高1からの文武両道|勉強の壁と乗り越え方【枚方の受験塾】

こんにちは!
ポラリスアカデミア枚方校 講師の松原です。
枚方市や近隣の高校(牧野・寝屋川・常翔啓光学園など)には、部活に本気で取り組みながら勉強との両立を目指す生徒がたくさんいます。
特に高1の秋は、「今の生活リズムで2年後に戦えるか」が決まる分岐点。
今日は、高1が直面しやすい“勉強の壁”を具体的に分解し、年内で伸びるための逆算目標と行動計画を提示します。
高1がぶつかる「3つの壁」を、行動に落とす
① 勉強時間の不足
- あるある状況:部活終わりで帰宅が19:00〜20:00。疲れて寝落ち→「1日30分以下」が常態化。
- よくある誤解:「時間ができたらやる」では一生できない。
- 処方箋(固定化ルール)
- “到着→5分で着手”ルール:帰宅後、机に座る→英単語アプリor単語帳5分だけ。やる/やらないの閾値を下げる。
- “風呂前ブロック”:入浴前に15分で数学1問(例題/解き直し)。
- “就寝前リコール”:寝る前10分で英文法ミニドリル。
→ 合計30分でも「毎日連続」が最強。週2回は自習室で**+60〜90分**上乗せ。
② 定期テストの難化
- 実態:中学の“ノート暗記”が通用しない。教科書理解+問題演習が必須。
- 処方箋(テスト2週間前テンプレ)
- Day14〜10:授業ノートと教科書で範囲の見取り図づくり(章/節/重要定理・公式を1枚に集約)。
- Day9〜5:学校配布問題集を例題→類題の順で1周+間違いノート作成。
- Day4〜2:間違いノートの反復+小テスト自作(10問×2セット)。
- Day1:本番時間割で60分通し演習→直前修正。
③ 英語・数学の初期つまずき
- 英語:単語・文法をサボると、長文が突然読めなくなる。
- 数学:数ⅠA/ⅡBで公式暗記のままだと、初見応用が解けない。
- 処方箋:英語は語彙×文法の“車の両輪”を年内に完成。数学は例題の型→再現のトレ(後述のメニューへ)。
目標逆算:年内(〜12/31)で到達したい基準
英語:語彙+文法を年内完成
- 語彙:日東駒専・共通テスト相当語彙を1冊完走(3〜4周)
- 教材候補:『システム英単語』(1200語)/『ターゲット1900』(まず1000語)/『速読英単語 入門編』(前半)
- 文法:高校英文法を一通り学び3周
- インプット:『大岩のいちばんはじめの英文法』
- アウトプット:『英文法パターンドリル』『英文法ポラリス』
運用モデル(平日120分)
- 単語:朝20分/通学20分/就寝前20分 = 60分/日(3接触)
- 文法:大岩orパターンドリル 60分/日(2〜3章/日ペース)
→ 2週間で大岩1周→1か月で文法2周→年内3周が射程。
数学:数ⅠAを“解法再現”レベルに
- ルートA(基礎固め):『入門問題精講』→『基礎問題精講』
- ルートB(応用・理系):『青チャート or Focus Gold』→『4STEP or サクシード』
- 評価指標:
- 例題を見ずに再現できる(板書なしで口頭説明できる)。
- 類題で8割正答。
- 章末の小問集合を制限時間内で70%超。
運用モデル(平日90分+週末180分)
- 平日:青チャートの例題で解法を学ぶ
- 週末:4STEPで演習!
生活に落とす:部活生のリアル時間割(例)
想定:部活終わり19:30帰宅、就寝23:30、通学30分、土曜も部活あり
平日(火・木・金)
- 19:40 帰宅→20分英単語
- 20:10 夕食
- 20:30:数学:青チャート
- 22:00 文法60分:大岩2章 or パターンドリル30問
- 23:00 単語復習20分
- 23:45 お風呂→就寝
平日(自習室寄り道デー:水)
- 18:30〜22:00 自習室(英語+数学の類題)
- 22:30 帰宅後:英単語20分のみ
→ 合計学習:230分超(“週2回”これを入れると総量が化ける)
土曜
- 午前:部活
- 午後:自習室で90分×4コマ(数学章末60分+直し30分/英語長文の素読30分)
- 夜:単語・文法の弱点チェック15分
日曜(回復+微積み)
- 午前:休息・用事
- 夕方:90分×4コマ(単語総点検+数学のミニテスト)
- 夜:次週のToDo作成(章・ページ・問題番号まで具体化)
ルール
- 0分か100分ではなく、“最低15分”の着手を切らさない。
- スマホはタイマー機能だけ使用。LINEは「勉強開始・終了で1回ずつ」。
科目別勉強法!
英単語(1冊完走)
- 1周目:意味を知る(赤シート+音声)。1語3秒以内で判断、止まらない。
- 2周目:派生語・多義語に印。マーカー2色運用(曖昧=黄/未定着=赤)。
- 3周目:赤だけ連続テスト。1ブロック30語×3セットを夜に。
- 仕上げ:週末に**“30語シャドーイング×3周”**。口を動かすと定着が跳ね上がる。
英文法(大岩→パターンドリル)
- 読み方:章冒頭の「なぜそうなるか」を声に出して説明→例文の型を2つ暗唱。
- 演習:ドリルは制限時間(1問30秒目安)で解き、直しは解説の英文を音読。
- 弱点潰し:仮定法・分詞・関係詞など“毎回間違う章”は要点をルーズリーフ1枚で再構成→翌日口頭チェック。
数学(例題→類題→章末)
- 例題:式変形や置換の「理由」に丸印。理由が言えない操作は禁止。
- 解き直し:間違いノートは「誤りの原因→正しい手順→同型1問」の3段で書く。
- 章末:学校テスト時間で通し。最後の5分は配点高い小問から回収する練習。
3か月逆算ロードマップ(10〜12月)
- 10月:英単語1周目完走/大岩1周+ドリル着手/数学は未了単元棚卸し
- 11月:英単語2〜3周目(赤マーカー潰し)/ドリル2周目/数学章末ミニ模試を週1
- 12月:英単語仕上げ(音読&瞬発答え)/文法3周目最終整理/数学苦手章の総仕上げ
→ 年内の合言葉:「穴ゼロ」「再現」「毎日15分」
文武両道が成功する生徒の共通点
- やることを“名詞化”しない
「英語やる」ではなく「英単語120語(#801〜#920)/大岩Ch.9-10」。 - 部活の予定を“先に”カレンダーへ
空き時間に学習を差し込むのではなく、固定ブロックを先に置く。 - 相談相手を決める
週1でMT(面談)。できた/できないを言語化→翌週に反映。メンタルが安定。
ポラリス枚方校の並走支援
- 個別プランニング:部活予定表から逆算して、**“1日30分でも伸びるメニュー”**を作成(科目・章・ページ・問題番号まで)。
- 習慣化サポート:毎日学習報告→講師が当日中にフィードバック&翌日の指示。疲れていても“最低限”ができる仕組み。
- 自習室:
- 月〜土 10:00〜22:00/日・祝 10:00〜18:00
- 学校帰りにそのまま寄れる導線。家で集中できない問題を物理的に解決。
- 定期テスト対策→受験逆算:高1のテスト設計から、高3入試本番までのロードマップを提示・更新。
まとめ――“時間の壁”は、仕組みで越える
- 勉強時間は短くても、**毎日の15〜60分を“固定化”**すれば伸び始める。
- 高1の基礎固めが、高3の“逆転”を生む。
- 部活も勉強も、**計画(逆算)×環境(自習室)×伴走(MT)**で両立できる。
迷ったら、まずは今日から英単語5分と数学例題1問。
小さな連続が、いちばん遠くまで連れていきます。
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執筆:ポラリスアカデミア枚方校 講師・松原