• 京都校

同志社大学の英語対策|合格最低点・レベル・勉強法を解説

  • 大学受験

1. はじめに:同志社大学合格への英語攻略

同志社大学合格への道のりで、英語は大きな壁と感じている方もいるのではないでしょうか?
長文が難関として立ちはだかり、対策に苦労している方も多いでしょう。しかし、正しい戦略と適切な準備があれば、必ず攻略できます。

この記事では、同志社大学の英語入試を突破するための具体的な対策を、合格最低点、試験のレベル、そして効果的な勉強法といった多角的な視点から解説します。

まず、同志社大学の英語入試の特徴は「超長文」です。分量に圧倒されがちですが、難易度自体は必ずしも非常に高いわけではありません。対策として重要なのは、長文の量に慣れることと、時間配分を意識した練習です。

項目

内容

対策

長文の量に慣れる

対策

時間配分を意識した練習

その他、頻出単語・熟語の暗記、文法事項の理解、読解問題の演習など、多岐にわたる対策が必要となります。
これらの対策を、段階的に、そして効果的に進めていくための具体的な方法を、この先の記事で詳しく説明していきます。

同志社大学合格という目標達成のために、この記事が皆様の英語学習の羅針盤となることを願っています。

2. 同志社大学入試の英語概要

出題形式と配点

同志社大学の英語試験の出題形式と配点は、全学部日程と個別学部日程で共通です。配点は学部によって異なり、グローバル・コミュニケーション学部英語コースの英語重視型は250点満点、理工学部・生命医科学部の数学重視型は100点満点ですが、それ以外の学部は200点満点です。試験時間は学部や年度によって多少変動することがありますが、おおむね100分程度です。

大問は3題で構成されており、それぞれ以下の形式です。

大問1:長文読解問題。空所補充、同意語、下線部解釈、整序問題、内容一致などが出題されます。
大問2:長文読解問題。大問1と同様の形式に加え、和訳問題も含まれます。
大問3:会話問題と英作文。会話問題は空所補充形式で、英作文はテーマに沿って記述します。

配点の詳細は以下の表の通りです。

大問

設問内容

配点(目安)

問題数(目安)

小計(目安)

1

空所補充, 同意語, 下線部解釈など

各2~8点

各1~9問

70点前後

2

空所補充, 同意語, 下線部解釈, 和訳など

各2~11点

各1~9問

80点前後

3

会話, 英作文

各5~10点

各1~8問

50点前後

合計

200点

学部ごとの傾向としては、文学部は比較的記述問題の比重が高く、経済学部や法学部、商学部などは読解問題が中心です。詳細な配点は年度によって変動するため、過去問を確認することが重要です。

合格最低点と目標点数

同志社大学の合格最低点は、学部・学科・年度によって変動します。参考資料によると、2024年度入試(2023年4月~2024年3月)の結果に基づくデータが掲載されています。

しかし、学部学科別の詳細な最低点の情報は開示されていませんでした。パスナビには、「(独)・・・大学独自の換算 (偏)・・・偏差値換算がされている (%)・・・最低点を得点率で公表している (非)・・・換算の有無、方式等は非公表」との記載があり、大学が公表していない情報に関しては掲載がないことが分かります。

目標点数を設定する際は、過去の合格最低点を参考にしながら、余裕を持った点数を目指しましょう。一般的には、合格最低点よりも10~20点上を目指すのがおすすめです。

目標点数を設定することで、学習計画を立てやすくなり、モチベーションの維持にも繋がります。

同志社大学の入試科目配点は学部学科によって異なりますが、英語の配点は多くの学部で高くなっています。
英語で高得点を取れるかどうかが、合否に大きく影響するため、重点的に対策を行いましょう。

参考資料:同志社大学/合格最低点|大学受験パスナビ:旺文社

3. 同志社大学入試の英語レベル

求められる英語力

同志社大学では、グローバル社会で活躍できる人材育成のため、高い英語力が求められています。新カリキュラムでは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を基準とした4つのレベル(Basic, Pre-Intermediate, Intermediate, High Intermediate)に分け、入学前のプレイスメントテストで学生のレベルを判定します。

各レベルはCEFRのレベルに相応し、卒業までにHigh Intermediate(B2レベル相当)を目指します。B2レベルとは、社会生活に必要な幅広い話題を理解し、自分の意見や主張を明確に伝えられるレベルです。具体的には、

  • 日常会話やビジネスシーンでのコミュニケーション

  • 専門分野の文献や論文の読解

  • 国際会議や学会発表でのプレゼンテーション

などが求められます。

レベル

CEFRレベル

説明

Basic

A1-A2

英語の基礎を固め、簡単なコミュニケーションが取れる

Pre-Intermediate

A2-B1

日常生活である程度のコミュニケーションが取れる

Intermediate

B1

社会生活に必要な幅広い話題を理解し、自分の意見を伝えられる

High Intermediate

B2

専門分野の文献や論文の読解、学会発表などが可能

同志社大学では、学生一人ひとりのレベルに合わせたきめ細やかな指導を行い、卒業までに高い英語力を身につけるためのサポート体制を整えています。

過去の入試問題分析

同志社大学の英語は、長文読解2題と会話文1題で構成されています。長文読解は関関同立で最長の英文量で、速読力と正確な読解力が求められます。設問は素直なものが多く、8割以上を目指しましょう。

年度

英文量

難易度

目標点

2020年度

長め

標準

160点以上

2019年度

多め

標準

160点以上

2020年度は2019年度に比べ英文量は増加しましたが、問題の難易度は標準レベルで、合格最低点も上昇傾向にあります。2019年度も英文量は多く、速読力が重要です。構文は難解ではなく、論理展開も明快で、語彙に関しても前後関係から推測可能なものが多い傾向でした。会話問題も同様で、特殊な表現ではなく文脈から解答を導き出せるものが出題されました。

どちらの年度も、試験時間100分に対し英文量が多いため、過去問演習を通して速読力を鍛えることが重要です。設問内容は素直なものが多く、高得点を狙うことが可能です。

4. 同志社大学入試の英語対策:全体戦略

おすすめの勉強法

同志社大学の英語試験で高得点を取るには、戦略的な学習が不可欠です。限られた時間を有効に使い、効率的な学習を心がけましょう。

まず、単語学習においては、「必携英単語LEAP」のようなレベルに合わせた単語帳を選び、発音も確認しながら、1日100語を目標に繰り返し学習することが重要です。単語帳の何周もこなすことで、単語の定着率が格段に向上します。

熟語学習には、「速読英熟語」を活用し、文章の中で熟語を覚えることで、実践的な語彙力を身につけることができます。音読を繰り返すことで、記憶の定着を促進する効果も期待できます。

文法学習においては、「英文法・語法Vintage」などの網羅系の参考書を用いることが効果的です。まずは基本的な文法事項を理解し、その後、演習問題に取り組むことで、知識の定着を図りましょう。もし、苦手意識がある場合は、「大岩のいちばんはじめの英文法」など、より平易な参考書と併用することで、スムーズに学習を進めることができます。

長文読解対策には、「パラグラフリーディングのストラテジー」や「英語長文ポラリス」シリーズを活用します。パラグラフごとの意味把握や論理マーカーへの着目、構文解析などを丁寧に行うことで、読解力を高めることができます。音読を繰り返すことで、英文への慣れを促進し、速読力も向上させることができます。

項目

おすすめ参考書

学習方法

単語

必携英単語LEAP

1日100語を目標に繰り返し学習

熟語

速読英熟語

音読を繰り返す

文法

英文法・語法Vintage
大岩のいちばんはじめの英文法

基本事項理解→演習問題

長文

パラグラフリーディングのストラテジー
英語長文ポラリス

パラグラフごとの意味把握
論理マーカーへの着目
構文解析
音読

スケジュール管理の重要性

同志社大学合格のためには、英語学習において効率的なスケジュール管理が不可欠です。限られた時間を最大限に活用し、着実に目標スコアに到達するため、計画的に学習を進めましょう。

同志社大学が提供するeラーニングシステム「スーパー英語」を活用すれば、単語、文法、リスニング、リーディングの4技能をバランスよく学習できます。「Placement Quiz」で自分のレベルを把握し、自分に合った教材を選択しましょう。

学習計画を立てる上でのポイントは以下の通りです。

  1. 長期的な目標設定

まず、いつまでにどのレベルに到達したいか、長期的な目標を設定します。例えば、「半年後にTOEICで〇〇点取得」といった具体的な目標を設定することで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。

  1. 短期的な目標設定

長期的な目標を達成するために、週単位や月単位で短期的な目標を設定します。例えば、「今週は単語を〇〇個覚える」「来月までに文法の〇〇章を終わらせる」といった具体的な目標を設定することで、学習の進捗状況を把握しやすくなります。

  1. 学習時間の確保

毎日、決まった時間に学習時間を確保しましょう。隙間時間を活用することも有効ですが、まとまった時間を確保することで、集中して学習に取り組むことができます。

  1. 定期的な見直し

計画通りに学習が進んでいるか、定期的に見直しを行いましょう。目標達成が難しい場合は、計画を修正することも重要です。

項目

内容

長期目標

半年後にTOEIC〇〇点取得

短期目標

今週は単語を〇〇個暗記
来月までに文法〇〇章終了

学習時間

毎日〇時間
隙間時間を活用

見直し

毎週〇曜日に進捗状況を確認

計画的に学習を進めることで、同志社大学合格に大きく近づきます。「スーパー英語」を効果的に活用し、合格を目指しましょう。

5. 同志社大学入試の英語対策:分野別攻略

長文読解:速読力と精読力のバランス、設問パターンへの対応

同志社大学の英語長文読解で高得点を取るには、速読力と精読力のバランスが重要です。限られた試験時間内で、素早く全体像を把握する速読力と、設問に対応する箇所を正確に読み取る精読力を鍛えなければなりません。

速読力を鍛えるには、英文を意味のかたまりごとに読むスラッシュリーディングや、返り読みをしない練習が効果的です。一方、精読力を鍛えるには、設問の根拠となる部分を丁寧に読み込み、論理展開を正確に理解する練習が必要です。

また、同志社大学の英語長文読解には、次のような特徴的な設問パターンがあります。

設問パターン

対策

内容一致問題

パラグラフごとに要点をまとめる練習

空所補充問題

文脈を理解し、適切な語句を選択する練習

指示語問題

指示語が指す内容を正確に特定する練習

推論問題

文脈から推測される内容を理解する練習

筆者の主張問題

筆者の意見や主張を正確に捉える練習

これらの設問パターンを理解し、それぞれの対策を講じることで、同志社大学の英語長文読解で高得点を狙うことができます。

参考情報が取得できない、または資料に適切な情報がありませんでした。以下、オリジナルの知識を基に出力します

同志社大学の英語長文は、テーマが多岐に渡り、専門知識を必要とするものも出題されます。そのため、様々な分野の英文に触れ、語彙や背景知識を蓄積することが大切です。同時に、長文全体の論理構造や筆者の主張を的確に捉える訓練も必要です。設問パターンとしては、内容一致、空所補充、指示語、推論、筆者の主張などが挙げられます。これらに対応できるよう、過去問演習を通して、各設問形式の特徴を理解し、効率的な解答方法を身につけることが重要です。

文法・語法:頻出分野の徹底理解、知識の体系化

同志社大学合格のためには、文法・語法問題を確実に得点源にすることが重要です。頻出分野を理解し、体系的に知識を整理することで、効率的な学習を進めましょう。

参考資料の情報が取得できない、または資料に適切な情報がありませんでした。以下、オリジナルの知識を基に出力します。

同志社大学の文法問題は、標準からやや難レベルの出題が中心です。基礎的な知識に加え、応用的な知識も問われるため、幅広い学習が必要です。特に、以下のような分野は頻出なので、重点的に対策しましょう。

分野

内容

動詞

時制、態、仮定法、助動詞、不定詞、動名詞、分詞構文など

名詞

可算名詞・不可算名詞、冠詞の使い方

代名詞

人称代名詞、指示代名詞、関係代名詞など

接続詞

等位接続詞、従属接続詞

前置詞

前置詞句、群前置詞

比較

原級、比較級、最上級

関係詞

関係代名詞、関係副詞

仮定法

仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来

これらの分野を学習する際には、問題演習を通じて知識の定着を図ることが重要です。間違えた問題は繰り返し解き、なぜ間違えたのかを分析することで、理解を深めることができます。また、文法問題集だけでなく、長文読解の中でも文法・語法の知識を活用することで、より実践的な力を養成できます。

英単語・熟語:効率的な暗記法、語彙力強化

同志社大学合格には、適切な単語学習が不可欠です。単語帳を最大限に活用するための効率的な学習法を解説します。

同志社大学の過去問分析によると、必携英単語LEAPに掲載されている単語で、多くの問題をカバーできることが分かっています。しかし、赤字のメイン訳語だけを覚えるだけでは不十分です。LEAPを活用する上で重要なのは、青字で記載されている関連語やニュアンス、例文まで丁寧に確認することです。単語帳を3周以上し、下記の点に注意して学習することで、同志社大学合格に必要な語彙力を身につけることができます。

周回数

学習内容

1周目

見出し語と意味、ニュアンスを覚える

2周目

1周目の復習、用例で実際の使い方を学ぶ

3周目

Tip(秘訣)と語の使い方で知識を深める

LEAPに掲載されている単語を例に挙げると、”reinforce”を「補強する」という意味だけ覚えていても、”The research also reinforces the general principle that…”のような文脈での理解は難しくなります。青字で記載されている「(考えなど)を補強する」というニュアンスまで理解することで、初めて文脈を正確に読み取ることができます。

このように、単語帳を最大限に活用し、単語の持つ様々な意味やニュアンスを理解することで、同志社大学の英語試験で高得点を目指しましょう。

英作文・自由英作文(学部によって異なる):書き方のコツ、添削の重要性

同志社大学の入試では、学部によって英作文もしくは自由英作文が出題されます。いずれも、合格を勝ち取るには避けて通れないものです。ここでは、それぞれの対策方法について解説します。

項目

対策

英作文

英作文は、指定されたテーマについて一定の文字数で書くものです。書き方のコツは、まず設問の指示を正しく理解することです。次に、自分の意見を論理的に展開していくことが重要になります。そのためには、序論・本論・結論といった構成を意識し、それぞれの部分で何を伝えるべきかを明確にしておく必要があります。また、文法や語彙の誤りは減点対象となるため、正確な英語で書く練習を積み重ねましょう。

自由英作文

自由英作文は、与えられたテーマについて自由に自分の意見を記述するものです。自由度が高い分、何を書くべきか迷ってしまう人もいるかもしれません。自由英作文のコツは、まず自分の意見を明確に持ち、それを裏付ける具体的な根拠を挙げることです。また、英作文と同様に論理的な構成を意識し、読み手に分かりやすい文章を心がけましょう。採点基準としては、内容に加えて表現力も評価されます。豊かな語彙や表現を用いることで、より高得点を狙うことができます。

添削の重要性

英作文・自由英作文どちらの場合も、添削を受けることは非常に重要です。客観的な視点からの指摘を受けることで、自分の弱点や改善点を把握することができます。添削は、先生や友人など信頼できる人にお願いしましょう。

特に近年頻出のテーマである環境問題、技術革新、国際問題に関する語彙は事前に準備しておくと良いでしょう。

リスニング:対策方法、練習問題の活用

同志社大学のリスニング試験対策は、英語全体の中でも特に重要です。配点比率も高く、試験問題の難易度も高いため、早期から計画的に対策に取り組む必要があります。ここでは効果的な対策方法と練習問題の活用法について解説します。

同志社大学のリスニング問題は、長文の内容把握や講義形式の出題など、多様な形式で出題されます。そのため、音声の速さやアクセント、話し方の癖など、様々な要素に対応できるリスニング力が求められます。

対策

説明

音声教材の活用

頻出単語や表現を覚えるだけでなく、実際に使われている場面を理解することが重要です。音声教材を活用することで、発音やイントネーション、会話の流れなどを自然に習得できます。

ディクテーション

音声を聞き取って書き起こす練習は、リスニング力強化に非常に効果的です。聞こえた音を正確に捉え、意味を理解する訓練になります。

シャドーイング

音声を聞きながら、少し遅れて同じ内容を話す練習方法です。発音やイントネーションの矯正、速さに慣れる効果があります。

過去問演習

実際の試験形式に慣れるために、過去問を活用しましょう。時間配分や問題の傾向を把握し、弱点克服に繋げます。

過去問は、同志社大学が公表しているものを利用するのが最適です。また、市販のリスニング対策問題集も効果的に活用できます。問題集を選ぶ際には、同志社大学の試験傾向に合致したレベルのものを選びましょう。

6. まとめ:万全の英語対策で同志社大学合格を目指そう

同志社大学合格のためには、英語で高得点を取ることが必須です。この記事で紹介した内容を参考に、自分に合った学習計画を立て、万全の対策を行いましょう。

同志社大学の英語入試は、学部によって配点や出題形式が異なります。そのため、志望学部の過去問を分析し、出題傾向を把握することが重要です。

英語の試験対策として、長文読解、文法・語法、英単語・熟語、英作文・自由英作文、リスニングなど、それぞれの対策をバランスよく行うことが大切です。

対策項目

内容

長文読解

速読力と精読力の強化、設問パターンへの対応

文法・語法

頻出分野の徹底理解、知識の体系化

英単語・熟語

効率的な暗記法、語彙力強化

英作文・自由英作文

書き方のコツ、添削を活用

リスニング

対策方法、練習問題の活用

同志社大学は、キリスト教主義、自由主義、国際主義を教育理念としています。これらの理念にも触れながら、学習を進めることで、より深い理解が得られるでしょう。

計画的に学習を進め、弱点克服に努め、本番では実力を出し切れるように準備しましょう。