【大阪公立大学への逆転合格】今から始めるべき勉強法とロードマップ

こんにちは。
ポラリス枚方校講師の松原です。
「今の偏差値では大阪公立大学は遠い…でも、どうしても行きたい。」
そんな高2生に向けて、今から逆転合格を狙うための現実的なロードマップをまとめました。
まず押さえておきたい最新事情。
大阪府は段階的に授業料・入学料の負担軽減を拡大しており、2026年度に大阪公立大学の全学年で“授業料・入学料の無償化を完成予定(府制度・所得制限なし)」と案内しています。
利用には申請が必要、対象は大阪府民であることなどの条件がある点も公式に明記されています。
詳細は大学公式/大阪府の案内で最新情報をご確認ください。(大阪公立大学)
無償化の期待が高まる一方で、志願者増=競争激化はほぼ確実。
だからこそ、高2の今から戦略的に積み上げれば、E判定からでも合格圏に入れます。
1|大阪公立大学の「いま」を把握する(難易度の目安)
学部ごとに必要学力は異なりますが、難易度レンジのイメージはおおむね以下(模試会社や年によって変動)。
文系は英・国・数(または社会)の基礎完成が前提、理系は数Ⅲ・理科の標準問題を“落とさない”力が鍵です。
※最新の配点・方式は必ず大学公式の入試要項で確認してください。
- 文学・獣医・一部理系上位:偏差値60前後〜
- 法・経・商・現代システム:偏差値55〜58前後
- 理・工:分野により52.5〜62.5相当
(出典や年度により差が出るため、最新の模試換算表と大学要項の二本立てで確認を。各学部の無償化制度は申請制で、段階的拡充を経て2026年度に全学年へ完成予定です。)(大阪公立大学)
2|逆転合格ロードマップ(高2秋以降〜受験年まで)
逆転合格=「いまE判定でも、基礎→標準→過去問の順で“取り切る”」こと。
ポイントはやる科目の的を絞る、回す順番を守る、反復速度を落とさない。
下は高2秋スタート想定のモデルです(部活生も回せる現実ライン)。時期は学校行事・模試日程に合わせて微調整してください。
■ 高2:いま〜年明け|基礎固め(インプット×精度)
- 弱点の特定:直近模試と学校テストを分析。「英文法の空所補充が弱い」「数ⅠAの確率が穴」など単元名で言語化。
- 英語
- 単語:『システム英単語』or『ターゲット1900』1冊を周回(毎日30〜50語+復習)。
- 文法:『Next Stage』『Vintage』を1周+やり直し印だけ再周回。
- 解釈:『入門英文解釈の技術70』→『基礎100』でSVOC可視化+音読。
- 数学
- 『青チャート』例題を2周(例題に絞る)。
- 計算15分ルーティン(因数分解・三角比・指数対数)。
- 穴単元(場合の数/整数/二次関数など)に補助問題集を当てる。
- 国語
- 現代文:語彙系(キーワード本)+設問根拠マーキングの練習。
- 古文:『古典単語315』+『富井の古典文法』等で助動詞→敬語→識別を詰める。
- 漢文:『早覚え速答法』で句形ベースを一気に入れる。
週サイクル例(平日2h/休日4〜6h)
- 英単語・古文単語:毎日10〜20分
- 英文法 or 数学例題:平日各40〜60分
- 週末:現代文読解or理社インプット+復習日
■ 高2:春休み〜高3春|標準演習(アウトプット量を増やす)
- 英語長文:『ハイパートレーニング①②』or『やっておきたい300→500』で根拠行の特定→音読3回。
- 英文解釈強化:『ポレポレ』で難構文を毎日1題。
- 数学:青チャートの発展例題へ。頻出分野は『プラチカ』(数Ⅲは『新スタ演』系も可)で標準〜やや難を習慣化。
- 国語:現代文は『アクセス基本→発展』。古文は『古文上達56』で和訳+根拠、漢文は『漢文道場』で反復。
- 共通テスト型:大問別トレで時間感覚を入れる(英リスニングは毎日15分)。
■ 高3:夏〜秋|過去問期(得点設計×時間配分)
- 共通テスト過去問:時間を計って年度別→分野別で弱点抽出。
- 大阪公立大・個別(2次)過去問:1周目は“実力把握”、2周目で配点×時間配分を最適化。
- 英語:『英作文トレーニング(竹岡)』等で減点されない型を固める。
- 数学:解答作成力を鍛えるため、記述模試過去問や『記述模試問題集』で途中式の見せ方を練習。
- 国語:『現代文読解力の開発講座』で論理読み、古文・漢文は頻出校の設問形式に合わせて仕上げ。
■ 高3:冬|仕上げ(落とさない範囲の最大化)
- 「必ず取れるゾーン」を広げる:英語の語彙・文法取りこぼし、数学の標準問題、国語の基礎設問を落とさない練習。
- 捨て問を決める勇気:時間内の総得点最大化=難問長考は避け、可処分時間を配点効率の良い設問へ。
- 過去問の錯問・再現ノートを直前期に毎日回す。
3|学びの順番を間違えない
- 単語・熟語 → 文法・公式 → 解釈・基本例題 → 標準演習 → 過去問
- 1冊主義:各分野**“決めた1冊”を3周**(×印だけ周回)
- 音読・手を動かす学習:英語は根拠→音読、数学は途中式を説明
- 毎日トレ:英単語・計算・リスニングは少量×毎日
- 可視化:誤答ノート/到達管理(例:青チャ例題◎△✕)
4|よくあるつまずき&処方箋
- 英語が読めない:語彙不足+構文不明のダブル。単語→解釈を先に。長文だけ増やしても“飛ばし読み癖”が残る。
- 数学が伸びない:青チャ例題の取りこぼしが原因。“見ればできる”を何も見ずに再現する練習を。
- 現代文が安定しない:設問の根拠行マーキング→選択肢の**「本文にないこと削る」**型で。
- 時間が足りない:解く順を決める(英長文は配点高→根拠取りやすい大問から/数学は得意分野→計算軽い設問から)。
5|無償化の最新情報について
- 大阪府の制度は段階的拡充。2026年度に全学年で入学金・授業料の完全無償化を完成予定。
- 申請が必要/大阪府民が対象などの条件がある。制度の詳細・対象・開始学年は必ず最新の公式情報で確認。(大阪公立大学)
6|「今日から」始める3アクション(高2版)
- 単語・計算の“毎日ルーティン”を決める(各15分)。
- 誤答ノートを作って、週1で“✕だけ”一気に潰す。
- 次の模試日から逆算して、各科目の“到達すべき1冊の進度”を週割に。
まとめ|逆転合格は「順番」と「反復速度」
- 基礎(インプットの精度)→標準(演習量)→過去問(時間配分)の順を崩さない。
- 1冊に絞って**×印だけ周回**、毎日回す。
- 大阪公立大は無償化期待で競争アップ。“落とさない力”で合格点を先に固める。
今の判定はスタート地点にすぎません。一緒に“届く設計”を描きましょう。
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執筆:ポラリスアカデミア枚方校
(制度・入試は変更される場合があります。最新の公式発表を必ずご確認ください:大阪公立大学の無償化案内/大阪府の制度概要。本文の制度部分はこれらの一次情報を基に記載しています。) (大阪公立大学)