横浜市立大学の難易度と問題分析

- 横浜市立大学の難易度・偏差値
- 2025年度横浜市立大学の前期学部試験の問題分析
問題分析は25年度の前期個別試験英語、数学、物理、化学、生物を紹介します。
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横浜市立大学は神奈川県横浜市金沢区にキャンパスを置く公立大学です。
国公立大学ですが共通テスト3教科で受験可能な学部もあり人気の大学です。
横浜市立大学の難易度
国際教養学部
A方式 ボーダー69% 偏差値55.0
B方式 ボーダー84% 偏差値62.5
国際商学部
A方式 ボーダー72% 偏差値55.0
B方式 ボーダー83% 偏差値62.5
理学部
A方式 ボーダー70% 偏差値50.0
B方式 ボーダー71% 偏差値52.5
後期 ボーダー78% 偏差値不明
医学部医学科
一般枠 ボーダー88% 偏差値67.5
地域枠 ボーダー88% 偏差値67.5
神奈川県指定診療科枠 ボーダー88% 偏差値67.5
看護学科
看護A方式 ボーダー72%
看護B方式 ボーダー74%
データサイエンス学部
前期ボーダー74% 偏差値55.0
後期 ボーダー82%
2025年度前期の英語
大問は3題あり、理学部とデータサイエンス学部は大問2までの解答になります。
出題の形式は国公立大学でよく見られる和訳、説明、英訳、言い換えなどの形式のものがほとんどです。
- 語彙:ターゲット1900やシステム英単語、LEAPなどのレベル+出てきた分からない単語を覚えれば十分なレベルでした。
- 英文法:学校で配布されているネクステージやvintageなど網羅されているもので十二分です。他参考書で言うとポラリス英文法2くらいのレベルまでで十分です。
- 英文解釈:ポラリス英文解釈1や読解のための英文法などから1冊
- 英文読解:基礎レベルからポラリス2、ハイパートレーニング2くらいのレベルまで
- 国公立対策:キャンパス英語、すぐ書ける自由英作文、ポラリス英作文など
- 過去問:最低10年分+他国公立大学の過去問で演習
大問1
「考古学」に関する内容の長文読解問題が出題されました。
(1)は言い換えの単語を探す問題
(2)(4)(5)は本文に即して和訳する必要がある問題
(3)では英作文(英訳)の能力が問われる問題でした。
大問2
「自動車関連の勢について賛成か反対かに関する意見を両側の観点で読む」内容の長文でした。
(1)は文中の具体例を説明する問題
(2)は和訳問題
(3)は理由説明問題
(4)は文中の理解をしつつ語句抜出を求められる問題
(5)は賛成か反対かの自由英作文でした
大問3(文系学部、医学部のみ)
「社会的現実」に関する長文読解。
(5)のみ語句の抜きだし(6)は英訳で他の4問はすべて説明や和訳が求められました。
長文読解が試験のベースで、その中に英作文の能力や読解力が求められたりと国公立の英語らしい出題だった。
2025年度前期の数学
- 単元学習:チャート式、フォーカスなどの網羅系の例題と練習か入門問題精講+基礎問題精講など
- 国立向け演習:キャンパス数学
- 過去問:最低10年分+他国公立大学の過去問で演習
大問1
小問集合の出題でイメージとしては河合模試や駿台模試の小問集合をイメージです。
小問題集合の難易度は河合塾、駿台模試と同じか少し難しいレベルで模試が役に立ちます。
大問2
121のような左右どちらから読んでも同じ数字になる数を回文数といい、その独特な数字について一般化できるところを一般化したり番目を数えたりするなど数列、整数の融合問題でした。
見慣れない問題ではありますが、数列、整数は理解できていて、冷静に考えていけば得点できる難易度の問題でした。
確率・場合の数と似ておりいくつか試行錯誤していくうちに解答が見えてくるような問題です。
大問3
図形と方程式、ベクトルの融合問題でした。
球の問題になっており、苦手に感じる受験生が多い印象だが空間把握も踏まえつつ地道に解いていきたいところでした。
大問4
微積の問題でした。
微分、積分、体積の求積など基本的な能力がしっかり身についているかを問うような問題だった。
過去問演習や同レベルの問題集を取り組んでいれば見かけるような問題です。数学Ⅲ受験者であれば到達しておきたいレベルの問題です。
大問5
(データサイエンス学部のみ、3~5から2題選択)
確率統計や分布の問題でした。
統計分野は共通テスト以外の個別試験では演習が不足しがちのため対策が必要です。
データサイエンス学部だからこの分野もちゃんとやってほしいという意図に思います。
2025年度前期の物理
- 単元学習:宇宙一わかりやすい物理、リードライトなど
- 演習:エッセンス、良問の風、リードα、基礎問題精講、キャンパス物理など
- 過去問:最低10年分+他国公立大学の過去問で演習
3題構成で力学が設問7題、電磁気9題、熱力学7題の出題でした。
大問1
半円レールの上を転がる球体にまつわる問題。
受験本番までに1回は目にしそうな問題だが後半でΔθを用いたりするので頭が混乱してしまう可能性がありました。
なので前半をなるべく早く解いて後半じっくり考えていく必要があります。
大問2
磁場の問題。
磁場や磁束などの増加量についてフォーカスしており、こちらもΔに対して精神的にも慣れておく必要がありました。
大問3
熱力学の問題。
ポアソンの法則を用いるため計算が非常に煩雑となるので基礎の理解に加えて熱力の計算慣れをしておく必要がありました。
2025年度前期の化学
- 単元学習:宇宙一わかりやすい化学、リードライトなど
- 演習:重要問題集、セミナー、リードα、基礎問題精講、キャンパス化学など
- 過去問:最低10年分+他国公立大学の過去問で演習
大問1
pHや濃度についての問題。
変な物質の電離とかではなく割と典型的な問題なので演習量が報われそうな問題でした。
大問2
有機の問題。
構造決定、構造に関する記述問題は理学部医学部ともに同じだが問題が違っており、理学部のほうも難易度が高めだが、医学部のほうはもっと高い問題でした。
化学の記述は慣れてないと厳しいので演習や勉強していることの文章化した理解が必要です。
大問3
エントロピーの問題。
図や数式を用いて説明する問題もあり暗記ではなく理解しているかを問う内容になっています。
こちらも題材こそ同じだが設問は医学部のほうが難易度の高い問題になっている。
2025年度前期の生物
医学部と理学部では題材が同じですが設問が違う問題が出題されています。
全体を通して暗記ではなく、説明や前提条件を求める問題を通して理解しているかを図る問題が中心です。
- 単元学習:教科書、リードライト、生物合格77講、生物が面白いほど分かる本など
- 演習:基礎問題精講、キャンパス生物、大森の入試生物の講義など
- 形式別対策:記述・論述問題の解法、実験・考察問題の解法など
- 過去問:最低10年分+他国公立大学の過去問で演習
大問1
ヒト培養細胞の細胞周期の実験に関する問題で設問は8題出題されていました。
周期の分類や選択問題、理由説明問題が出題されています。
理由説明問題は80字の字数制限があり、うまくまとめる力も求められます。
大問2
説明文が2つありそれを元に答えていく設問が7題出題されています。
説明文で与えられたシュミレーションを元に「自然界の動物の群れの大きさがどう決まるかを群れの利益、不利益に言及しながら150字で説明する」問題が出題されています。
他にも細胞と細胞外基質の接着様式について説明する問題も出題されているなど論述力が求められます。
大問3
川沿い山岳などの植物を調査した結果の説明文を元が3つありそれを元に答えていく設問が6題出題されています。
ハーディーワインベルグの法則が成り立つ集団の前提条件を答える問題や語句を答える問題、理由説明が出題されています。
まとめ
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