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憧れの職業「士業」について徹底解説

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みなさんこんにちは

大学受験管理型予備校ポラリスアカデミア横浜校です。

今回は「士業」に関してです。

「士業」とは一番高校生の中で知名度が高いもので言うと「弁護士」が上げられます。「○○士」という名前の難関資格かつ人気の職業のことを士業と言います。

今回は「弁護士」「弁理士」「司法書士」「行政書士」についてどんな仕事かやなり方と難易度を解説して参ります。

 

①弁護士

・弁護士ってどんな仕事?

弁護士は、高度な法律知識を備えた専門家です。 主な仕事は法廷の内外で依頼者の権利や利益、人権などを守ることです。

ドラマとかでよく見る裁判の法廷で検察官と論争をしているのは刑事事件の弁護ですね。そのほかにも民事事件では、相手の弁護士と論争を行たっり、企業に対しては顧問弁護士と

して契約を結び、会社の法律相談やトラブルの解決に当たることもあります。

弁護士に持ち込まれる依頼内容は、刑事事件、金銭トラブル、相続や交通事故の慰謝料等多岐にわたります。

・弁護士のなり方と難易度?

司法試験に合格した後、司法試験突破後は「司法修習1年+考試合格」を歴て弁護士となります。

司法試験はで日本3大難関試験と言われ。、とてつもなく高い難易度を誇っています。

合格者の平均年齢は26.6歳(令和5年実績)で合格率約45%となっておりますが、誰でも司法試験を受けられるわけではなく、「法科大学院課程を修了すること」「予備試験に合格す

ること」が受験資格に必要です。そこまでの課程を含めると血のにじむ努力をしてきた人たちが試験を受けて合格率が50%をきると考えると恐ろしいですね。ちなみに予備試験の最

終合格率は約4%ほどです。。。

予備試験は誰でも受験資格があります。法科大学院はそこに入るための試験があるのと入学後は法学部卒であれば2年、それ以外であれば3年かかります。

今回は法務省のホームページに公開されている各法科大学院ごとの司法試験の合格者の数を見ていきましょう。

そこを見ると合格者数トップが

1.京都大学法科大学院188名

2.東京大学法科大学院186名

2.慶應義塾大学法科大学院186名

4.早稲田大学法科大学院174名

5.一橋大学法科大学院121名

となっています。上記は法科大学院ですがその前段階の各大学の法学部のボーダー偏差値は67.5(河合塾模試より)の最難関大学となっています。

これだけ見ると、結局のところ、東大・京大をはじめとした最難関しか受かっていないのか?となりますが実際に他の法科大学院からももちろん合格者は出ています。

例:学習院大法科大学院8名・専修大法科大学院10名など。

お給料は高いです!年収が高い職業ランキングでトップ5には必ず入るようなレベルです。

弁護士といっても弁護士事務所に就職する形か独立開業するかによって違いますがこれだけ難関試験を突破しないとなれないためですね。

 

②弁理士

・弁理士ってどんな仕事?

弁理士とは知的財産に関する専門家です。 新しい発明や考案をしたときに、皆さんもよく聞く「特許」を取るときに、弁理士に相談して、特許権や実用新案権を取得します。そのサポートや相談を行うのが弁理士です。学生の方からするとあまり聞き慣れないかもしれませんが難関資格です。

2023年に放送していたテレビドラマ「それってパクリじゃないですか?」を見たことがある人は青の感じなので想像しやすいかもしれませんね。

・弁護士のなり方と難易度?

弁理士試験に合格して、日本弁理士会の実務修習を終えた後に弁理士登録をする流れになります。

弁理士試験の合格率は6.1%でとても難関試験となっています。特許庁が発表している弁理士試験合格者出身大学(令和5年度)は以下となります。

1.東京大学

2.京都大学

3.早稲田大学

3.慶應義塾大学

5.東京工業大学

5位に東京工業大学(現東京科学大学)があるように実は理工系出身者の合格率が約70%をしめます。理系に人気の資格と言えますね。

特許には技術分野の知識も必要なため理工学を学んだ人が有利な側面もありますがもちろん法学的な観点も必要です。

 

③司法書士

・司法書士ってどんな仕事?

登記手続きの専門家として、不動産を買うときに書類提出を手伝ってくれるなど不動産登記時や法人登記を行います。他にも裁判事務や会社に法律的な観点からアドバイスをすることもあります。

裁判所、法務局、検察庁へ法務的な官庁に提出する書類を作成するのも司法書士が行う仕事です。

・司法書士のなり方と難易度?

基本的に国家資格である司法書士試験を合格すればなれます。受験資格は特にありません。

ですがなんと合格率が約4%となっています。理由としては合否判定の際に一定の基準以上の点数の人からさらに相対的に評価し高い人が合格となるからです。

学歴は受験資格に関係ありませんが、かなりの勉強時間が必要です。

 

④行政書士

・行政書士ってどんな仕事?

経営と法律の専門家として、個経営上の法律に関する相談にのったり、行政手続きを代行したりします。具体的には、県庁や市役所、国などの機関に提出する書類などを代理を行ったりします。 助成金の申請なども行っており、行政書士に依頼できる内容の種類は多いですね。

・行政書士のなり方と難易度?

基本的には国家資格である行政書士試験を合格すればなれます。受験資格は特にありません。20歳から行政書士会に登録できその業務をスタートできます。

合格率が約10%となっています。

公務員を長年やると行政書士に登録も可能で公務員退職後はじめる方もいるようですね。

⑤税理士

・税理士ってどんな仕事?

税理士は税金関連のスペシャリストです。納税義務者を支援し、申告納税制度の適正かつ円滑にサポートします。

これを読んでくれているのが学生さんだったら税金というと消費税が身近ですが他にも多くの税があり、納税に当たって方法、計算、書類などとても複雑です。

間違えて税金を納めないとすると大変なことになりますので税理士は心強い味方です。

・税理士のなり方と難易度?

国家試験である税理士試験に合格することが必要です。

そして税理士事務所などで「租税または会計に関する事務」の実務経験が 2 年以上あれば、日本税理士会連合会に登録して税理士として仕事をすることができるようになります。

また受験資格は以下になります。(東京税理士会HPより引用させていただきます)

税理士試験のうち、会計学科目(簿記論・財務諸表論)は受験資格がありませんので、年齢・学歴等に関係なく誰でも受験することができます。
税法科目については、受験できる人は、次のいずれかに該当する人になります。
1. 法学部、経済学部、商学部、経営学部などの大学または短期大学を卒業した人
2. 1.の学部以外でも社会科学に属する科目を履修し大学または短期大学を卒業した人
3. 大学3年生以上で社会科学に属する科目の必要単位をすでに履修した人
4. 専門学校修了者で社会科学に属する科目を履修した人
5. 日商簿記検定1級合格者・全経簿記検定上級合格者
6. 税理士事務所などで会計に関する仕事を2年以上経験した人など

合格率は約15%ほどです。受験資格者が限られる中この難易度はかなり難関ですね。

 

いかがだったでしょうか?

士業に就くにはどの大学や学部を受ければいいかなど気になる方は是非一度無料受験相談へお越しください。

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