• 枚方校

大学受験の科目はどのくらい?ゼロからわかる新しい大学入試ガイド

  • 大学受験

こんにちは、ポラリスアカデミア枚方校です。

「志望校は決まりつつあるけれど、科目が大学・学部ごとに違って混乱する」
「共通テストと二次、私立の一般方式と共通テスト利用方式…何から確認すべき?」

こんな相談を、毎年高1〜高3の生徒・保護者の方から多くいただきます。
結論から言えば、入試方式→必須科目→配点→併願整合性の順で整理できれば迷いは激減します。

本記事では、多くの受験生が受ける一般選抜を中心に、国公立・私立で必要となる受験科目の基本をわかりやすく解説します。

新課程2年目となる2026年度入試で追加される「情報Ⅰ」にも触れながら、実務的な確認ポイントをまとめました。


1. 大学入試の種類を知ろう(全体像の把握)

大学入試は大きく一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の3種類です。

  • 一般選抜:学力試験中心。国公立は一次=共通テスト、二次=大学別試験が基本。私立は「大学独自の一般方式」か「共通テスト利用方式(単独型/併用型)」が主流。実施時期は概ね1〜3月。
  • 総合型選抜(旧AO):アドミッション・ポリシー適合を多面的に評価。書類・小論文・面接等。国公立で共通テストを課す大学も。時期はおおよそ9〜12月。
  • 学校推薦型選抜(旧推薦):高校長推薦で受験。書類・小論文・面接が中心で、大学により基礎学力試験あり。時期は概ね11〜2月。

本記事は、一般選抜の受験科目にしぼって解説します。


2. 国公立大学の受験科目(一般選抜)

国公立は共通テスト+個別学力検査(二次)が基本設計です。

2-1 共通テストの基本

  • 国立大学:従来の5教科7科目から、2025年度入試より原則6教科8科目へ。 新教科の「情報(情報Ⅰ)」が加わります(※一部大学は情報を選択扱いにする場合あり)
  • 公立大学:3〜4教科で出願可能な大学もありますが、半数以上は5教科を求めます。募集要項で必ず確認しましょう。
文系学部の共通テスト(一般例:6教科8科目)
  • 外国語(基本は英語)
  • 数学2(数ⅠA/数ⅡBC など)
  • 国語
  • 情報(情報Ⅰ)
  • 理科
  • 地歴・公民から2科目
    ※大学・学部で必須指定や選択組合せが大きく異なります。
理系学部の共通テスト(一般例:6教科8科目
  • 外国語(基本は英語)
  • 数学2(数ⅠA/数ⅡBC)
  • 国語
  • 情報(情報Ⅰ)
  • 理科2科目(物理/化学/生物/地学)
  • 地歴・公民
    ※こちらも大学・学部により例外や指定あり。

2-2 個別学力検査(二次試験)

  • 文系:英語・国語・数学・地歴公民から1〜3教科が基本。難関大学では4教科を課す場合も。
  • 理系:英語・数学(ⅠAⅡBⅢC)・理科から2〜3教科が基本。東大・京大などで4教科パターンもあります。

重要:**「共通テストで広く」「二次で深く」**が国公立の王道。科目指定や配点の比重は志望校で大きく変わるため、最新の募集要項を必ずチェックしてください。


3. 私立大学の受験科目(一般選抜)

私立は大学独自の一般方式共通テスト利用方式(単独型/併用型)が中心。いずれも2〜3教科が一般的です。

文系学部の例

  • 一般方式:英語+国語+地歴/公民から1 など、大学ごとに2〜3教科の組合せ。
  • 共通テスト利用方式:英語+国語+地歴/公民から1 など、基本は2〜3教科。
    ※必須科目の指定・配点・傾向は大学により大きく異なります。

理系学部の例

  • 一般方式:英語+数学(数Ⅲ指定のケースあり)+理科1 などで2〜3教科。
  • 共通テスト利用方式:英語+数学+理科1 などで2〜3教科。
    ※同じ「2〜3教科」でも、大学ごとの必須・選択・配点が戦略を左右します。

4. 科目選択で失敗しないためのポイント

  1. 方式を先に固定
    一般/総合型/推薦のどれで勝負するかを最初に決める。一般なら**国公立(共通+二次)私立(一般 or 共通テスト利用)**を定義。
  2. 配点×得意で武器をつくる
    得意科目かつ高配点=得点源。逆に低配点の苦手は最小工数で失点回避を狙う。
  3. 新課程「情報Ⅰ」への備え
    暗記偏重ではなく、論理・アルゴリズム・データ活用の初歩を早期に押さえ、形式慣れを作る。
  4. 併願全体の整合性
    大学ごとの要求がバラバラだと準備が分散。共通化できる選び方で学習効率を上げる。
  5. 最新要項の確認をルーティン化
    配点・必須・選択枠は毎年更新される可能性あり。志望校×併願校のPDFを一括保存しておくと迷いにくい。

まとめ

  • 国公立は共通テスト+二次が基本。2025年度入試からは原則6教科8科目(情報Ⅰが追加)に移行。一部例外や選択扱いの大学もあるため要項確認は必須。
  • 私立は文理ともに2〜3教科が一般的。ただし必須科目・選択可否・配点は大学差が大きい。
  • 迷ったら、方式→必須→配点→併願整合性の順で整理。必要科目の把握と優先順位づけが、学習効率と合否に直結します。

【お知らせ】無料受験相談のご案内(枚方校)

ポラリスアカデミア枚方校では、受験生や保護者の方に向けて 無料受験相談 を実施しています。

ご相談内容の一例

現状診断(苦手科目の特定/志望校とのギャップ)

定期テストの復習を受験勉強につなげる学習プラン提案

他教科と両立できるスケジュール作成サポート

お申込み方法(いずれかでOK)

公式LINE:https://lin.ee/tgPSsXh

お電話:072-808-8127

受験相談フォーム:https://forms.gle/JfEoXj6XZLBc33ML6


【特別告知】

11月15日(土)、吉村学長による1:1個別受験相談@枚方校 を実施します!

席数に限りあり

専用フォームからお申込み:https://forms.gle/JfEoXj6XZLBc33ML6

もしくは公式LINEで「11/15個別相談希望」とメッセージでもOK

当日はその場で「逆算プラン作成」や「週次スケジュール設計」まで行います。


【無料自習室開放】

ポラリスアカデミア枚方校では、自習室を 無料開放 しています。

月〜土:10:00〜22:00

日曜:10:00〜18:00

予約不要・出入り自由

学校帰りや部活終わりでも利用OK!

静かで集中できる環境で、みなさんの勉強を全力でサポートします。


執筆:ポラリスアカデミア枚方校 講師・松原