」が何より重要
秋の模試は、自分の立ち位置を知り、受験に向けての学習計画を見直す絶好の機会です。
受けっぱなしで終わらせず、しっかり準備と復習を積み重ねていきましょう。
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