みなさん、こんにちは 今回は新たに共通テストに追加された情報Ⅰに関して記載します。
「そもそも情報は何を学ぶのか?」「試作問題の出題分野」「対策は何が重要か」「まとめ」の4部構成ですので最後までご覧ください。
【情報はなにを学ぶのか】
そもそも情報Ⅰは何をやるのか? 情報Ⅰは以下の4分野に分けられている教科書が多いかと思います。
・「情報社会の問題解決」
⇒情報モラルや知的財産権、サイバー犯罪、個人情報などを扱う分野です。
・「コミュニケーションと情報デザイン」
⇒アナログとデジタルや2進法、16進法、ビット・バイトの換算などを扱う分野です。
・「コンピューターとプログラミング」
⇒ここはなんといってもプログラミングの基本を学ぶところ。高校で主に取り扱うプログラミング言語はPython、JavaScript、VBA、Scratchなどがあり1~2言語を学校の授業で取り扱うことが多いようです。さらにシュミレーション、コンピュータの仕組みの五大装置と論理回路などを学びます。
・「情報通信ネットワークとデータ活用」
⇒相関係数、中央値、四分位数など数学でなじみのある内容も出てきますが、それが実社会でどのように使われているかを深く学びます。さらにIPアドレスやプロトコル、様々な認証システムなども学びます。
【試作問題の出題分野】
22年11月に大学入試センターが公開している試作問題では「コンピューターとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータ活用」から約75%が出題されておりました。その中でも特にプログラミングに関する内容の比率多いため、試験対策はより重要です。
大学入試センターの公表している問題作成方針には「問題の発見、解決に向けて考察する力を問う問題」「社会や身近な生活の中の題材について考察する力を問う問題」を挙げています。 試作問題では、問題文を正しく読解できれば知識が少なくても解ける問題や身近な例で2次元バーコードに関する問題が出題されていましたね。
原則、教科書からかけ離れた知識は出ないかと思います。
【対策は何が重要か】
・配点が高く、一番みなさんが気になるであろうプログラミングに関しては、学校の授業でプログラムを組む機会を大切にしましょう。おそらくPython、JavaScript、VBA、Scratchから1つを学校では取り扱い、パソコンルームで手を動かしながら教わる形かと思います。
そこでは特に教科書や先生からもらったプリントに書いてあるプログラムを丸写しするのではなく、自身で考えながら行うことが大切です。
学校の授業で取り扱うプログラミング言語によって有利不利は出るのか?と気になる方もいるかもしれませんが、結論ありません。共通テストで出題されるであろうものは共通テスト用のプログラミング言語で、そこは別途問題演習などで対策が必要ではありますが、学校の授業ではどの言語でも考えながら組んだ経験は対策に役に立ちます。そういった取り組みをしてきた人が点数をとれる作問になっているからです。
・情報社会の問題解決の分野は、用語の暗記も重要ですが、日々情報に関するニュースや事象に興味を持ちましょう。サイバー犯罪や個人情報、知的財産権に関するニュースはたくさん流れています。
【まとめ】
・サンプル問題と試作問題が公表されており、サンプル問題のあとに出た試作問題は難易度が緩和されていました。入試の変更の初年度ですので、今までの習わし通り「とてつもなく難しい」ということはないと予想されています。
・大学入試センターの問題作成はもはや「神業」です。情報という日常に関連度が高い、かつプログラミングやシュミレーションなど実体験が主となる内容もうまく筆記試験にしてくるでしょう。
ですので学校の授業を大切に取り組んでください。
いかがでしょうか? 情報Ⅰに不安がある方は、是非一度ポラリスアカデミア御茶ノ水校へお越しください! 御茶ノ水駅から徒歩3分!新宿駅、四ツ谷駅、秋葉原駅からも好アクセスですのでお待ちしております!!