【2025年度英検日程付き】大学受験のために英検受けるべき?その理由を徹底解説!
こんにちはポラリスアカデミア御茶ノ水校です!
「大学受験には英検が有利」という話、一度は聞いたことがありますよね?
そこで生まれるこんな疑問…
・なぜ英検は大学受験に有利なの?
・大学受験には何級取得がおすすめ?
・具体的にどの大学が有利になる?
・英検を持っていないと受験できない大学があるって本当?
・大学受験のための英検、意外な注意点ってなに?
これらの疑問、ポラリスアカデミア御茶ノ水校が丁寧な解説付きでまるっとお答えします!
有益情報たっぷりなので、ぜひ最後までご覧ください!
そもそも外検利用とは?
大学受験では、英検やTOEIC、GTECなどの英語外部検定試験(=外検)の結果を利用することができます。
大学側はこの外検を入試に利用することで、総合的な英語力(=読む・聞く・書く・話すの4技能)の評価を行うことをねらいとしています。
2024年入試で外検を利用した大学は462校。
なんと国公私立大学全体の60.6%を占める数です。
2024年でついに6割を超えましたが、年々増加傾向にあり、今後も増えていくと予想されます。
(出典:旺文社教育情報センター)
外検利用のメリットとは?
受験生にとっての外検利用入試のメリットは大きく分けて3つ。
ひとつずつ詳しく解説します!
①出願資格が得られる
総合型選抜や学校推薦型選抜などは、面接や小論文のみで受験することができますが、そもそもの出願資格として「英検2級以上」などの条件を設けている大学が多くあります。
外検利用ができる総合型・推薦型選抜のうち、出願要件を設けている大学は、なんと48.5%。
「資格をもっていないと受験のチャンスさえない」という大学が外検利用大学のうち約半数あるということですね。
また、一般選抜でも外検利用大学のうち20.0%の大学が出願要件として外検の級・スコアを設けています。
例:芝浦工業大学、立教大学など
②得点換算、加点措置が受けられる
得点換算とは、外検の級やスコアを英語(外国語)の点数として利用するもの。
例えば「英検2級=80点」「準1級=90点」などに換算してくれる制度です。
大学独自の英語試験も受験でき、いずれかのうちより良い得点で合否判定をしてくれる大学もあります。
外検利用ができる一般選抜のうち、68.8%の大学がこの得点換算を行います。
加点とは、大学独自試験の総合点などに対して「英検準2級+10点、2級+20点、準1級+30点」など、得点の追加をおこなってくれる制度です。
例:早稲田大学、千葉大学など
③受験チャンスが増える
大学入試の個別試験は一発勝負ですが、英検は複数回の受験チャンスがあります。
出願時までに指定の級・スコアを獲得できれば大学受験に利用することができ、より高い級・スコアを目指せばそれだけ有利になります。
さらに、級が不合格でも入試に利用できる場合もあります。(詳細はこのあと解説します!)
また、ひとつの資格を複数の大学の入試で利用できるので志望校選択の幅が大きく広がります。
比較的時間に余裕のある高1・2のうちに取得できれば、高3では受験勉強だけに集中することもできますね。
受験勉強の負担が軽減できることも大きなメリットといえるでしょう。
以上のように、外検を利用することで、単に英語の学力を示すだけでなく、入試の機会と選択肢が広がったり戦略的な受験計画が立てられたりできます。
外検の中でもなぜ英検がおすすめ?
では、TOEICやGTEC、TEAPなど数ある外検の中でもなぜ英検がおすすめなのか?
その答えは「採用率の圧倒的高さ」です。
(出典:旺文社教育情報センター)
外検利用可能な大学のうち、英検の採用率は一般選抜98%、総合型・推薦型選抜99%。どちらの選抜方法でもほぼ100%の採用率です。
「英検ならほとんどの大学で外検利用が使える」という状況です。
どの検定を受けるか悩んでいる人には、迷わず英検をおすすめします。
また、英検は中学・高校の学習内容と整合性が高いため、TOEICなどと比較して対策しやすく、高スコアを狙いやすいというメリットもあります。
英検何級取得がおすすめ?
大学受験のための英検には、「準2級、2級以上」がおすすめです。
英検の英語力の目安は、準2級で高校中級程度、2級で高校卒業・大学入試レベル。さらに準1級では大学中級程度です。
(出典:旺文社教育情報センター)
上記のグラフは各大学で利用できる外検の最易レベルを集計したものです。
もっとも低いレベルで準2級が必要です。
2級も取得していると、利用できる大学の選択肢が大きく広がります。
準1級取得者は、難関国公立大学の総合型選抜の出願要件や外国語・国際系の大学の一般選抜で加点措置なども受けられます。
例:早稲田大学文化構想学部など
大学によっては級だけでなく、スコアを重要視している場合もあります。
英検では「CSE」と呼ばれるスコアです。総合スコアだけでなく、4技能それぞれの細かいスコアも算出されます。
読む・聞く・書く・話すの4技能、それぞれのスコアの最低基準を設けている場合や級だけでなく総合スコアと両方が合否判定に利用される場合などがあります。
また、先ほど少し触れたとおり、スコアのみを利用できる大学もあります。
この際、級が不合格でもスコアを利用できる場合があります。
「あと1点で不合格だった…」という実績でも利用できるので、級の合格だけでなくスコアも高得点を意識するとよいでしょう。
英検で入試が有利になる大学はどこ?
英検で入試が有利になる東京都内の大学は、
国公立7校・私立89校あります。
入試に英検が利用できる都内の大学一覧(2025年2月現在)
【国公立:7校】
お茶の水女子大学/東京大学/東京外国語大学/東京海洋大学/東京藝術大学/東京都立大学/一橋大学
【私立:89校】
青山学院大学/亜細亜大学/跡見学園女子大学/桜美林大学/大妻女子大学/学習院大学/学習院女子大学/川村学園女子大学/環太平洋大学/共立女子大学/杏林大学/慶應義塾大学/工学院大学/國學院大学/国際基督大学/国士舘大学/こども教育宝仙大学/駒澤大学/駒沢女子大学/産業能率大学/実践女子大学/芝浦工業大学/淑徳大学/順天堂大学/上智大学/昭和女子大学/女子美術大学/白梅学園大学/白百合女子大学/杉野服飾大学/成蹊大学/成城大学/聖心女子大学/清泉女子大学/聖路加国際大学/専修大学/創価大学/大正大学/大東文化大学/高千穂大学/拓殖大学/多摩大学/玉川大学/中央大学/津田塾大学/帝京大学/帝京科学大学/帝京平成大学/デジタルハリウッド大学/東海大学/東京音楽大学/東京家政大学/東京家政学院大学/東京経済大学/東京工科大学/東京国際大学/東京慈恵会医科大学/東京女子大学/東京電機大学/東京都市大学/東京福祉大学/東京富士大学/東京未来大学/東京理科大学/東邦大学/東洋大学/東洋学園大学/二松学舎大学/日本大学/日本医科大学/日本経済大学/日本女子大学/日本体育大学/日本文化大学/文化学園大学/立教大学/文京学院大学/法政大学/星薬科大学/武蔵大学/武蔵野大学/明治大学/明治学院大学/明星大学/目白大学/ヤマザキ動物看護大学/立教大学/立正大学/早稲田大学
次回のブログでは、英検利用ができる東京都内の大学についてさらに詳しくご紹介します。ぜひご覧ください。
意外な注意点とは?
英検は、合格さえすれば一生涯有効な資格です。
ただ、大学受験に利用する場合は、出願時から2年以内と期限を設けている学校もあります。
つまり、中学生の頃に合格した級・スコアは利用できない場合があります。
大学受験を見据えて、逆算した英検取得のスケジュールを組むとよいでしょう。
2025年度 英検試験日程
最後に、2025年度の英検試験日程(団体試験・本会場)はこちら。
第1回 |
一次試験:6月1日(日) |
二次試験:7月6日(日)A日程/7月13日(日)B日程 |
第2回 |
一次試験:10月5日(日) |
二次試験:11月9日(日)A日程/11月16日(日)B日程 |
第3回 |
一次試験:1月25日(日) |
二次試験:3月1日(日)A日程/3月8日(日)B日程 |
詳細は英検公式HPでご確認ください。
いかがでしょうか?
御茶ノ水校では、大学受験を見据えた英検取得もサポートいたします。
おすすめの参考書や取り組み方、逆算した計画立てなど、なんでもご相談ください。
また、次回のブログでは英検利用ができる東京都内の大学について、より詳しくご紹介いたします。ぜひご覧ください!