定期テストと受験勉強は、どちらを優先した方がいいのか⁉
皆さん、こんにちは!
ポラリスアカデミア大宮校の橋本です。
今回は、
学校の定期テストへの取り組み方について、
考えていこうと思います。
もちろん結論は人によって変わります。
この記事では
どのようにして考えていけばいいのかということを
書いていきますので、
是非参考にしていただき、
自分なりの回答を見つけてください!
1.入試形式を決める
定期テストへの取り組みを考える前に、
皆さんが大学受験で使用する
入試の形式を決めなければなりません。
なぜなら、
どの形式を使うかで、
高校3年間で身に付けなければならない能力が
異なるからです。
まず大きく分かれるのが、
一般選抜を使うのか、
それ以外を使うのか、という点です。
一般選抜はいわゆるペーパー試験で合否を決める
試験のことです。
さて、問題はそれ以外ですが、
そもそも一般選抜以外にどんな入試方式があるかというと、
大きくわけて2つ、
総合型選抜と学校推薦型選抜とに分けられます。
総合型選抜とは、
以前はAO入試と呼ばれていたもので、
ペーパーテストだけでは測り切れない意欲や人間性、
大学との相性などを評価項目に入れ合否を判断する試験のことです。
活動報告書といった書類に加え、
面接や小論文などが試験で使われることが多いですね。
さて、最後に学校推薦型選抜ですが、
これはさらに、
指定校推薦と公募推薦に分かれます。
指定校推薦は皆さんも聞いたことがあると思いますが、
校内選考を勝ち上がった生徒だけが使える入試方式です。
また、公募推薦は指定校推薦と異なり、
評定平均など大学側が提示する条件をクリアすることができれば、
基本的には誰でも出願することが可能です。
今挙げたそれぞれの入試形式別に、
必要となる能力や実績について、
代表的なものを列挙すると
以下のようになります。
・一般選抜…学力
・総合型選抜…明確な目標や目的意識、活動実績、英語資格
・学校推薦型選抜…評定平均、英語資格
もちろん、これらは一般的なケースです。
例外はたくさんあり、
総合型選抜でも評定平均が出願条件になっている場合もあれば、
学校推薦型選抜でも学力試験が課される場合があります。
あくまで一般的な傾向として、
捉えていただき、
実際に自分の大学・学部が何で選考されるかは、
しっかりと入試要項や募集要項といった
大学側が公表している資料を確認するようにしてください。
2.定期テストが必要な人は、学校推薦型選抜の人だけ⁉
先ほどお示しした形式別の必要な能力を見ると、
評定平均が合否判定に絡む、
つまり定期テストの結果が大学受験に直結するのは
学校推薦型選抜のみという結果になりました。
ですので、
学校推薦型選抜を受ける人については、
定期テストの勉強は最優先です。
特に指定校推薦については、
ほぼ評定平均のみで決着がつきますので、
定期テストの前の期間はもちろんのこと、
普段の学習から学校の勉強を中心に進め、
しっかりと定期テストで点数を取れる勉強をする
必要があります。
問題はそれ以外の形式を使う人ですが、
大学受験のことだけを考えるのであれば、
定期テストの勉強の必要性は低いです。
語弊を恐れずに言うと、
一般選抜を受ける人であれば
定期テストの勉強をするよりは受験対策を参考書学習などで
進めていた方がよほど効率がいいです。
総合型選抜を受ける人も、
定期テストではなく英検の勉強をした方が
入試に直結するでしょう。
ただ、もちろん全員が
このように割り切れるわけではありません。
一般選抜などで大学に進学する人でも、
定期テストの勉強をした方がいい例はいくつもありますので、
最後にそういった例の一部を紹介したいと思います。
3.一般選抜を使う人でも、定期テストの勉強をした方がいいケース
基礎が定着していない生徒
定期テストの内容は当然基本的な内容になります。
ここが抜けている人は
定期テストがむしろいい目標になりますね。
参考書を用いた自学自習も、
どちらかと言えば基礎基本が身についている人向けの
学習となります。
ですので、そこまで定着ができていない人は、
学校の授業を主体にして学習を進めた方が、
定着度が高い可能性と思われます。
そういった方は、
まずは定期テストや学校の授業を有効活用しながら
基礎基本を身に付け、
その後本格的な受験勉強に入っていくといいでしょう。
低学年の生徒
特に高校1年生の方々は、
定期テストもしっかり勉強した方がいいです。
いろいろ理由はあるのですが、
主な理由として目標にしやすいから、
というものがあります。
高校3年生になれば、
模試の判定や過去問の点数といった
わかりやすい判断材料があるのですが、
低学年はそれがあまりありません。
そこで、自身の勉強の定着度合いや進捗度合いを測るのに、
定期テストは貴重な指標となります。
当然周りの生徒と同じ授業を受けているはずですから、
成績の差は自学自習の質や量となるでしょう。
周りの生徒と比べながら、
自身の学習が正しい方向で行えているのか、
確認するようにしましょう。
また、低学年ですと、
まだ入試形式を限定しきれないというのも
理由の1つです。
いくら学校推薦型選抜を使わないと思っていても、
2、3年生になって気持ちが変わっている可能性がないとは
言い切れないでしょう。
評定平均は3年間の平均を取ることが多いですから、
1年生のうちに完全に定期テストを放棄してしまうと、
学校推薦型選抜を受けたいとなったときに、
後悔することになるでしょう。
これらの理由から、低学年の生徒は定期テストの勉強も
力を入れるべきだと考えています。
まとめ
ということで、少し長くなってしまいましたが、
定期テストとの向き合い方について、
書いてみました。
実はこの考え方も、
「逆算」の思考で考えているということ、
わかっていただいたでしょうか。
大学受験の合格というゴールから逆算をして、
必要な能力や実績を考え、
それに定期テストの対策が必要かを考え判断します。
勉強だけではなく、
こういった行動の取捨選択においても必要な考え方ですので、
是非この「逆算」の思考を身に付けられるようにしましょう!
「…いろいろ受験方式が出てきて、自分にはどれが合っているのかわからない」
「定期テストと受験勉強を両立したいけど、なかなか時間が足りない…」
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