【ポラリスアカデミア町田】東京慈恵会医科大学について分析してみた!合格法!スケジュール!

【ポラリスアカデミア町田】東京慈恵会医科大学について分析してみた!合格法!スケジュール!
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ポラリスアカデミア町田校です。
東京慈恵会医科大学(とうきょうじけいかいいかだいがく)は、日本の私立医科大学の中でも特に歴史と実績を持つ名門医科大学の一つです。以下に概要をまとめます。
■ 基本情報
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所在地:東京都港区西新橋
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設立年:1881年(創立は高木兼寛による「成医会講習所」)
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種別:私立
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略称:慈恵医大、慈恵(じけい)
■ 特徴
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臨床重視の教育
慈恵医大は「臨床の慈恵」と呼ばれるほど臨床教育に定評があります。学生は早期から臨床現場での実習を経験します。 -
教育・研究水準の高さ
医学部のみを設置しており、医学に特化した教育体制が整っています。基礎・臨床研究の両面に力を入れています。 -
系列病院の充実
大学病院のほか、分院(葛飾医療センター、柏病院、第三病院)など複数の附属病院があり、実習環境が豊富です。 -
高い国家試験合格率
医師国家試験合格率は常に全国トップクラスで、安定した教育成果を挙げています。
■ 入試情報(概要)
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入試方式:一般選抜(前期・後期)、学校推薦型選抜(指定校など)、大学入学共通テスト利用なし
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科目構成:英語・数学・理科(物理・化学・生物から2科目選択)
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小論文・面接あり
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倍率:私立医大の中でも倍率はやや高め(例年5〜10倍程度)
■ 卒業後の進路
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卒業生の多くは附属病院や関連病院での研修を行い、医師として各分野で活躍。
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大学院への進学、研究者の道を選ぶ者も一定数います。
【1】学力面の対策(一次試験対策)
▶ 科目構成
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英語(難関私立医大レベル、長文・英作文あり)
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数学(標準〜やや難、典型問題中心だがミスできない)
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理科2科目選択(物理・化学・生物)
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医学的な知識を応用させる問題は少なく、教科書範囲+標準演習で対応可能。
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▶ 対策のポイント
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共通テスト型ではないので、記述・論理力を重視する学習が必要。
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過去問演習を中心に、出題傾向の徹底分析を。
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時間配分と正確性のトレーニングが重要(時間に余裕がない)。
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理科の記述力強化(計算・考察・理由説明に強くなる)
【2】二次試験対策(面接・小論文・適性検査)
▶ 面接(個人面接)
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慈恵の面接は**「厳しい」と言われる医大面接の代表格**。
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深掘りされるため、表面的な回答は通用しない。
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模擬面接を重ねて、自分の志望理由・医師としての覚悟・医療倫理について話せるようにしておく。
▶ 小論文
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医療倫理、少子高齢化、安楽死、AIと医療など、社会的視点と倫理観が問われるテーマが出題。
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医学系ニュースや医療制度に日頃から関心を持ち、自分の意見を論理的に書く訓練をする。
▶ 適性検査
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一般的には心理テスト・性格診断的な内容。
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特別な対策は不要だが、正直かつ一貫した回答が望ましい。
【3】人物評価と志望理由の深堀り
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慈恵は「人を診る医師」を養成する大学として、学力だけでなく人間性・目的意識・協調性を非常に重視。
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医師としての適性、覚悟、リーダーシップ、共感力なども見られる。
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医療体験やボランティア経験があれば、しっかりと言語化しておく。
【4】その他の対策
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**推薦入試(公募・指定校)**もあるが、評定平均や校内選抜が必要で、競争率も高い。
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**地域枠(東京都など)**を利用する場合は、卒後の勤務義務に注意。
まとめ:合格のために必要な力
項目 | 求められるレベル |
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学力 | 最難関私立医大レベル(偏差値72~) |
面接力 | 医療倫理・志望動機・人間性を深掘りされても答えられる力 |
小論文 | 論理性+医療知識+倫理的思考 |
情報力 | 医療ニュース・制度などへの関心と理解 |
🔶 推奨参考書一覧(科目別)
【英語】
分野 | 参考書 | ポイント |
---|---|---|
文法 | 『Next Stage』『Vintage』 | 短期間での網羅と演習に向いている |
長文読解 | 『やっておきたい英語長文500・700・1000』 | 慈恵レベルに対応するには700以降は必須 |
英作文 | 『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』『ドラゴンイングリッシュ』 | 慈恵の自由英作文に対応できる表現を習得 |
過去問 | 『慈恵医大 過去問10年分』 | 医学部特有の語彙・構成を体得する |
【数学】
分野 | 参考書 | ポイント |
---|---|---|
基礎 | 『チャート式(青)』『基礎問題精講』 | 基礎の確認・典型問題の定着に |
標準〜応用 | 『1対1対応の演習』『やさしい理系数学』 | 思考系・記述に強くなる |
総合演習 | 『医学部への数学』『医学部攻略の数学』 | 難問・奇問というよりも「標準を確実に解ける力」重視 |
過去問 | 『慈恵医大 過去問』 | 時間配分と誘導の理解に注意して演習 |
【理科】
■ 化学
分野 | 参考書 | ポイント |
---|---|---|
基礎〜標準 | 『重要問題集』『化学の新演習』 | 知識+計算力を高める |
思考力系 | 『鎌田の理論化学』『宇宙一わかりやすい化学』 | 抽象概念の理解に |
過去問 | 慈恵医大 過去問 | 記述力・グラフ読みなどに注意 |
■ 生物
分野 | 参考書 | ポイント |
---|---|---|
知識整理 | 『大森徹の最強講義』『生物基礎・生物の完全制覇』 | 記述力重視の慈恵対策に向く |
演習 | 『標準問題精講 生物』『リードα』『生物重要問題集』 | 問題文が長めで論理性が問われる傾向あり |
■ 物理(選択者向け)
参考書 | ポイント |
---|---|
『良問の風』『名門の森』 | 慈恵では物理選択も一定数、標準問題を正確に |
『重要問題集』『新物理入門問題演習』 | 記述型対応も含め訓練 |
【小論文・面接】
種類 | 参考書 | ポイント |
---|---|---|
小論文 | 『小論文テーマ別 医学・医療系』『キーワードで書く医系小論文』 | 医療倫理・医療制度・AI医療などに慣れておく |
面接対策 | 『医系の面接』(河合塾)『面接の達人 医学部編』 | 慈恵の深掘り面接に備えるには要模擬面接 |
🔷 合格までのスケジュール例(高3生向け)
時期 | 学習内容 | ポイント |
---|---|---|
4〜6月 | 英数理の基礎固め(チャート、精講、英文法) | 苦手分野の早期把握と演習中心 |
7〜8月 | 応用レベルの演習開始、医学部系問題集へ | 長文読解や記述数学などに重点シフト |
9〜10月 | 過去問演習開始(5年分以上) | 時間配分や解答構成を訓練、小論文も徐々に導入 |
11〜12月 | 志望校別対策・面接練習・過去問繰り返し | 苦手補強とアウトプット中心へ |
1月 | 私立医学部入試本番(共通テスト不要) | 慈恵に焦点を絞った最終調整、体調管理も重要 |
2月 | 慈恵医大の一次・二次試験 | 小論文・面接でしっかり自己表現できるように |
🔸補足
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慈恵は「難問奇問」は出にくいが、ミスをしない正確さ・理解の深さ・記述力が要求されます。
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過去問の解き直しと、面接練習の繰り返しが鍵です。
✅ 東京慈恵会医科大学の主な魅力
1. 臨床重視の教育方針(=“臨床の慈恵”)
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低学年のうちから早期臨床体験が可能。
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「患者さんに向き合う力」を養う指導が徹底しており、現場力が育つ。
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シミュレーターだけでなく、生の現場でのOJTが豊富。
2. 医師国家試験の高い合格率
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例年、全国でも**トップクラスの合格率(90%台)**を維持。
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実力主義ながらも、手厚いサポート体制により全員を底上げ。
3. 品格ある伝統と歴史
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創立は1881年。日本初の西洋医学に基づく私立医学校。
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**「病気を診ずして病人を診よ」**という創設者・高木兼寛の理念が現在にも生きている。
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名門私立としての社会的信頼度が非常に高い。
4. 充実した附属病院ネットワーク
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本院(新橋)+3つの分院(葛飾・柏・第三病院)を持ち、幅広い臨床経験が可能。
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都心・郊外どちらの医療環境も体験できる。
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卒後研修・専門医取得にも非常に有利。
5. 教育と人間性のバランス
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医学的知識だけでなく、患者との信頼関係の築き方なども丁寧に指導。
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面接や小論文で「人間性」を重視する姿勢からも、それが伺える。
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学生間の雰囲気も穏やかで、利他的・協調的な文化が根付いている。
6. 少数精鋭・手厚い指導
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学年定員110名(私立医大としては小規模)。
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一人ひとりに対するきめ細かな指導が可能。
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教員との距離が近く、質問・相談がしやすい環境。
7. 高い就職力・進路の自由度
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卒業後は慈恵の研修病院に進む生徒が多いが、他大学・病院への進学や留学も可能。
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医師としての基礎と応用の両立ができるため、将来の選択肢が広い。
🩺 こんな人に向いている大学
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患者に寄り添える医師になりたい人
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臨床現場での経験を早く積みたい人
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伝統・人格形成を重んじる環境で学びたい人
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チーム医療の一員として活躍したい人