現代文が苦手な人へ|共通テスト満点講師教える「文章読解3ステップ」

こんにちは!ポラリスアカデミア枚方校 講師の榊原です。
「文章が長すぎて意味がわからない…」
「読んでも何を問われているのかわからない…」
私も学生時代は同じ悩みを抱えていました。ですが、共通テスト(大学入学共通テスト)現代文で満点を取れた経験から、今日から実践できる3ステップに整理しました。
この方法を習慣化すれば、長文でも迷わず読み進められるようになります。
文章読解3ステップ(全体像)
1.段落ごとに要点をつかむ
一気読みせず、段落単位で理解する
「この段落で著者は何を言いたい?」を一文で要約
例)「著者は○○について問題提起している」
2.接続詞・指示語で流れを確認
接続詞(「しかし」「だから」「つまり」など)に下線
指示語(「これ」「その」など)は直前の内容に置き換えて読む
例)「しかし」=前段と反対の内容が来るサイン
3.設問を先に読んで本文に戻る
先に問われ方を把握→注目すべき段落が分かる
不明箇所は設問と往復して確認
時間制約のある共通テストでは迷子防止に有効
なぜ効くの?
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段落要約で、文章の**骨格(論理構造)**が見える
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接続詞・指示語で、因果/対比/要約の流れが明確に
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設問先読みで、読むべき的(ターゲット)が定まる
→ 結果として、スピードと正確性が同時に上がります
実践例(共通テスト過去問を想定)
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本文:
「著者は○○を主張するが、××の立場の反論も紹介している。」 -
手順:
ステップ1:段落ごとに「著者の主張」「反論」をラベリング
ステップ2:「しかし」「一方で」「つまり」などをチェック
ステップ3:設問を先に読んで、答えの根拠がある段落を特定
これだけで、本文の見通しが格段に良くなり、選択肢の比較もスムーズになります。
今日からできる“読解ルーティン”
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段落ごと要約:各段落の余白に一行要約(例:主張/具体例/反論)
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マークの型:主張=◎、反論=×、例=△、要約=◇
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音読ポイント:重要文は小声で音読(理解と記憶が同時に進む)
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再読の癖:設問に関係する該当段落だけを再読して根拠を拾う
目安:15~20分/1題(要約3分→設問先読み2分→読解10分→検証5分)
1週間トレーニング例
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Day1-2:評論1題(段落要約に集中)
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Day3-4:評論1題(接続詞・指示語の置き換え徹底)
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Day5:小説1題(人物関係と心情変化にマーク)
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Day6:過去問1題(設問先読み→根拠段落の即特定)
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Day7:間違い直しノート作成(根拠文を写して理由を書く)
よくあるつまずきと対処
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筆者の立場がブレる
→ 段落要約の右端に**「賛/反/中立」**をメモして視覚化 -
選択肢で迷う
→ 根拠文に対応しない語(極端表現・言い過ぎ)を消去 -
時間が足りない
→ 設問先読み→当該段落へ直行の動線を体で覚える
まとめ|まずは“型”から
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段落ごとに要点をつかむ
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接続詞・指示語で流れを確認
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設問を先に読んで本文に戻る
この3ステップの“型”を毎回守るだけで、現代文は安定して点が取れる科目になります。今日からの1題で、まず要約1行から始めましょう。
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執筆:ポラリスアカデミア枚方校 講師・榊原