模試を制する者は受験を制する|種類・選び方・復習の流れとポラリス式活用法

こんにちは。
ポラリスアカデミア枚方校 講師の松原です。
高校3年生になると、模試(模擬試験)を受ける機会が一気に増えます。
けれども、模試を「受けただけ」で終わらせてしまっている人は少なくありません。
- 「なぜ模試を受ける必要があるの?」
- 「種類が多すぎて、どれを選べばいいの?」
- 「受けた後に何をすればいいのか分からない…」
そんな疑問や悩みを持つ人のために、
この記事では
- 模試を受ける目的
- 模試の種類と選び方
- 模試後の効果的な復習・活用法
- ポラリス枚方校の模試活用メソッド
を整理してご紹介します。
結論から言うと
模試を「受ける」だけでは意味が半分。受けて、分析し、次に生かすサイクルを回すことで、初めて力になります。
そして私たちポラリス枚方校は、外部模試を最大限に活かし「合格までのマイルストーン(中間目標)」を設計。
さらに FISEサイクル(Fact Finding→Issue→Solution→Execution)で、やること/やらないことを明確化し、最短合格を目指しています。
1. 模試は何のために受けるのか?
模試は「ただのテスト」ではありません。大きく3つの意味があります。
① 現在地を知る
模試では偏差値や順位、志望校判定が返ってきます。
大学受験は全国規模の戦い。学校内や地域内だけではなく、全国の中での立ち位置を確認できることが模試の最大の特徴です。
さらに、定期的に模試を受けることで、自分の学力が「上がっているのか」「停滞しているのか」を客観的に確認できます。
② 得意・不得意を知る
模試の成績表には、設問ごとの得点率が細かく表示されます。
これにより、自分がどの分野に強いのか、どこが弱点なのかを明確にできます。
例えば…
- 英語長文は得点できるが、英文法は落としている
- 数学ⅡBのベクトルは解けるが、数列は苦手
- 日本史は古代・中世は得点できるが、近現代は弱い
こうした発見は、自覚していなかった弱点を浮き彫りにします。
③ 本番の予行演習
模試は会場で受けることで、入試本番の環境を体験できます。
独特の緊張感や制限時間のプレッシャーを知っておくことは、本番の力発揮につながります。
まとめると:模試は「自分を知る」ことと「本番に慣れる」こと、この二つの意味で必須です。
2. 模試の種類と選び方
模試には大きく分けて3種類あります。
マーク模試(共通テスト形式)
マークシートで解答する形式。
時間配分やスピード処理力を測るのに最適です。
共通テスト本番を想定した練習としても欠かせません。
記述模試(国公立・難関私大向け)
答案を記述する形式。
思考の過程や論理展開、答案の書き方を試すことができます。
国公立二次試験や上位私大の対策には必須。
志望大別(冠)模試
特定大学の出題傾向を再現した模試。
例:京大模試、阪大模試、早慶オープンなど。
出題形式や難易度に慣れることで、志望校への適応力を高めます。
選び方の基本
- 国公立志望 → マーク+記述の両輪で対策。
- 私立専願 → 記述式 or マーク式を志望校に合わせて選ぶ。
- 難関大志望 → マーク+記述+冠模試をフル活用。
- 高1・高2生 → 基礎確認のためにマーク式模試を受け、自分の弱点を早めに把握。
用語解説
冠模試=志望大学に特化した模試。実際の入試傾向を再現。
ドッキング判定=共通テスト模試と記述模試を合算し、国公立の合格可能性をより正確に判定する方式。
3. 模試は「受けた後」が本番
模試の価値は、結果が返ってきてからどう活用するかで決まります。
Step A:当日の自己採点
模試を受けた直後に自己採点。
解けなかった問題や曖昧なまま答えた問題に印をつけ、復習の優先順位をつけます。
Step B:1週間以内に復習
間違えた問題を3つに分類します。
- 知識不足(覚えていなかった)
- 解法ミス(手順・戦略の誤り)
- ケアレスミス(凡ミス・見直し不足)
それぞれの原因に応じた改善策を取ります。
Step C:1か月以内に再テスト
同じ問題を解き直す、または同範囲の新しい問題に挑戦します。
「同じミスを繰り返していないか」を確認するのがポイントです。
💡 おすすめは「弱点克服ノート」。
自分のミス問題をまとめ、自分なりの解説を書き込むと、オリジナルの参考書になります。
4. ポラリス枚方校の模試活用法:外部模試×マイルストーン×FISE
ポラリス枚方校では、外部模試を「ただのテスト」ではなく、合格までの道筋を設計する材料として活用しています。
マイルストーン設計
模試の結果を基に、志望校合格までの道のりを中間目標(マイルストーン)で区切ります。
例:
- 11月の共通テスト模試で英語リーディング7割
- 冬までに数ⅡBの基礎を完成
- 春までに世界史通史を一周
これにより、「今どこにいて、次に何を達成すべきか」が明確になります。
FISEサイクル
さらに、模試の結果は FISEサイクル に落とし込みます。
- F(Fact Finding:事実) … 模試の得点・分野別データを整理。
- I(Issue:課題) … 真因を分析(知識不足か、時間配分か)。
- S(Solution:解決策) … やるべきこと・やらないことを決定。
- E(Execution:実行) … 週次・日次に分解して実行し、次の模試で検証。
ポイントは「やらないこと」を決めること。
全てに手を出すのではなく、優先順位をつけてリソースを集中するのが最短合格の鍵です。
まとめ
- 模試は「測るため」だけではなく「戦略を決めるため」に受けるもの。
- 種類(マーク/記述/冠)を志望校に合わせて選択する。
- 模試後は自己採点・復習・再挑戦の流れを徹底する。
- ポラリス枚方校では、外部模試を基にマイルストーン設計+FISEサイクルを回すことで、やること/やらないことを明確化し、最短合格へ導きます。
模試を制する者は受験を制する。
この言葉を胸に、次の模試を「本気の練習試合」として活かしましょう。
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執筆:ポラリスアカデミア枚方校 講師・松原