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【解法を武器にする】受験数学の最短ルート!

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こんにちは。

ポラリスアカデミア枚方校 講師の松原です。

大学受験専門 個別指導塾で難関大志望の高校生の数学指導をしています。

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「数学=センス」
「数学=ひらめき」

そんなイメージを、まだ持っていませんか?

受験指導の現場で多くの生徒を見てきて感じることは、非常にシンプルです。

大学受験の数学は、“再現できる解法”をどれだけ身につけているかで決まります。

ここでいう「暗記」とは、解答や数式をそのまま丸暗記することではありません。

問題文から必要な情報を読み取り、「なぜこの解法を使うのか」「どの順番で解けばよいのか」を理解したうえで、解法のプロセスそのものを記憶することです。

理系はもちろん、文系でも数学が合否を大きく左右することがあります。

今回は、数学が苦手な人でも得意科目に変えていくための学習法を、ノート術・復習法・参考書ルート・週間スケジュールまでまとめて解説します。

1. まずは”あなたの数学観”をひっくり返す

よくある誤解

「数学には頭の良さやセンスが必要」
→ 必ずしもそうではありません。大学入試数学の多くは、典型問題や基本的な解法の組み合わせで構成されています。

「数学はひらめき勝負」
→ むしろ重要なのは、「この問題では、あの解法を使えばいい」と思い出せることです。

そのためには、必要な解法を整理して記憶しておく必要があります。

正しい数学のイメージ

数学は、武器となる解法を一つずつ揃えていく科目です。

本番では、

「この問題なら、あの解法を使おう」

と素早く判断できるかどうかが重要になります。

武器となるのは、

公式+典型解法+方針を立てる手順

です。

一部の超難問や医学部・難関大学で出題される特殊な問題を除けば、頻出公式と典型的な解法を正しく使えるだけでも、対応できる問題は大きく増えます。

つまり、日々の数学学習は**「本番で使える武器を増やす作業」**だと考えてみましょう。

2. 伸びる人のノート、伸びない人のノート

❌ 伸びにくいノート

・間違えた問題に赤ペンで答えを書き写しただけ
・どこで迷ったのかが書かれていない
・なぜ間違えたのかが分からない
・次にどうすれば解けるのかが残っていない

これでは、同じ問題が出たときに再び間違えてしまう可能性があります。

✅ 伸びるノート=「再現ノート」

大切なのは、答えではなく**「次に自力で解ける情報」**を残すことです。

たとえば、

① 誤答理由を言葉にする
「置換の方向を間違えた」
「図が粗く、条件を見落とした」
「定義域を確認していなかった」

② 方針を書く
「与式を平方完成 → 軸を求める → 最大・最小を考える」
「同値変形 → 判別式 → 範囲を求める」

③ 白紙から完全再現する
時間を空けて、何も見ずに最初から最後まで解き直します。

④ 復習日を記録する
再現できたら○。途中で詰まったら△をつけ、次に復習する日を決めます。

数学の理解度を測る一つの基準は、**「なぜその解き方をするのか説明できるか」**です。

誰かに教えるつもりで、解き方を言葉にしてみましょう。

式だけが並んでいるノートを作るのではなく、自分の思考過程が分かるノートを作ることが大切です。

3. 「5進2復」――1週間で“解ける問題”を増やす

おすすめしているのが、

進む5日+復習2日

で1週間を回す「5進2復」です。

進む:1〜5日目

1日10問×5日間で、合計50問に取り組みます。

ただ問題に「触れる」だけではなく、自力で再現できる状態にすることが目標です。

分からない問題で長時間止まる必要はありません。

3分程度考えても方針が立たない場合は、解答を確認します。

そして、

解答を見る → 理解する → すぐに自力で再現する

ここまでを1セットにします。

復習:6〜7日目

6日目
その週に取り組んだ50問を復習します。

すべて解き直す時間がなければ、少なくとも「最初に間違えた問題」は必ず確認しましょう。

7日目
もう一度復習します。

6日目よりも、

「速く」
「正確に」
「迷わず」

解けるようになっているかを確認します。

1週間の中で同じ問題に複数回触れることで、解法を定着させやすくなります。

さらに翌週、**「朝10分リライト」**として、前週に間違えた問題を5問程度、白紙から再現してみましょう。

4. 「理解しながら覚える」とは?

NG:解答をそのまま丸暗記する

大切なのは、答えそのものではなく、答えにたどり着くまでの考え方を覚えることです。

数学では、次の順番を意識しましょう。

① 問題文から情報を取り出す

・図を書く
・条件を整理する
・未知数と既知数を区別する
・問題文を数式に変換する

② 方針を言葉にする

たとえば、

「対称性があるから代入を考える」
「等差・等比数列だから和の公式を使う」
「確率なので場合分けをして考える」

といった形です。

③ 典型的な手筋で処理する

置換・微分・判別式・補助線・Σ・漸化式など、これまで身につけた解法を使って処理します。

④ 最後に見直す

・符号
・計算
・定義域
・端点
・極値
・解の個数
・単位

などを確認します。

特に重要なのが、「方針を自分の言葉で説明できること」です。

ノートに「この問題はどう解くのか」を1行で書く習慣をつけると、初見問題への対応力も高めやすくなります。

5. レベル別・段階別の学び方と参考書

0)中学数学からやり直す

高校数学の土台となる部分です。

・一次関数
・比例・反比例
・合同・相似
・確率の基礎

などが不安な場合は、中学数学まで戻って問題ありません。

おすすめ参考書

『やさしい中学数学』
『中学数学の解き方をひとつひとつわかりやすく。』

進め方

・グラフや図形は実際に手で描く
・式変形では「なぜこの変形をするのか」を確認する
・1単元につき「例題→演習→確認テスト」で定着させる

1)入門:数学の概念を理解する

高校数学をこれから始める人や、一からやり直したい人向けの段階です。

目的は、各分野の基本的な考え方を理解すること。

たとえば、

二次関数なら「放物線・軸・頂点」
場合の数なら「どのようなルールで並べるのか」

といった基本概念を理解します。

おすすめ参考書

『やさしい高校数学』
『初めから始める数学』

つまずきを減らすポイント

本を読んでも分からなければ、実際に手を動かしましょう。

グラフを描く。
図を再現する。
具体的な数字を入れてみる。

そして、

「自分はどの行から分からなくなったのか」

を特定することが重要です。

質問するときも、「分かりません」だけではなく、

「ここまでは分かるけれど、この変形をする理由が分からない」

と具体的にすると、理解が早くなります。

2)インプット:公式・典型解法を“武器”にする

ここからは、入試問題を解くための武器を増やしていきます。

目的は、典型問題の解法を自力で再現できる状態にすることです。

おすすめ参考書

『基礎問題精講』
『青チャート』
『Focus Gold』

進め方

・3分考えて方針が立たなければ解答を見る
・解答を理解したら、すぐに自力で再現する
・計算練習も継続して行う

分数、無理式、因数分解、三角関数、対数などの基本計算は、入試問題を解くうえで欠かせません。

最終的には、典型問題を見た瞬間に、

「この問題なら、この解法」

と自然に手が動く状態を目指します。

3)アウトプット:“知っている解法”を“使える解法”へ

次は、覚えた解法を実戦で使う練習です。

目的は、初めて見る問題でも、自分で方針を立てられるか確認することです。

おすすめ参考書

『1対1対応の演習』
『新数学スタンダード演習』
『数学重要問題集』

訓練するときのポイント

・図形やグラフは自分で描く
・具体的な数字を代入して挙動を確認する
・大問ごとに制限時間を設定する
・間違えた原因を分類する

間違えたときは、

「知識不足だったのか?」
「方針が立たなかったのか?」
「計算ミスだったのか?」
「条件を読み落としたのか?」

まで分析します。

参考書の問題は、並び方にも意図があります。

章の基本例題から典型問題、融合問題へと進む流れを意識しながら、

「なぜこの問題で、この解法を使うのか」

まで理解していきましょう。

6. レベル別の進め方

私立大学

中学レベル
↓
日大レベル
↓
MARCHレベル
↓
早慶レベル

国公立大学

中学レベル
↓
日大レベル
↓
地方国公立レベル
↓
難関国公立レベル
↓
東大レベル

それぞれの段階で、

インプット:使える解法を増やす
アウトプット:時間内に使う練習をする

この2つを繰り返します。

過去問にも定期的に取り組み、

分析 → 弱点発見 → 翌週の学習へ反映

という流れを作りましょう。

7. ケアレスミスを減らす“本気の対策”

ミスを完全になくすことは簡単ではありません。

しかし、自分がどんなミスをしやすいかを把握することはできます。

見直しの順番を固定する

たとえば、

符号 → カッコ → 端点 → 単位 → 代入による確認

のように、自分なりの見直し手順を決めます。

「ミス図鑑」を作る

自分がよくするミスを記録します。

・符号ミス
・展開ミス
・微分の積・商
・対数の底
・単位の書き忘れ

など、自分の「頻出ミスTOP5」を把握しておきましょう。

また、本番では可能な限り最後に見直し時間を確保します。

「解き方が分からなかった問題」ではなく、「本来解けた問題をミスで落とす」ことを減らすだけでも、得点は大きく変わります。

ミス図鑑は毎週更新して、自分の弱点を可視化しましょう。

8. 1日の数学学習テンプレート【60〜120分】

15分

計算練習・基礎公式の確認

30〜45分

インプット
『基礎問題精講』『青チャート』など

15分

ミニ再現
その日に取り組んだ問題の核心となる解法を、自力で再現する

30〜45分

アウトプット
『1対1対応の演習』『数学重要問題集』などを時間を測って解く

15分

ミス分析・ノート整理
誤答理由・方針・次回の復習日を記録する

まとまった時間が取れない日は、15分×2セットでも構いません。

数学は、短時間でも毎日触れることが大切です。

9. よくある質問

Q. 解答の日本語での説明まで書く必要がありますか?

A. 記述問題を解くうえでは非常に重要です。

特に国公立大学や記述式の問題では、答えだけではなく、そこに至るまでの考え方や論理も求められます。

「なぜこの式になるのか」を自分の言葉で説明する練習をしておきましょう。

Q. 1問にどれくらい粘ればいいですか?

A. 学習段階にもよりますが、基礎・典型問題の習得段階では、3分程度考えても方針が立たない場合は解答を確認して構いません。

重要なのは、

理解 → 自力で再現 → 類題で確認

まで行うことです。

1問に長時間悩み続けるより、必要な解法を理解し、次に自力で使える状態にすることを優先しましょう。

Q. どの参考書から始めればいいですか?

現在の学力によって変わりますが、一つの目安として、

基礎固め
『基礎問題精講』『青チャート』『Focus Gold』

実戦強化
『1対1対応の演習』『新数学スタンダード演習』『数学重要問題集』

中学・高校数学からやり直す場合
『やさしい中学数学』『やさしい高校数学』『初めから始める数学』

があります。

大切なのは、難しい参考書に早く進むことではありません。

今の自分に合ったレベルの参考書を、きちんと再現できるまで仕上げることです。

10. まとめ:数学は“説明できる解法”を増やす

今回のポイントをまとめます。

・典型解法という「武器」を増やす
・解き方の方針を言葉にする
・5進2復で繰り返し復習する
・再現ノートに「間違えた理由」と「解法の方針」を残す
・過去問を分析し、普段の演習に反映する
・ミス図鑑を作り、「解ける問題の失点」を減らす

「数学はセンスがある人だけができる科目」と決めつける必要はありません。

大切なのは、

正しい手順を理解し、必要な量を繰り返し、自力で再現できるようにすること。

今日から、一つずつ自分の「武器」を増やしていきましょう。

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